今年の大河ドラマ「篤姫」は、本当に女性が喜びそうな展開だなあと毎回思います。
家定公が亡くなるまでは、これまでにはなかった「大ラブスストーリー大河」で、
女性というよりは、女の子なら1度は憧れるような、そんなプリンセスものを思わせました。
一大名の分家の娘が将軍の御台所になり、国の運命に翻弄されていく姿に、
もちろんこれがこのドラマのテイストなのですが、
日本の歴史でありながらも、どこかファンタジーを見ているような感覚になります。
「それって現実味がないってことなのかな?」と、書いていて今ふと思いましたが、
確かにドラマとはいえ歴史としてのリアルさっていうのはあまり感じられないかなあ。
安政の大獄の絵を見てさえ、どこか遠い話に思えてしまう。
まあ、私個人の感想ですけれども。
さて、今回何となく感想を書きたくなってしまったのは「さらば幾島」だったからなんですよね。
松坂慶子さん演じる幾島は、時に楽しく、時に厳しく、時にうるさく、
少々暑苦しいときもありましたが(苦笑)、本当に素敵なお姫様教育係でした。
篤姫にとって幾島が最も信頼でき、頼れる人間であったのと同時に、
私たち視聴者にとっても、ドラマを締めてくれる大きな存在だったと思います。
そんな幾島が大奥を去ってしまうことが、こんなにも淋しくなるなんて、
私自身予想もしておりませんでした。
家定公が亡くなられたときに、
「篤姫はこれからこうしてこの人(家定公)の想いを背負って生きていくんだな」
と感慨深くは思ったのですが、幾島が去ることが篤姫にとっては、
「支えを失うことではなく生きる気力をもらったことになるんだ」と、
しみじみ思ったら思わず涙が出てしまいましたよ。
幾島は己のけじめだけでなく、篤姫の将来を思って身を引くわけですし、
幾島に下賜された篤姫の婚礼衣装にはともに歩んだ日々の思いが染み込んでおり、
これが離れ離れの2人の思いを永遠につなぐのでしょう。
松坂さんのあの表裏のない笑顔を見れるのも、来週が最後なんでしょうね……。
そしてそのしたたかぶりが強烈なオーラを放っている中村梅雀さんの井伊直弼も、
来週にはいよいよ桜田門外で……。
いよいよ歴史的に、疾風怒濤な時期に入っていきますね。
それにしても「篤姫」を見ていると、無性に「新選組!」が見たくなるのはなぜなのでしょう。
時代がかぶっているからというのもあるんですけどね……。
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