やっぱり生オケはいい!

日曜日、「キップが余ってる」と友人から誘われて、
オーケストラの演奏会に行ってきました。
前回行ったオケの演奏会が去年の10月。
そのときは子供向けのものだったので、きちんとした演奏会というと、
去年の2月まで遡ることになり、なんと1年半ぶりでした。
学生時代は週1回、ひどいときは週に2回も3回もオケの演奏会に行っていたことを思うと、
本当に全然クラシックを聞かなくなってたんだなあとしみじみ思います。
まあチケット代がバカにならないっていうのが大きな原因でもあったりしますが。
ホント、オーケストラは高いんですよね。
出演人数多いし、海外からの来日公演だと、交通費や宿泊費など、
必要経費が余計にかかることはよくわかるんですが、
それにしても4万円台、5万円台は、とてもじゃないですが手が出せません。
そのくらいの規模だと、安くても2万くらいしますからね……。
私は、オペラなど視覚的効果のある演目以外は、
基本的にどの席に座っても変わらないと思っています。
なので、たいてい一番安い席しか買いません。
もちろんこだわれば、このホールはここに座ったほうが響きがいいとか、
このプログラムならこのあたりの席がいいとか、いろいろありますよね。
そのホールで一番美しい最高の響きを持つ場所に座りたい、というのもよくわかります。
でもね、「素晴らしい音楽」はどこで聞いたって素晴らしいはずなんです。
本当に心に響く音楽は、バランスだとか、音響だとか、
そんなものは超越してしまうんだと思うのです。
私がこれまでの人生で一番感動した演奏会では、私はオーケストラの真後ろという、
音の飛ぶ方向とは反対の席に座っていました。
それでもそのとき奏でられた音楽に、「このまま死んでもいい」と思い、
そしてそれは、その会場のすべての人が同じ様に感じていたことだと思っています。
演奏会が終わったあと、何十秒も拍手がない。
ロビーに出てきても、多くの人々が押し黙ったままで、涙を拭っている人もいる。
これは、その演奏会で奇跡のような音楽を体験したことを、物語っていたと思います。
あんな体験は、多分もう二度とできないと思う。
同時に、あれがあったから、演奏会に頻繁に通う必要がなくなったのかもしれません。
それはさておき、久しぶりのオケの演奏会。
やっぱり私はオーケストラが好きだし、演奏会はいいなあと心底思いました。
指揮者の思いにどこまでオケが応えられるのか。
ヴァイオリンの動き、顔を真っ赤にしてトランペットを吹く奏者、
冷静なティンパニー奏者、安定感を感じさせてくれるチェロやコンバス。
演奏の良し悪しはこの際どうでもよく、
久しぶりにオーケストラの響きを体全体で受け止めてみて、
本当に心地よい気分になりました。
ああ、やっぱり私もオケの一員になりたかったな。
オーケストラの魅力を知ったのがちょっと遅すぎました。
まあ趣味として楽器を学ぶことはできるけれど、それならもう少し年取ってから、
中年以後の楽しみの1つに取っておくのも悪くないかもしれません。

2 Comments

ユナ  

すごい!!!

 「このまま死んでもいい」と思える演奏!なんてすごいですね。私はそこまで感動する演奏を耳にしたことがあったかな?と思い返してしまいました。う~ん多分ないですね。毎回聴きに行けばそれなりに感動はするのですが・・・。いつかそんな演奏を聞いてみたいですね。
 趣味に楽器を学ぶ・・・素敵です。カタリーナさんは将来どんな楽器を学んでいらっしゃるのでしょうか。楽しみです。私も何か学びたいです・・・。

2006/11/23 (Thu) 19:10 | REPLY |   

カタリーナ  

■ユナさん
作品(マーラー9番)が、「死」をイメージさせる曲だったということもあります。
曲の最後には「死滅するように」という指示が書かれているのですが、
この演奏はまるで少しずつ呼吸が浅く、そして止まってしまうかのようで、
「死んでもいい」というよりは、曲と同じようにだんだん呼吸が浅くなり、
この曲と共に死に至ってもいいという思いになったんですよ。
言葉で説明するには、あまりに難しいんですけど。
多分、あんな演奏にはもう二度と出会えないだろうなあ。
そんなものを聞けただけでも、生きてきてよかったって本気で思いましたから。
ただ、究極の演奏だったので、今後マーラー9番の演奏会に出かけることはないでしょうね。
楽器、是非チャレンジしてください。楽しいですよ。
私が次にやる楽器は、少なくとも持ち運べるものにします!(笑

2006/11/24 (Fri) 23:37 | EDIT | REPLY |   

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