レッドクリフ PartⅡ

やっぱりパートⅠしか見ないのは消化不良よねと、パートⅡを見てきたのですが。

「はっはっ、見ろ、人がゴミのようだ」 (byムスカ大佐@天空の城ラピュタ)

……というセリフを強烈に思い出させる映画でした( ̄○ ̄;)
パートⅠでもそうでしたけど、戦争の本質を否応なしに見せつけてくれたと思います。
とにかく人が死ぬ。
たくさんの人が次から次へと、まるで物体のように斃れていく。
その数は半端じゃありません。
1人の人間が1個の武器として使われ捨てられていくさまに、
人が死ぬことへのあらゆる感覚が麻痺していくように感じました。
日頃「戦争は悲惨だ」といくら見聞きしていても、それは単なる知識でしかなく、
経験のない自分に何もわかるわけがありません。
でもこの映画は、その戦争を擬似的とはいえ体験させてくれました。
戦争の恐ろしさは、人が人を殺すことによって生まれる悲劇だけでなく、
人が人でなくなることにあるのかもしれません。
戦争は上の者の思惑によって始まりますが、命を賭けるのはいつも一番下の国民。
彼らにとって大切なのは、おそらく勝つか負けるかではなく、
まずは生きるか死ぬかということになるのでしょう。
あんな戦にかりだされたら、私はまず生きて帰れない確信があります……。

ドラマとしては、中途半端だったパートⅠにくらべてはるかに面白い仕上がりでした。
人間もうまく表現されていましたし、特に曹操、周瑜、孔明の三者三様の策略は面白く、
いかにも「ハラハラさせてやるぞ」と言わんばかりの構成が見事でした。
メインの水上戦は随所に立ち上る火柱の美しさ(!)に目を奪われます。
しかし、実はその後の白兵戦のほうがずっと迫力があるのですけど。(苦笑
ラストは多分みなさん突っ込んでるんだろうなあと思いますが……。
普通あの展開だったら、曹操にとどめをさしますよね?
あそこまで追いつめたのに、突然みんな「もういいやー」みたいになって曹操を逃してしまって、
私は「ええええ、わからん!」となっておりました。(笑
正史でも演義でも曹操は逃げているので殺すわけにはいかないのはわかるんですけど、
だったらそういう流れにすることはできなかったんでしょうか~。
あの逃がし方はものすごく納得いかないんですけどー!?

個人的に嬉しかったのは、孫権がちょこっと成長していたこと。(笑
パートⅠでは血の気の多いお坊ちゃんぽくて「ちょっと?」と思ってたんですけど、
なかなかの君主ぶりを見せていて安心(?)しました。
ツッコミどころは色々ありましたが2つほど。
赤壁って戦後につけられた地名ですよね?
この戦いのすさまじい炎で岸壁が赤く染まったからそういう名になったと昔読んだのですが、
そういう描写がなかっただけでなく、なんと曹操が持ってた地図にすでに「赤壁」の地名が!
これくらい、まあいいんでしょうね。(苦笑
あとですね、これすごく気になるんですけど、鎧がすごく脆いんですよね。
矢がブスブス真ん中から刺さっちゃって、何の防御の役割も果たしてないんですが……。(汗

それはともかく(苦笑)、この作品は映画館で見るに限ります!!!
テレビで見たら多分面白くない。いや、絶対面白くない。
大スクリーンで、あたかも目の前で起きているかのような感覚を味わうべき作品だと思いました。

ブログパーツで予告作ってみました♪
音楽と画像の長さが全然合わなくて、思いのほか悪戦苦闘。
出来合いの画像から選ぶので、なかなかうまいこといかないです。

6 Comments

スナッチャー  

映画館で見るに限る作品

ワタシもそう思いました~~。

「戦争は嫌だ~~」
ってつくづく思わせ・・・

でも、赤壁から千年に以上経っても
どこかでやってる人間は、
本当に学習能力がないっていうかな~~はぁあああ

2009/04/30 (Thu) 19:09 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■スナッチャーさん

ホント、内容よりも映像として楽しむ作品でしたよね。

人間は歴史には学ばないってことなんですよね……。
有史以来、戦争のなかった世紀はないですもんね。

2009/04/30 (Thu) 23:09 | EDIT | REPLY |   

Aki_1031  

赤壁の戦いって水上戦と聞いていたのに、
映画館に行ってみると、いかに火力を使って火柱を上げるかに
なっていて驚きました(笑)。
そうか、赤壁の戦いって水攻めではなく火攻めだったのか…みたいなvv
でもあの迫力は、巨大スクリーンでみてナンボですよね♪
これでもかと言わんばかりの人海戦術と広い地形を利用した映画、
チャイナ映画の特徴をよく表していると思います。

ところで予告編みましたよー!
これは予想以上に頭を使いそうですね~。
でも、色んな人が自らのセンスを生かして
予告編を作って不特定多数に披露できるなんて、ネットって凄いな!
なんちゃってプロにとっては、本当に厳しい世の中に
なったものだなぁ…とヘンなところに感心してしまいました(笑)。

2009/05/01 (Fri) 20:43 | EDIT | REPLY |   

リューザキ弾正  

え??もしかして・・・

「未来への最終決戦」って・・・
もしかして、今回が完結編ですか?(*_*)
私は、こういうものは、三部作と決まっているものと

まぁ、中国のあの辺は土が元々赤いですし(←現地見た人^^;)
途中から、いきなり黄土になるのは、驚きますよ~(今回関係ありませんが^^;)

テレビのコマーシャルで、「GWは・・・オーシャン・ビュー♪
ナイト・クルージング♪キャンプ・ファイアー♪」
と、「レッド・クリフ」が宣伝されていて大爆笑しました(^^:)

2009/05/01 (Fri) 22:10 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■Akiさん

壁が真っ赤に染まるほどの炎を出さなくちゃいけないので、
かなりの火柱が上がってましたよねー。
あれはどこまでがホンモノでどこまでがCGなのかなあ。
仰るとおり、中国大陸だからこそのスケールでしたね!

予告編、使える画像が限られていて、
しかもそれが切り貼りできないのが難しかったです。
今はこういうお遊びツールで「○○ごっこ」がなんでもできちゃうんですよね。
誰でも何でもチャレンジできる今、
だんだんプロとアマチュアの線引きが難しくなっている気がします。
それはそれでいい面もあるでしょうけど、弊害もありそうです。

2009/05/03 (Sun) 16:05 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■リューザキ弾正さん

> もしかして、今回が完結編ですか?(*_*)
そうですよ!
突然ヘンなサブタイつきましたが(笑)、二部作なんですよ~。

> テレビのコマーシャルで、「GWは・・・オーシャン・ビュー♪
> ナイト・クルージング♪キャンプ・ファイアー♪」
わははは!
そんなこと言ってましたっけねー。
キャンプファイアーって、それその通りです。
あんなに派手なキャンプファイアーだったら私もやってみたいよ!(爆

2009/05/03 (Sun) 16:08 | EDIT | REPLY |   

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