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もう子供に戻れない

モーツァルト:「レクイエム」 先日モツレクを聴きに行って、
 そういえばモツレクのCDってカラヤンの古いやつしか、
 持っていなかったなあと気づき、
 最近人気の古楽器演奏のCDを注文しました。
 そして今日、その「レクイエム」のCDが、
 ようやく手元に届いたわけなんですが、
 こんなところでタイミングが合わなくてもよいのに、
 子供の頃からお世話になっていた恩師の訃報が、
 本当に突然飛び込んできました。

最後まで大病ひとつせず、病院にも入らず、御年96歳という天寿を全うされたとのこと。
自らすっと目を閉じたという最期に、静かに涙が落ちました。
晩年は1人静かに悠々自適な生活をされていましたが、
戦争でご主人を亡くして、子供を女手1つで育て上げ、
その人生は本当に苦労の連続だったのだろうと思います。
でも、そんなことを微塵も感じさせない佇まいと振る舞いに、いつもため息が漏れました。
皺もシミもひとつもないきれいな顔をされ、穏やかでユーモアたっぷりな口調に、
「こんな風に年を取れたらいいなあ」と、思わずにいられませんでした。
私が今までで一番辛かった時期を様々に支えてくださったので、
最近は、どこか自分のおばあちゃんに会うような気持ちで訪問していましたが、
それも忙しさにかまけて、2年前の会話が最後になってしまったのが心残りです。
そしてその大きな味方を失った今、私はもう子供には戻れないんだと、何となく悟りました。
寂しいけれど、なぜか悲しいという想いがありません。
今は、ただただ感謝の気持ちで一杯なんです。
「ありがとうございました。ご苦労様でした」と頭を下げるばかりです。
今夜はモーツァルトのレクイエムで1人静かに先生を偲びます。

- 2 Comments

miyukichi  

 年齢的にも、最期の様子からも、
 きっと天寿をまっとうされたのでしょうね。
 私はもちろん面識のない方ですが、
 カタリーナさんの文章を読んでいて
 きっと素敵な方だったのだと思います。
 
 ご冥福をお祈りいたします。

2006/09/13 (Wed) 00:08 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■miyukichiさん
コメントありがとうございます。
やっぱりレクイエムは辛くて、こんな時間までDVDを見まくってました。
自分の子供の頃を知っている人が逝ってしまうのは、
やはり途方もなく寂しいものなんだなと初めて思いました。
ほんと、とってもエレガントで素敵な方でしたよ。

2006/09/13 (Wed) 01:12 | EDIT | REPLY |   

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