弱気は最大の敵

アテネオリンピック、すごいメダルラッシュだ。
初めから期待されていた人、まったく無名で栄冠を手にした人。
様々な選手が登場する中で、一番感動したのはやはり、
柔道78キロ超級の塚田真希選手だ。
ちょっとマンガチックな笑顔が可愛らしい。

決勝でキューバのベルトラン選手と対戦し、先に技ありを取られた。
そこから押さえ込まれそうになり、見ていた誰もが「ヤバイ!」と思ったはずだ。
しかし彼女は、それを返して後ろ袈裟固めへと持ち込む。
「(技ありを)取られたときは、一瞬どうしたらいいか分からず、頭がパニックになった」
インタビューでそう答えた塚田選手だが、彼女は体を入れ替えて逆に押さえ込み、
マンガなら「のしッ」という擬態語が付きそうな格好で、もがくベルトランを放さなかった。
パニックになっても体は覚えている。それが厳しい訓練の成果だと思う。
塚田選手の「絶対に放すもんか」という気迫が、画面を通してビンビン伝わってきた。
恐ろしく長い25秒。1秒1秒が積み重なって、感動が爆発した。

塚田選手は普段気が優しく、その優しすぎる部分が災いして、
スランプに陥ると落ち込み、柔道をやめたくなったりしたという。
そんな彼女に、2年前亡くなったという父親が言葉を残していた。

「弱気は最大の敵」

今の私にとって、一番必要な言葉かもしれない。

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