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恐れを知らぬ川上音二郎一座 

日比谷に新しくできたシアタークリエ。
本日行ってまいりました。
こけら落とし公演、三谷幸喜作・演出「恐れを知らぬ川上音二郎一座」です。
正面にかかった「満員御礼」の看板が、注目度の高さを思わせます。

シアタークリエ さて新しい劇場。
 前の芸術座時代を知らないので比較はできませんが、
 やはり劇場としての狭さは否めません。
 入り口から入ったら、まず階下のロビーへ降りますが、
 入り口も狭ければロビーも狭く、
 劇場に入ったときの何とも言われぬ高揚感(?)がありません。
 空間が狭いので、結局何をするにも行列。
 日比谷のスタイリッシュな劇場を謳っているだけに、
 その点はちょっと残念ですね。
 舞台のほうは、客席との距離感も程よく、
 場所に関わらず概ね見やすい箱ではないかと思われました。
ただ、座席が飛行機並みの狭さなのが難点ですね……。
つまり、この劇場、全体にどの部分も狭いんだな。
とはいえ、私は後方席でしたが、全体を綺麗に見渡せましたよ。

さて舞台の中身ですけれども。

明治32年、川上音二郎はアメリカ巡業の旅に出ます。
ところが悪徳マネージャーにお金を持ち逃げされ、役者にも愛想をつかされ、
一座は絶体絶命の状態に陥ります。
そのとき音二郎はイギリスの名優ヘンリー・アーヴィングが演じる「ヴェニスの商人」を見、
「俺たちもこれをやる!」と無茶苦茶なことを言い出します。
どうせ観客は外国人。日本語なんか分からないとデタラメな芝居をでっち上げ……。


主演は一応音二郎のユースケ・サンタマリアと貞奴の常盤貴子ですが、
そこは三谷さん、全員が際立つ群像劇に仕上がっていました。
これまで目にした評判は、正直そう芳しいものではなかったので、
実は期待半分、不安半分な気持ちだったんですが、単純に面白かったですよ!
充分に笑わせてもらいました。
確かに三谷テイストというんでしょうか、伏線を張りまくってそれが最後にドンと落ちる、
そういう仕掛けはないですし、笑わせて最後に泣かせるというのもありません。
その点では深みに欠け、作品としての物足りなさは感じるかもしれません。
でも、土地柄や劇場の背景を考えると、新しい客層が多いだろうという想像もできます。
とすると、初めてお芝居を見る人でも簡単に入り込めてしっかり笑えるという意味で、
こけら落としにふさわしい喜劇作品になっていたのではないでしょうか。
三谷さんがそう意図したかどうかはわかりませんけれども。(苦笑
一緒に行った芝居慣れしていない友人は「面白かった」って満足してましたし、
隣席のおじさんは最初から最後まで笑いっぱなし。
笑ったら元気になれるというのを実感できる舞台でした!


☆最後に個々の役者さんについてちょっとだけ。

ユースケ・サンタマリア(川上音二郎)
普段のユースケそのままです。(笑
女好きで、いい加減ですぐ大風呂敷を広げるあたりは音二郎とかぶりますし、
リアクションの仕方なんかは地のままじゃないでしょうか。
三谷さんのアテ書きが活きていました。

常盤貴子(川上貞)
思ったより声が通っていました。
お芝居はまだ映像寄りなところがありましたし、舞台での存在がやや細いので、
舞台に立てば誰もが注目する美しき大女優としてよりも、
夫を案じ、一座のことも心配している「貞」という女性としての演技が光っていました。
みんなが貞を気にかけるのも分かります。

戸田恵子(助川タエ)
音二郎と貞を見守り励ます助川さん。姐御肌だけどちょっと抜けている。
いつもの戸田さんではありましたが、安心感を与えてくれる存在は何物にも代えがたいです。
今回の舞台のテンポを保っていたのは戸田さんだったように感じました。

堺雅人(伊達実)
山南さんを彷彿とさせます!!!
音二郎一座にいるので、山南さんよりはラクに生きている人ですが、
座付き作者の伊達としては、音二郎の作るいい加減な舞台が許せない。
何度も軌道修正しようとしますが、ことごとく裏切られていきます。
みんなの芝居を受けてシーンを締めていくという多分一番難しい役どころ。
ドタバタな舞台をしっかり支えていたのは堺さんだったのでは。
それだけに、最後のシーンにはホロリ。

堺正章(甲本与之助)
一番頑張っている方です。
1人で何役もこなして走り回り、千秋楽まで体力も声ももつんでしょうか。心配です。
が。
その芝居と存在はあったかく、一番ホッとさせられます。
やはり役者さんたちのバランスって大切ですね。

浅野和之(津田山蔵人)
なんと女形です。
男が女を演じるなんてとアメリカでは不評の女形ですが、
女形としてのプライドも望みも捨ててはいません。
そんな微妙な立場を演じた浅野さん。いつもながら巧みでした。

今井朋彦(飯尾床音)
一座のスター役者を自負しています。
上から目線の役を、不快にならないように演じているのはすごい!
そんな人にあの格好は反則だよなー。(爆

堀内敬子(伊東カメ)
津軽弁サイコーーーー!(笑
あの滑舌のよさはピカイチですね。
愛くるしい表情で津軽弁をまくし立て、純朴そうな顔して実はしたたか。
そんなギャップあるカメちゃんを、好感度たっぷりに演じてくれました。

阿南健治(大野熊吉)
威勢のいい江戸っ子を思わせます。
舞台の中をさっと駆け抜けていく姿は、上がりきったテンションを逆に緩めてくれます。
出番が多いわけではないけれど、バッチリ印象に残ります。

小林隆(小村寿太郎)
小村寿太郎はこんな人ではないという意見には意味がありません。(苦笑
この舞台におけるボケ役です。弄ばれています。
しかし締めるところは締め、外交官としては実は切れるんだろうなと思わせてしまう。
地味かもしれないけど、さすがな役者さんです。

瀬戸カトリーヌ (ホイットモア夫人)
多分、一番愉しんでたんじゃないでしょうか。美味しい役ですしね。
ホイットモア夫人が出てくると一緒にワクワクしちゃう。
それだけに、後半、役自体の存在が薄くなってしまったのが残念。
三谷さんには、最後まで掘り下げて欲しかったなあ。

新納慎也(野口精)
三谷作品には珍しい気がしますが、いわゆる二枚目な役どころです。
登場人物中、唯一普通な人?(笑
誠実さと人の好さが滲み出ていました。他のお芝居も観たいかも。

小原雅人(綿引哲人)
音二郎たちを窮地に陥れた張本人です。
でも悪党も人間なんだと思わせ、なぜか憎めない。
舞台姿も大きく見えるし、存在感もあるだけに、
今回はちょっともったいない使い方だったかもしれません。

ベーカー・ウィリアム・ヒュー(ヘンリー・アーヴィング)
超チョイ役です。でも一番美味しいお仕事だったかもしれません。
だって、ヘンリー・アーヴィングなんですもの。
ということで、ちょっと感想書きようがありません。(苦笑
[ 2007/12/02 23:39 ] 舞台 | TB(0) | CM(3)
感想お待ちしてました!
無事に記事アップできる内容で何よりです(笑)。
杮落としに相応しい、
笑った後の爽快感が体験できそうなお芝居ですね~。
観に行くのが楽しみになってきましたvv

ところで話がズレてしまって恐縮ですが…
風○火○、やっぱり清○氏だけあって出ましたね(笑)。
由布姫シーンで…!(爆笑)
[ 2007/12/03 12:42 ] [ 編集 ]
お邪魔します。
面白そうな公演!
チケット押えとけばよかったな~~
“満員御礼”ですよね!

芸術座は、母のお供で何度が行きました。
細長い箱って印象です。
確か森光子さんのお芝居で、ワタシの斜め前が
あの“小林幸子”さんで・・休憩時間に
「ごめんなさい!」
って言いながら出て行くところが
“良い人~~”でした。
まったく劇場の思い出になってない(笑)

お隣の東京宝塚劇場とは、観客の年齢が
“ひと回り?”ちかく上って、その頃感じましたが
劇場も新装になり、三谷作品を杮落としにもってきた
ということは、新しい観客層を開拓したいのかしら?

そのうち・・行きたいな~~

[ 2007/12/03 15:59 ] [ 編集 ]
■Akiさん
ぜひぜひ楽しんできて下さい!
いっぱい笑って忘れちゃうってタイプの舞台ですけど、
何にも考えずに3時間過ごせますよー。
私も感想お待ちしてます。

で、「風林」ですけど、まだ見てないんです。
やっぱりやってくれましたか、かの御仁は!!!
噂の由布姫の特別シーンてそれだったのか……。
今、どんなになってるか妙な期待が湧き上がってきました。(爆

■スナッチャーさん
当日券がありますから、チャンスは皆無ではないですよ!
楽しい舞台ですし、もしお時間ありましたらぜひ。
年齢層は、普段の三谷作品に比べたら若干高めで、
男性率も高かったような気がします。
日比谷の街にいろんな人に来て欲しいというコンセプトで建った劇場だったと思うので、
そのあたりの客層の変化は意識してるんじゃないでしょうか。
劇場上のカフェから隣りの宝塚劇場を見ましたけど、
やっぱり劇場も華やかですねー。
新しくなってから入っていないので、来年にはぜひ再観劇を果たしたいです!
[ 2007/12/04 01:41 ] [ 編集 ]
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