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「精霊の守り人」 上橋菜穂子 著 

巷で話題になっている本作を読んでみました!
因みにアニメの方は見ておりません。

精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)
(2007/03)
上橋 菜穂子

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女用心棒のバルサは、通りがかりに第二皇子チャグムを救う。
それが縁となってバルサは、
父である帝から命を狙われている皇子を守るため、
彼を連れて逃亡の旅に出る……。


物語は、建国の伝説にまつわる秘密を解きつつ、
皇子チャグムを狙う帝の刺客、そして魔物と戦いながら進んでいきます。
作者が文化人類学者ということもあって、異世界ファンタジーというより、
実際に存在する国の民俗学的な趣があり、
いわゆるファンタジーの王道・貴種流離譚の側面を持ちながらも、
少々とっつきにくい印象を受けました。
もちろん、面白くないわけではないんです。
ただ本作はシリーズ第1弾ということもあってか、いかんせん説明が多い。
そしてクライマックスに至るまでの「登り坂」の部分がスリルに欠けるため、
終盤にさしかかるまで話に乗り切れず、私としてはいささか物足りなく感じました。
ただ、この異世界の構築ぶりには目を瞠ります。
本当に民俗学のようで、普通の異世界ファンタジーとは全く違います。
おまけに主人公が30歳でおばさん呼ばわりされる(笑)、女用心棒。
武術に長け、満身創痍でサバサバしていて、この辺りも異色。
そしてこれこそが、この作品の最大の魅力でもあるのでしょう。
大人はこのバルサに、子供は皇子チャグムに視点を当てて読むんでしょうね。
作者が「子供のためだけに」物語を書くことはない、と言っているのも頷けます。
さて、以降の巻は、おそらくどんどん物語が進んで面白くなるのではと思います。
ちょうど来月からアニメも再放送になるようですし、私もここで挫折しないで(苦笑)、
次巻にも手を伸ばしてみようかなと思っています。
[ 2007/10/05 20:59 ] ファンタジー | TB(1) | CM(4)
 多分、全巻読まないと面白さは半分位しか分からないかもしれません・・・。この後の方が面白いので(私の勝手な意見かもしれないけれど・・・)ぜひ最後まで読んでください。あっでも、面白さって個人差がありますものね。
 私は、この物語は架空の国に姿を借りているものの、描きたいのは現代の事象だと思います。寓意じゃないけどファンタジ-に仮託しているというか・・・。話すと長くなりそうなのでこの辺でやめます・・・。
[ 2007/10/06 21:46 ] [ 編集 ]
■ユナさん
>全巻読まないと面白さは半分位しか分からないかも
ああ、やっぱり!
そう思いましたよ。多分先に進むほど面白いんだろうなと。
構築されている世界があまりに深いので、
ちょっとやそっとじゃ全貌を引き出せないんでしょうね。
あらら、アニメは挫折されてたんですね?
いくつか感想を読んでみると結構評判がよかったので、
十二国記とどうかしらなんて思ってたんですけど、
そもそも違う媒体になるっていうだけで、別な作品ですもんね。
続きの巻も、頑張って読んでみますね♪
[ 2007/10/07 00:19 ] [ 編集 ]
チャグムが苦悩しながら成長していく姿にグッときました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
[ 2010/09/03 00:13 ] [ 編集 ]
レスが遅くなり申し訳ありません。
お久しぶりですね。
トラバをありがとうございます。
結局私は続きを読んでおりませんが、
チャグムはどうなったのかちらと気になっています。
[ 2010/09/14 22:16 ] [ 編集 ]
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