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「われ、謙信なりせば」 風野真知雄 著 

すでにだいぶ記憶が薄れているのですが、後になるともっと薄れるので今のうちに。
米沢への道中で読みきりました。

われ、謙信なりせば―上杉景勝と直江兼続 (ノン・ポシェット)われ、謙信なりせば―上杉景勝と直江兼続 (ノン・ポシェット)
(1998/06)
風野 真知雄

商品詳細を見る


これは本当に面白かった!
米沢への道中で読みきるほどに面白かったのです。
何しろ景勝公がカッコいい。
こんなにカッコよくていいんですか、っていうくらいカッコいい。
本当に、ちょっとカッコよすぎ。(苦笑
この作品を勧めてくださった皆さんが口をそろえてそう仰っていたので、
かなーり期待して読んだんですけど、その期待を本当に裏切りませんでした!

豊臣秀吉亡き後、天下の行く末は―――。
この作品も、上杉家の関ヶ原を描いています。
太閤の死をきっかけに、それまで耐えに耐えてきた徳川家康が、
「ようやくわしの番じゃ」とばかりに天下取りに動き出します。
誰を取り込んで誰と戦えばいいのか。
思案する家康公の頭に浮かんだのが、
あまりにも無口なためについ忘れてしまう存在の、上杉景勝。
「あの男はいい」
自分の側についてくれるなら、会津に越後を足してやろうが、
それどころか国を二つに割ったっていいと思うほどに、家康公は上杉家を欲します。
ここで描かれる家康公は愛嬌があって、憎めない。
天下を取るために何でもやっちゃうところは変わらないのですが、
かなり必死な感じなのがとても新鮮。(笑
ただそれが、景勝公をよりいっそう引き立たせてもいるのですけれどね。(笑
その家康公に望まれる景勝公は、澄んだ瞳の奥から、すべてをじっと見つめています。
物事を常に大局的に眺め、それを的確に判断し、下した決意は揺らがず、余計なことは言わない。
これはまさに、見事な理想の姿にございます!!!
しかしその清廉さは、実の父親を殺した叔父・謙信を憎むあまり、
逆に自分自身が謙信になりきることで納得しようという、非常に痛ましい決意の結果。
「謙信ならどうするか」を常に考え、謙信を追及していくことで、
景勝公は上杉謙信の「美徳」とされる部分ばかりを受け継いでしまい、
ある意味「義」という枷をはめられたまま、身動きが取れない状態にあります。
対して家臣の直江兼続は、同じく謙信公の元で育った身とはいえ第三者。
謙信という軍神を冷静に見極め、その裏に隠された「暗いもの」を嗅ぎ取っている。
水魚の交わりと言われたこの上杉主従の間にあった見えない溝が、関ヶ原で浮き上がります。
上杉が天下を取るべく、家康の追撃を勧める兼続公に対し、
「それほど天下が欲しければ、わしを越えてゆけ。その覚悟があるなら全軍を預ける」
そう、景勝公は言い切ります。
この場面の上杉主従のやり取りは、互いの想いがわかるだけにグッと来ます。
「義」という枷をはめられたままの景勝公が、
鉄面皮ぶりもはなはだしい家康公を受け入れるわけがなく、
またそうならなければ収めることのできない天下など望むわけもない。
「利」は常に悪ではないのだけれど、「義」のない世の中は悪であるかもしれません。
そのことを思い出すことが、今の時代には必要なのかな……なんて思いました。
晩年になって関ヶ原を振り返る上杉主従の姿を描く幕切れは、
穏やかな暖かさに満ちていて、爽やかな読後感を与えてくれました。
[ 2008/06/18 01:16 ] 上杉氏(小説) | TB(0) | CM(18)
先日いただいたメールでもリコメンドしてくださいましたこの小説。
カタリーナさんのレビュー読んだら、『密謀』を一旦停止してこっち先にしようか……とうずうずしてきてしまいました。

ほら、動物の子供は生まれて最初に見たものを親と思い込むっていうアレですよ(笑)。
自分にすれば上杉景勝というひとは未知の領域なんで、「誰のどの作品から入るか」はけっこう重大なファクターなんです。
なのでとりあえず、手堅いところで藤沢周平からいってみたわけですが(って大河原作ははなからガン無視なのはなぜ・笑)。
司馬さんの『燃えよ剣』で最初に土方と出会った事で、その後の歳三ファン人生の針路が決定されちゃったみたいな経験もありますんで、あまりフィクションのイメージにとらわれ過ぎるのもいかがなものか、という気もするんですが……だってそんな、家康にそこまで熱愛(違)されまくっちゃってる景勝公だなんてぇぇぇ。

>物事を常に大局的に眺め、それを的確に判断し、下した決意は揺らがず、余計なことは言わない。

これはまさに「君主」の鑑ですよね。自分、専制君主になりたい願望と専制君主にお仕えしたい願望が心の底でせめぎ合っているもんですから、こういうところにどきどきしてしまいます。
いっそこれ原作にしてくれたって良いじゃん大河ドラマ……。

[ 2008/06/18 12:42 ] [ 編集 ]
君主としての景勝公の描き方・・・・この本が一番理想なんですよ~v-10
しかも、話の構成といいますか、それが絶妙で、すごくいい本です^^
今、風野さんが書いた本庄さんVS独眼竜の本を読んでいます^^v
この方、事柄を書く小説は面白いのですが、武将個人の小説が・・・・(汗)
江戸時代ものの小説も面白いそうですよ~(読んだこと無いけど@爆)
[ 2008/06/18 22:55 ] [ 編集 ]
カタリーナさん、『~謙信なりせば』読了ですか!
おめでとうございます(?)♪
カタリーナさんの感想文アップを待っておりました。

ここの景勝さま&兼続ペアは理想そのものですね。
景勝さまの義に対する揺るぎない信念と、
兼続の、一歩引いたところからの視点が好きです。
関ヶ原はもう、ほんとにクライマックスで…今思い出してもこみ上げるものが…ッ(嗚咽)。

ラストがまた良いんですよね~。
情景が浮かびやすくて。
[ 2008/06/18 23:03 ] [ 編集 ]
絶賛ですね!>カタリーナさん
図書館レンタルで読んだ本でした
来年の大河対策に自分でも買おうかなー。
 #てか、こちらを原作にすればドラマティックですのに
 #天地人って原作がアッサリ過ぎるんです。

家康が小さい男に描かれていたのが
ある意味新鮮だったでしょうか・・・
こざかしいのが笑える。
[ 2008/06/18 23:27 ] [ 編集 ]
この作品は「密謀」とは全く違うテイストでして、
わりと現代風でテンポよく進んでいきます。
「密謀」は、個人的に「忍が邪魔」という難点が……。(苦笑
他の方のコメントにもありますが、こちらの景勝公は本当に理想の形に描かれているので、

>動物の子供は生まれて最初に見たものを親と思い込む

という場合にはピッタリかと思います。
こちらを大河の原作にというのは、私も読みながら思いました。
ただ、これだと関ヶ原の場面しかないので、
それ以外を例の脚本家の方が創作しないといけないという
かえって危険な方向に行く恐れがなきにしもあらず。(苦笑

>専制君主になりたい願望と専制君主にお仕えしたい願望
おおお!
専制君主といっても、「朕は国家なり」などいろいろとタイプがありますけれど、
理想の国王像がおありでしょうか。
もしレッドさんが女王陛下におなりあそばされたら、
そうだなあ、私は宮廷図書館にひっそり棲んでたいですね。
何万冊もある蔵書の中から、必要とされる本をパッと出せるような、
でも婆さんじゃなくて小娘で末永くお仕えしたいです。(笑
[ 2008/06/19 01:06 ] [ 編集 ]
心の動きもきちんととらえておられたので、
本当にすんなりと読み進めることができました!

>風野さんが書いた本庄さんVS独眼竜の本
これ、私も読みたいと思ってます。
風野さんのほかの作品を全く知らないのですが、
調べたら江戸物をたくさんお書きになってるのですね。
時代物好きとしては、そちらも興味出てきました。
武将モノはダメ、ということだけインプットしておきます。(苦笑
[ 2008/06/19 01:17 ] [ 編集 ]
この作品を最初にお勧めくださったのがまるひげさんだったと記憶しています。
その節はありがとうございました♪
本当に理想の上杉主従でした!
主君と家臣の間には越えられない壁があり、
それが一つの葛藤となっているところが切なかったですね。
最後まで家康公が「毘」に怯えていたのがなんとも可笑しかったですが、
あのラストはとても心地よい余韻を残したと思います。
[ 2008/06/19 01:24 ] [ 編集 ]
車中で居眠りもせずに読みきったという点からも、
私にとっては非常に面白い作品だったということだと思います。
木暮さんのおっしゃるとおり、家康公の小ささはとても新鮮でしたね。
上杉討伐も渋々……なんて気弱な家康公は、初めてお目にかかった気がします。(苦笑
この作品、半ば絶版状態なんでしょうか。
ネット書店はどこも版元確認→取り寄せ表示で、
私も購入にはちょっと苦労しました。
「天地人」の原作は、あれはドラマの「あらすじ」だと思っております。(爆
[ 2008/06/19 01:32 ] [ 編集 ]
こんにちは

この本の二人も大人の感じで好きです。
政景が謙信に殺されたという設定ですが余り暗くなくっていいですね。それを乗り越えていったという描き方。
ただ景勝様の妹との事は私にはちょっと受け入れ難かった。

でもこの本読んで改めて景勝様の純粋さを感じます。

この作者の「奇策」私もお勧めです。
兼続以外の家臣がもっと注目してもらえればいいのにって思います。
[ 2008/06/19 10:43 ] [ 編集 ]
踊る王様ルイ14世と私、誕生日が同じなもんで。
ハデな事と美人がだいすきで金づかい荒いけどやることはそれなりにちゃんと、って君主を目指したいです。
景勝公とは真逆ですけれども、なれたあかつきにはぜひ宮廷図書館の美人司書になってくださいカタリーナさん(笑)。
ちなみに戦国武将では伊達政宗がやっぱり同じ誕生日です。
『天地人』で政宗役がどなたになるのかも、ちょっと気になっとります。

さて、『われ、謙信なりせば』。
皆様方のご感想を拝読して、「あ。やっぱ買うべ」と、ぽちっとしてしまいました。
お取り寄せに1~3週間かかるんだそうで、そんなにおあずけかよ!と。
密林だとユーズドがすぐ買えるんですが、せっかく景勝公を知るために読むんだから、やっぱりさらの本にしたいじゃないですか。
で、高橋直樹さんの『戦国繚乱』と、「景勝公が結構な悪役」という書評にくらっときて(笑)近衛龍春さんの『上杉三郎景虎』も併せてぽちっと。
はははは、引っ越し前なのに荷物増える増える。
[ 2008/06/19 14:51 ] [ 編集 ]
カタリーナさん、こんにちは♪

この本、記事&皆さんのコメントを読んで、かなり食指が動きました☆

ただ、レッドさん同様、これが初期刷り込みになる訳ですが・・・
ひとつ、心配が。。

この小説を読んで、テンションMAXになるのはいいけど、
来年の大河で、「え?あの珠玉のシーンがこんなに?」
「あぁぁぁぁ~(落胆の声もデクレッシェンド)」(汗)
という状態になるのが、ちょっと怖いです(笑)

スカスカの大河を見ながら、皆さんの「あそこは、本来・・・だよね」とウンチクをお聞きして
一年を過ごすのがいいのか。

ちょっと、悩んでます。。。

ポチッとしようかな・・・・(苦悩)
早く決断しないと、お手討ちかな?v-12
[ 2008/06/19 17:43 ] [ 編集 ]
ここでの景勝公はすべてを乗り越えて、一個の人間として出来上がった状態ですね。
その安定感が、さらに人としての大きさを感じさせていたように思います。
「奇策」は、上でびびんばさんが書いておられる政宗vs本庄さんのお話ですよね。
そのうち読むつもりですよ~♪

>景勝様の妹との事は私にはちょっと受け入れ難かった
そうですね~。(苦笑
私は読む前にこの情報を仕入れてしまっていて、
おかげで元ネタがあることもわかっていたので、驚きはしませんでしたが、
兼続公の人となりを考えると、主君の妹とっていうのはちょっと想像しがたいです。
[ 2008/06/19 23:59 ] [ 編集 ]
原作「天地人」での政宗……印象にないです。(苦笑
ドラマでどの程度の扱いになってくるのかわかりませんが、
兼続とのエピソードはいくつかありますし、ブッキーの兼続に対するなら、
ちょっとアクの強い人がいいなあとか思っております。

『われ、謙信なりせば』に『戦国繚乱』に『上杉三郎景虎』までぽちっとされてしまわれましたか!
すでに上杉景勝祭りが開催できる勢いですね。(笑
近衛さんのやつは所詮三郎くんのお話なので、正直景勝公はほとんど出てきません。(汗
不気味な存在ではありますが、悪役というほどの活躍もないんですよね。
この作品は、御館の凄惨さだけが印象に残っております……。
それでは、レッドさんのレビューを心待ちにしております♪
[ 2008/06/20 00:13 ] [ 編集 ]
あの原作本ですと、どういう人物造形になってくるか全く想像つきません。
兼続をスーパーマンのままにはしておかないだろうとは思いますが、
その他はそもそもキャラを語れるほど深く描かれてないんですよね~。(苦笑
確かに刷り込みの怖さはありますが、
この作品を北村さんで当て読みするのもなかなかよいのではと思われます♪
来年の大河は、とりあえず景勝公だけしっかりしてくれていれば……と、
非常に後ろ向きな思いで、覚悟だけはしております。
もしかして、毎週目の保養で終わったりして。(爆
[ 2008/06/20 00:24 ] [ 編集 ]
再度、失礼します(恐縮)

カタリーナさんのレビュー&皆さんのコメントで絶賛されている、
「われ謙信、なりせば」を読みながら、
景勝公を北村一輝さんに脳内変換させておけば、
OKなようですね♪(実感)

うっかり、「どんど晴れ」をちょい見してるので、つい悪い方へ思考が行ってしまうので、失礼しました。

この「われ、謙信なりせば」と妄想=北村@景勝公だけで、10年ぐらいは夢心地になれそうですしね♪

来年の心配は、来年にしときますv-46
[ 2008/06/20 18:05 ] [ 編集 ]
大河の景勝公がどんなキャラになってるのか皆目わからないので、
用心のしようもないのですけどね。(苦笑
ただ景勝公は悪役に書かれやすいですからね、どうなりますか……。
こちらの作品はみなさんが「理想」と仰ってますから、妄想にはピッタリかと思います♪

「どんど」は私は全く見ていなかったのですが、
「今日のどんど晴れはどこどこがヘンだった!」
という話を母から毎日聞かされていたので、
よほどアレな作品だったんだろうなあと想像しております。(苦笑
そういう意味では、人物像に破綻をきたさないか、
話がトンデモ方向へすっ飛んでいかないか、かなり不安ですが、
そうなったらなったで、目の保養にするしかございません。(爆
[ 2008/06/21 01:12 ] [ 編集 ]
動かざること山の如く・・・様子見をしていたら(^^;)

なんと、7月24日に新装版が出版されますね♪
これは、景勝公の「読め」という無言のメッセージでは?(曲解)

はい、すぐ購入いたします☆
[ 2008/07/23 01:25 ] [ 編集 ]
おおー、情報ありがとうございます。
新装版とはまた、どの辺りが変わるんでしょうか。
本屋さんで確認せねば!

景勝公の命と心得、是非にもお読みくださりませ。(笑
感想お待ち申し上げております。
[ 2008/07/23 22:07 ] [ 編集 ]
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