ご不浄のお話

ウィーンの「オペラ・トイレ」(国立歌劇場地下アーケード街にある)に設置されていた、
男性用の「唇トイレ」が非難集中で撤去⇒オークション出品となり、
1,510ユーロ(現在のレートで約23万円弱)で落札された話。
この唇トイレ、女性の口を模っていて、マリリン・モンロー並のぷるっぷるの唇に、
白い歯が輝くトイレに向けて、男性が用を足すという代物。
観光スポットとしては人気があったようですが、果たして芸術なのか悪趣味なのか……。
でも似たようなトイレが、日本にもあるらしいですね。
台湾家庭小皿料理の青龍門さん。
不思議な店内に面白いサービス満載とのことですが、トイレもすごいんだとか。
時々お客さんの悲鳴が聞こえるっていうんですけど、どんななんでしょう。(苦笑
味もいいそうなので、そんな面白そうな店、一度訪れてみたいです。

考えてみれば、トイレというのはお国柄がよく現れる場所かもしれません。
私が一番最初にビビッたのが、フランスのトイレ。
個室が真っ暗なのに、どこにも灯のスイッチがなくて、
「どうすればいいの? こんな暗闇じゃ何もできないし、怖いよー」と、
開いたトイレの前でオロオロしていたら、
隣の個室から出てきたおばちゃんが身ぶり手ぶり激しく、
「☆○■§▽◎◆※#~~~~~~~!」と説明してくれ、
何を言っているかは全くわかりませんでしたが、
「中に入って鍵をかけりゃ電気がつくわよ!」という意味だということは理解できました。(苦笑
続いてギリシャのトイレ。これはショックだったな。
だって、「使った紙はトイレに流さないように! 必ず【くずかご】へ!」と、
添乗員さんに耳にタコができるほど注意され、実際その通りにしたんですよね。
排水管が狭くて紙を流すと詰まっちゃうというのが原因だそうですが、
それにしても使用済みペーパーをくずかごへ入れるのはためらわれましたよ…。
「いいのか? 本当に入れてもいいのか?」と。

だけど、こんなの驚くに値しないんですね。
イスラム圏じゃ紙を流せないのはギリシャ同様ですが、
それどころか紙は使わず、お尻は水でキレイに洗うんだとか。
トイレにホースとバケツが設置されていて、それでお尻を荒い、流すのもそこから取った水。
でも日本だって、かつて大奥では御台所のお尻は御中臈が手で拭っていて、
その手は聖なる左手(だったかな?)と呼ばれていたというから、あんまり驚くことでもないか。
あとトイレといえば必ず話題になるのが中国ですよね。
扉がないか、部分的にしかないというのは有名ですが、
一筋の溝が板で5つくらいに仕切られているトイレってのはちょっと強烈でした。
排水管に繋がる穴が端に1個しかないので、運悪くその端の仕切に入ると、
隣4人分が流れてくるのを目にすることになる…こともあるそうで、
これはちょっとどうにも慣れられそうにないです。
ついでに中国、韓国、イスラム圏など大陸では、いわゆる和式のトイレでも、
扉側に頭が向いているのが特徴なんですよね。
日本は最近は横向きがほとんどですが、昔はお尻を向けるタイプが多くなかったですか?
子供の頃など、鍵のかけ方が甘かったり、下手すると忘れちゃったりしていて、
不意に扉を開けられて恥ずかしい思いをしたことがありますが、
お尻を見られるのと顔が合うのとでは、どっちがいいだろう???
大陸ではいつ敵に襲われてもすぐに応戦できるようにとのことですが、
村人みんなお知り合いで安心♪という日本とでは、えらい違いですよねえ。

土地が変わればトイレも変わる。
その土地の社会や文化、歴史、習慣などが反映されているトイレは、
一番手っ取り早くその土地を知ることができるガイドになるかもしれません。

ウィーンの唇トイレを落札した人、自宅に置くのかな。
それともお店でも持っていて、そこに置くのかしら?

4 Comments

Aki_1031  

青龍門は以前よく行ってました~(笑)。
噂のお手洗いは確か一番奥の1箇所だけとかだったような…?(ウロ覚え)。
お手洗いもさることながら、お店に入る時、
「せーりゅーもーーん!」と大声を出してパスしないと
入店できないことの方が恥ずかしいです(笑)。
今度、上京の際には一緒に行きましょうか…?(笑)

2006/11/13 (Mon) 12:34 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■Akiさん
>「せーりゅーもーーん!」と大声を出してパスしないと
……。そ、それはイヤです。(汗
怪しい、怪しすぎる、この店!
お味もイケるとの話ですが、いかがですか?
結構パフォーマンス倒れしちゃってるお店が多いので、
どうなんだろうと思いつつ、でも試す勇気がちょっと減少気味。(苦笑

2006/11/15 (Wed) 00:00 | EDIT | REPLY |   

miyukichi  

 「青龍門」、トイレも興味ありますが、
 Akiさんのコメントにある“関門”が
 すごすぎますね(笑)

 キレイなトイレに慣れちゃうと、
 ちょっと旧式なだけで、拒否反応出ちゃいますよね。
 「ここで行くくらいなら、もうちょっとガマンしよう・・・」みたいな^^;;

 フランスに行ったときは、
 洋式なのに便座がないのが当たり前なことに
 驚きました。
 旅先の少しの間だからいいけど、
 フランスの人たちは、一生腰浮かしてしてるんでしょうか?^^;;

 ベトナムに行ったときには、
 外ではトイレに行く勇気がなく、
 トイレのためにお昼にいったんホテルに戻ったり
 してました。
 ま、ずっと暮らすとかだと、そうも言ってられないんでしょうけどね。

 唇トイレは、とても芸術とは思えないなぁ・・・(笑)

2006/11/16 (Thu) 00:18 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■miyukichiさん
どこかの女子大で、トイレをベルサイユ宮殿だったか、
高級ホテルのトイレだったか、何かそんな感じにしたというニュースを見ました。
「なぜ……」という疑問は未だありますが、
確か金沢にある「金のトイレ」にしても、例の「唇トイレ」にしても、
「ご不浄」だからこそ、逆に非常に美しいもの、
あるいは芸術的なものと結び付けたくなるのかなと思いました。

海外のトイレは、結構未知との遭遇でドキドキしますね。
私は他のアジアの国へ行ったことがないのですが、
アジアの場合、「トイレ談義」は必ずお土産話に盛り込まれてますね。(苦笑
青龍門、私は入店できそうにありません。(爆

2006/11/16 (Thu) 23:40 | EDIT | REPLY |   

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