「待たせたな!」再び。

「新選組!! 土方歳三 最期の一日」の思いがけない再放送。
本日の前編、久しぶりに正座で鑑賞いたしました。
約2年前に見たときは、本編から1年しかたっていなくてまだ興奮冷めやらずだったせいか、
逆に入り込めないというか、離れたところから見てる感じだったんですよね。
それはドラマとしてどうというのではなく、多分、土方歳三を拒否した時代を、
私も「見たくない」と、心のどこかで感じていたからのような気がします。

そして今日、2006年の放送後全く見返していなかったので、
割と真っ白な状態で再放送に臨んだわけですけれど、
男たちのぶつかり合う感情に、心を揺さぶられ続けました。
島田ってこんなに暑苦しかったっけ……尾関ってこんなに頼りになったっけ……。
そして何より、独り戦う土方さんが眉間によせる苦悩のしわが痛々しい。

「おれが何のために今日まで生き続けてきたと思うんですか。
すべては近藤さんの無念を晴らすため。
あの人が死んだときおれの人生も終わった。
それでもおれが死ななかったのは、
近藤勇を罪人のままにしておくわけにはいかなかったからです。
今薩長に白旗を揚げたら、おれはあの人に何と言って詫びたらいいんですか!」


すべての思いはここに帰結します。そしてすべての出発点でもあります。
土方さんが必死になればなるほど、その奥に孤独と脆さが見えてくる。
「新選組」のすべてを背負い、近藤さんの死を背負って独り立つ苦を抱えつつも、
でも実はそれがあるからこそ、土方さんは立っていることができたようにも思います。
土方あっての近藤勇ではなく、近藤勇あっての土方歳三だったのではないかな、と。
近藤勇がまったく登場しないのに、ここでの近藤さんの存在はとてつもなく大きい。
そんな近藤勇の無念を晴らすために前に進み続ける土方さんにとって、
新政府軍に対する「降伏」という選択肢はありません。
無念を晴らすか己の命が尽きるまで戦うか、どちらかしかありえない中で、
総裁・榎本武揚は「降伏」することを告げます……。

若干セリフのカットがありましたが、
「組!」を見ていた人向けと思われる部分が削られていたので、
「単発ドラマ」として見る分にはうまく処理されてましたね。
いいところで終わってしまったので、来週を待てずにDVDを見てしまいそうです。
何なんだろう、この心の昂ぶりは。

2 Comments

Aki_1031  

カタリーナさんっっ
>島田ってこんなに暑苦しかったっけ……尾関ってこんなに頼りになったっけ……。
あああ…言っちゃった…(爆)。
ま、改めて冷静になって観ると、
ミタニン版旧幕府軍って、ヘタレばっかだったの?みたいな(こら)。

2年前はトシ視点からでドップリ浸かっていたのですが、
久々に観た組!!は、大鳥ちゃん視点からみてしまいました(笑)。
ああ、大鳥ちゃんのヘタレっぷりが悲しいです(泣笑)。
彼なりに頑張っていたと思うのに~!

カット部分が分かってしまうだけに、
完全版DVDを観たいと思ってしまいますよね。
しかもあの終わり方!!
続きを知っているのに、すごく気になっちゃいます。

2007/12/14 (Fri) 16:17 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■Akiさん
本放送のときわりと冷めてたので、今回結構感動してます。(笑
みんな必死なんだけど、かみ合わないんですよね。
だから、必死になればなるほど、端から見てるとそれが「ヘタレ」に見えてしまう。
なんか悲しいですよねー。
島田はほんっと暑苦しくって。あ、また言っちゃった。(笑
次週が楽しみです。久しぶりにライライだー!

2007/12/15 (Sat) 01:02 | EDIT | REPLY |   

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