角膜移植のためのアイバンクはよく知られていますが、
ティースバンク(歯の銀行)なるものは初めて耳にしました。
みなさん、抜いた親知らずはどうしてますか?
私は上下左右4本とも随分前に(かなり苦労して)抜きましたが、
そのとき先生から、「どうしますか? 持って帰りますか?」と聞かれ、
「いえ、いらないです!(泣」と即答しました。
もちろん記念に持って帰ることもできますが、それ以上に今、
将来虫歯などで歯を失ったときに移植用パーツにするため、
取っておく歯医者さんが出てきてるんだそうですよ!
そういえば子供の頃、乳歯が抜けるたびに「もったいないなあ」って思ってましたから、
ちょっと考えてみればごくまっとうな発想ですよね。
「最新の技術をもつ歯科医によって移植した歯は、
ほぼ一生使い続けられます。
もともと自分の歯だから拒絶反応の心配がないし、
普通の歯に近い感覚で噛みごたえも伝わります。
保険適用になるので治療費も安くすみますし、
インプラントなどと比較しても、圧倒的にメリットが多いですね」
ティースバンク(歯の銀行)を運営している広島大学の河田俊嗣氏 談
私の親知らずは異様な生え方をしてしまったため、抜くのが非常に困難で、
先生から虫歯が少し進行してからの方がよいと言われ、長らく放置状態でした。
しかも抜くとなったら予想通り抜けなくて、骨削ってかち割ったので(痛)、
おそらく、移植用に保存しても使えなかったでしょう……。
もともと虫歯になりやすい親知らずを健康なうちに抜いて、
マイナス150度で冷凍保存するのがティースバンク。
最大40年間保存しておけるそうなので、将来的に利用価値はありそうですよね。
特に、歯科矯正で健康な歯を抜かなくちゃいけないなんてときには、
バンクに預けるといいかもしれません。
だって、健康な歯を抜くって、すごく抵抗ありませんか?
さて気になる費用の方ですが、20年保存として、
歯1本あたり保管料が9万円、解凍/移植に10万円、
ほか血液検査の2万円と、計約20万円だそうです。
よく8020運動などと言いますが、年配の方のお話を伺っていると、
それが必ずしもいいわけではないんだなあと思います。
高齢になって、万が一歯磨きが充分に行えない状態になったとき、
自分の歯が残っていてはケアが難しいからです。
そのときには、虫歯になっても治療も厳しい状態になっていることが多く、
どうすることもできずに苦しむケースも多いんですね。
そうすると、まだ元気なうちに総入れ歯に慣れてしまったほうが、
将来的に考えればずっと楽なのかもしれません。
一生自分の歯を使い続けたいと思っていましたが、ちょっと考え直しました。
そうすると、ティースバンクの出番も……少ないのかな?(苦笑
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