「しゃばけ」 畠中恵 著

しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)
(2004/03)
畠中 恵

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本屋で表紙に一目ぼれして買った本。
もともと私が一目ぼれしたのはシリーズ最新刊「うそうそ」の方なのだが、
でもどうせ読むなら最初からと、とりあえずこちらを手にとってみた。
物語は、江戸日本橋に店を構える薬種問屋の一人息子が、
妖怪たちの手を借りて事件を解決するというファンタジー。

この作品の面白さは、何をおいても最初の設定にあるだろう。
やたらと体が弱く、何かにつけてすぐ寝付いてしまう主人公。
だけど彼はかなり前向きな性格で、自分の体の弱さを苦にしているようで、
実はそれほど深刻にもとらえていない。
「私はこうなんだろうなあ」と受け入れてしまっているところに好感が持てる。
そんな一人息子に対して、砂糖よりも甘い態度で接する親バカな両親。
そして坊ちゃんを陰に日向にと支える妖怪たち。
妖怪たちも、すごい魔力を使うというわけではなく、
付喪神とか家鳴とか、日本に昔から伝わる妖・怪異とかで親しみがある。
そんな彼らが主人公の居間に集って酒を呑む様子は、どこかリアルで愉しげだ。
ストーリーは複雑ではなく、どちらかというとライトノベルの趣だ。
と思ったら、作者の畠中恵さんは実は漫画家。
絵がパッと浮かぶ描写など、なるほどなあと納得の仕上がりである。
最近ブームの江戸をちょっと覗いてみたい…そんな人にはうってつけかもしれない。
すでに、NHKオーディオドラマ「青春アドベンチャー」でも放送されたそうだ。

3 Comments

レッド  

おお、カタリーナさんもついにしゃばけシリーズに手を伸ばされましたか!
『新選組!』放映時の2004年、某掲示板に
「若だんなは堺雅人にやらせたい」
「仁吉は山本耕史、佐助は照英で」
といった『組!』メンバーによるキャスティングが書かれていて、そこから興味を持ちました。以来『ぬしさまへ』『ねこのばば』『おまけのこ』『うそうそ』と、ずっと読み続けております。
ええと、
「屏風のぞきは谷原先生に」
といった意見もあったように思います(笑)。

一時、本の腰巻に「映画化プロジェクト進行中」みたいな文字が躍っていたのですが、その後の動向をとんと耳にしません。
どうなっているのか気になるところです。

2006/09/26 (Tue) 11:56 | EDIT | REPLY |   

ぷ~  

私もレッドさんにお借りして読ませて頂いてから
すっかりこのシリーズの虜です。
そう、そしてレッドさんが上記で仰ってるように
若旦那@堺雅人、仁吉@山本耕史に自動的に脳内
変換されるようになってしまってます(笑)

2006/09/26 (Tue) 21:10 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■レッドさん
なんというキャスティング!
小説は「音声再現型」の私には、そういうことはまるで思い浮かびません。
山本くんに怒られる堺さん…ハマりすぎ。(笑
ご飯茶碗も持ちたくない堺さんには、病弱な若旦那キャラがぴったりですね。
しかも谷原先生が「あたし」とか言うんですね? 
照英さんもわんこを思わせる風貌だし…面白すぎ。
皆さんの想像力はすごいです。
次はぜひこのキャスティングで読んでみます!

■ぷ~さん
全然知らなかったけれど、かなり人気のシリーズなんですね。
私も次からはしっかり脳内変換して読みますよ。
もちろん声もそのまま再現です。
はやく文庫になれ~!

2006/09/27 (Wed) 21:33 | EDIT | REPLY |   

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