「昇太・志の輔 夢の二人会」@りゅーとぴあ

4月9日、「昇太・志の輔 夢の二人会」に行ってきました。
落語会というものに出かけるのは、1年、いや2年ぶりになるんでしょうか。
会場に向かう道、桜がほぼ満開の状態でした。
しかし昼桜を愛でるには薄暗く、夜桜を楽しむには明るすぎる。
桜はいつでも美しいもんだと思っていましたが、どうやら死角タイムがあるようです。


「昇太・志の輔 夢の二人会」

志の輔師匠も昇太師匠も、私は生で聞くのは初めてです。
チケットは当然完売で、900弱の会場がぎゅうぎゅう。
今回はかなり早くチケットを申し込んだにもかかわらず、
またもやチケット運のなさをバッチリ発揮してしまい、狙っても当たらないような席に!
全体を見渡したい芝居と違って、落語は視線が一点集中型。
経験あるのですが、あまり極端な席だと結構辛いんですよね。
りゅーとぴあの劇場は奥行きが狭いので、後部席でも舞台の遠さをあまり感じませんが、
ただでさえ目が悪いもんですから、視覚的なものは覚悟していたんです。
ところが、細かい表情やしぐさは見えないものの、噺がテレビ並の近さで伝わってくるんです!
これには感動!!!
力量、と言ってしまえばそれまでですけれど、
お2人にはオーラとかありきたりな言葉では表せない何かがあって、
でもそれは決して近寄りがたいものではなく、むしろ私たちを引き寄せてくれるもので、
だからこそお2人ともこんなに親しまれているのだろうなあと納得した次第。

志の輔師匠昇太師匠なので、どちらかが古典でどちらかが新作かと思っていましたが、
お2人とも古典と、私的にはちょっと意外でもありました。
でも古典のままにおさまらないのがお2人でもありますが。
志の輔師匠は「八五郎出世」
番組表がどこにも出ていなかったので一応こうしておきますが、もとは「妾馬」です。
庶民と殿様という身分の違いが面白おかしく表現され、でもホロリとさせる部分もある。
「人には分相応がある」という一種の切なさみたいなものが常に漂っている噺ですが、
志の輔師匠オリジナルのサゲが巧く、まさにストンと落ちる感じでした。
昇太師匠は「茶の湯」
知ったかぶりして大失敗という筋はそのままですが、とにかくアクションがすごい!
炭をくべすぎて釜が劫火に包まれてしまったり、煮えたぎった釜から湯が取れなかったり、
時間を20分くらい押しての大熱演でした。

普段からとても仲のよいお2人だそうですが、その演じ方は対照的で、
それを一夜で体験できるというのは非常に貴重な場なんじゃないかと。
「独演会できるのに、なんで二人会なの?」という志の輔師匠のツッコミはともかく(笑)、
来年もこの夢の二人会は予定されているそうです。
枕から笑いっぱなしで、腹筋が鍛えられたシアワセな夜でした。

10 Comments

Aki_1031  

めちゃくちゃ豪華な二人会じゃないですかー!!
お江戸ならば確実にチケゲットできない自信があります!(←どんな自信?笑)
それにしても、2人とも古典なんて驚きです。
昇太師匠と志の輔師匠は同級生なんですよー。
といっても、年齢ではなく落語の世界では、の話ですが。

次回は是非ともキョンキョン(柳家喬太郎師匠)を聴いてみて欲しいです。
これまた上記2師匠と違った独特の雰囲気を持つ、
でも笑いっぱなしの楽しい時間になると思いますvv
機会があれば是非☆

2009/04/12 (Sun) 19:53 | EDIT | REPLY |   

kacchan  

八五郎出世

なつかしい!
自分は、高校のとき年忘れいてふ寄席で「八五郎出世」を演じたので^^。いい話ですよね。

2009/04/13 (Mon) 08:59 | REPLY |   

かろひ  

わーい

レポ、ありがとうございます(泪

昇太さん、ジェットコースターとかリュージュとかみたいじゃありませんでした?(笑
わたしはまだ昇太さんの「茶の湯」って聞いたことないです(羨

志の輔さんの噺は、演目表には「八五郎出世せず」とか
「新・八五郎出世」(CDではこちらです)と表示されたり。
なすの古漬け、井戸端、、、志の輔さんらしい取り上げ方だなあと。
いいな、あんなあんちゃん欲しいなあ、といつも思うのでした^^

2009/04/13 (Mon) 15:42 | EDIT | REPLY |   

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2009/04/13 (Mon) 20:33 | REPLY |   

カタリーナ  

■Akiさん

> 昇太師匠と志の輔師匠は同級生なんですよー。
そうなんですってねー。
冒頭でそんなお話もされてました。
昇太師匠が、静岡生まれの自分はあるものをそのままに受け入れてしまうけど、
志の輔師匠は富山生まれで常に「蜃気楼」を見て育ったため、
物事をなんでも本物/事実かどうか疑って多角的に見るんですよね~と仰ってました。(笑

喬太郎師匠もAkiさんの絶賛を拝見してますし、
機会があればぜひとも高座に伺いたいと思ってます!
とりあえず今のところは、夏の昇太師匠の独演会ですね~。

2009/04/14 (Tue) 22:30 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

kacchanさん

「八五郎出世」は人情が滲んでいて、本当にいい話ですよね。
高校時代、落研に所属されていたのですか?
kacchanさんの十八番はどの噺でしょうか。

2009/04/14 (Tue) 22:59 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■かろひさん

仰るとおり、ジェットコースターのようでした!
おかしな茶を飲んで雪隠に駆け込むあたりとか、特に。(笑

「八五郎出世」は言われてみれば「八五郎出世せず」ですね!
「井戸端」は本当に素晴らしいアイディアで、会場も納得の大爆笑。
私はお屋敷に八五郎が入ったときに、
屋敷の広さや構造がわかる見事な表現にもうもう感服しきってました。
来年もまた、という前に、志の輔さんの独演会もお邪魔してみたいです。
プラチナチケット……!

2009/04/14 (Tue) 23:19 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■2009/04/13 20:33にコメントくださった方へ

まさかうちの地方にご縁がおありとは!
世間て狭いんですねえ。
これからも宜しくお願いいたします。

2009/04/14 (Tue) 23:31 | EDIT | REPLY |   

kacchan  

そうなんです。

高校で落研でした 笑。
十八番ってレベルには…。
八五郎出世が一番いい話でした。
他には、やった順に、桃太郎、転失気、風呂敷、湯屋番でした。

2009/04/17 (Fri) 07:37 | REPLY |   

カタリーナ  

■kaccahnさん

どれくらい時間をかけて学ばれるのかわからないのですけど、
結構色々やられてるんですね!
「湯屋番」などは生で聞いてみたいと思ってるんですよー。

ところでkacchanさんのところにもお邪魔しているのですが、
あちらは会員にならないとご挨拶できないのですね。
コメント残せずにおりますが、毎日拝見しております。
これからも宜しくお願いします!

2009/04/19 (Sun) 00:24 | EDIT | REPLY |   

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