消えた旬

久しぶりに切花を買いました。ガーベラ。
向日葵のように円形に開く花の形も好きですし、色も豊富です。
おまけに切花でも持ちがいいので、こうして時々飾ります。
でも私が一番見て嬉しくなる花は、チューリップなんです。
ガーベラ どちらかといえば庶民的で、
 ありふれた地味な花かもしれません。
 けれど、まだ寒い春先、チューリップが店に並ぶと、
 「ああ、春が来たんだな」と、気持ちが昂ぶるんです。
 多分、暗くて寒い冬を過ごしてくるだけに、
 ピンクや黄色、紫に赤に白にと、
 ずらっと並んだ色とりどりのチューリップに、
 春の訪れを感じるからでしょうね。
 ところがこのガーベラを買った店には、
今、この12月という時期に、チューリップが並んでいました。
チューリップは4月~5月の花だというのに、なぜ今頃!
今の時代、なんでも人工的に栽培できるようになっているし、
「旬」なんていうのはないに等しいことはわかっています。
けれど、チューリップをこの時期に見ようとは思いもしなかった!
しかもポップに書かれていたのが、「春を先取り♪」ですよ。
かなりショック!!!
チューリップが並んだら、長く寒い冬ともサヨナラだって、
いつもそれを楽しみにしてるところがあったんです。
それが、こんな12月に並ぶなんて~~~。

本当に、今はいつでも何でもあるんですよね。
魚だって養殖されてるし、植物や野菜やフルーツはビニールハウスがあるし、
輸入もされてくるし、冷凍保存もできちゃうし、
実際、何がいつの旬の物なのか、わからないほどです。
そんなところからも、「感動」って薄れてきているのかもしれないと、
ふと考えてしまいました。
いつでも何でも揃っていれば、「我慢」する必要もなくなるし、
同時に「楽しみ」にすることもなくなってしまう。
そうなれば「感動」することもなくなってしまうわけで……。
便利であることを望むばかりに、そんなちょっとした「喜び」を失うなんて、
とっても残念なことなんじゃないかな……。

4 Comments

miyukichi  

 チューリップ、私も大好きです!
 ちょうど誕生日が2月半ば頃で、
 チューリップが出回り始める時期でもあり、
 実家にいた頃は、お誕生日に
 よく買ってもらってました。
 だから、チューリップを見て春を感じて
 気持ちが昂ぶるというカタリーナさんの気持ち、
 ほんとに同感です。
 いくら好きな花でも、やっぱりこの時期には
 違和感ありすぎるなぁ。。。

 でも、いわれてみれば食べ物なんかも
 旬ってすっかりなくなってますよね。
 ほんとは、体のためには旬のものをとるのが
 最良らしいですけど。。。
 (自然の摂理として、この説には納得してます)

 冬に暖房した部屋でアイスクリーム食べたりとか、
 楽しんでる部分も多いけど、
 やっぱりどこかに旬は感じたい、って
 思いますよね。

2006/12/17 (Sun) 21:36 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■miyukichiさん
>暖房した部屋でアイスクリーム
そうそうそうそう! これ美味しいんですよね。(笑
こたつでみかんもいいのですが、真冬に暖房の効いた部屋で食べるアイス、
これもなかなかと魅惑的です♪
miyukichiさんは2月、冬生まれでいらしたのですね。
それもいいですね。
ちょうど草木が芽吹く頃に向けて成長していくって、
大地のパワーももらえて元気になれそうです。

2006/12/18 (Mon) 18:34 | EDIT | REPLY |   

ユナ  

チューリップ私も好きです!春を感じさせる花です。あのかわいい形・・・。中に希望が包まれているよう・・・。それなのに今ごろ出てるのですね。クリスマスプレゼントにチューリップの花束?ってことも可能なのですよね。それにしても合わない・・・。やはり一冬乗り越えてからの方があの愛らしさも増すというものです。
 私はアイスクリーム(つまり冷たいもの)が苦手なので夏でもあまり食べませんが、旬・・・大切にしたいですね。

2006/12/18 (Mon) 23:44 | REPLY |   

カタリーナ  

■ユナさん
アイスクリーム、苦手なのですか!
冷たいものは基本的に体には良くないですしね。(笑
そう、クリスマスにチューリップを飾ること、可能になったってことです。
野菜なんかは今では何の疑問の感じずに旬じゃないものも食べてますが、
いきすぎだなあっていうのはありますね。
いつでも何でも揃ってしまうって、やっぱりどうかと思いますよねえ。

2006/12/20 (Wed) 19:57 | EDIT | REPLY |   

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