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ダ・ヴィンチ・コード 

ダ・ヴィンチ・コード(下) ダ・ヴィンチ・コード(下)  ダン・ブラウン
 ゴールデンウィークあたりから読み始めて、
 3冊読み切るのに今日までかかってしまった。
 といっても、持ち歩いていただけの日数が長く、
 実際に読んだ日数は5日くらいだろう。
 そのおかげで記憶は曖昧だし、
 たいしたレビューも書けそうにないのだけれど、
 一応読書記録として残しておこうと思う。

読んでみて、テーマがテーマだけに騒がれて当然の内容ではあるが、
そうでなければ、ここまで大ブームにならなかったのでは…というのが正直な感想。
しかし、多くの人が映画版を観たいと思う理由はわかる気がすると思った。
それは読み進んでいくうちに、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や、
ルーブル美術館、ウェストミンスター寺院、ロスリン礼拝堂など、
謎の鍵となる絵を、建物を、暗号を、この目で確かめたくなってしまうからだ。
しかしそれ以上の期待は、あまりできないように思う。

この作品は、日本人にとっては特に馴染みのないテーマ、
「キリスト教の聖杯伝説」を扱っている。
そういう意味においては、知的好奇心を満たすものであり、
謎解き、暗号解きの面白さもあり、「へ~」と思う場面はいくつもある。
しかしそれらが、どうにも「トリビアの泉」並みにしか感じられなかったのは、
やはり、私がキリスト教的土壌に育っていないせいだろうか。
だが何よりこの作品に入り込めなかった最大の理由は、
感情移入できるキャラクターがいなかったからに他ならない。
簡単に言えば、ただひたすら謎解きをしてもらっているだけで、
これなら黒板の前に座っていれば充分だと感じてしまった。
サスペンスであるにしろ、ミステリーであるにしろ、そこには必ず人が関わっているわけで、
彼らの感情の動きによって、私たち読み手もハラハラドキドキ、
スリリングな展開を追いかけることができるのだと思うのだが…。

因みに映画は観ていないが、ルーブル美術館には行きたくなってしまった。
今年はこういう観光客が多いに違いない。
[ 2006/07/29 23:50 ] ミステリー | TB(0) | CM(6)
 私は映画しか観てないんですが、
 映画のほうは、映像のスケールの大きさと、
 「サスペンス」的要素やスピード感なんかに乗せられて
 最後まで一気に楽しむことができました。

 だけど、カタリーナさんの言ってはることも、
 「キリスト教的土壌のなさ」
 「そこに“人間”を感じることができなければ」
 という点で、すごく共感できました。
 謎解きに重点を置くなら、ドキュメンタリー的な
 番組なんかで観たほうが、おもしろいかもしれませんね。
 (実際、この映画の解説ドキュメンタリーのようなものが
  あったみたいですし)

 私も、映画を観て、謎解き自体を本当に深く知って理解したいなら
 あとから原作も読んでてしかるべきなのに、
 まったく読もうとしていません。
 そのことからも、単なる「スリルあふれる映画」としてしか
 とらえてなかったんだろうなぁ、と思います。
 (それはそれとして、鑑賞自体は楽しめたので
  私としてはアリなんですけどね)

>ルーブル美術館には行きたくなってしまった

 これ、まったく同感です!(笑)
[ 2006/07/30 03:03 ] [ 編集 ]
こちらでも、この映画の前評判は良かったけれど、始まってみるとかなり期待はずれでした。
私が、英語の原作を購入したのは1年半前。なのに未だに読みきれていない。というか、本当に面白くないと外国語ではなかなか読み進めないというのが実情。キリスト教の国にすんでいるけれど、全くかかわりの無い生活をしているため、日本にいるよりは詳しいけれど、深くは入り込めていない、ゆえに宗教関係の話にはのめりこみにくいという状況がなりたっている。モンティパイソンの映画でも、キリストを扱った映画があるけれど、私は笑えず。でも、ドイツ人は大笑い、そして、そのわけを聞くと、全て聖書の話から成り立っているので、その背景がわからないと面白くないという。映画『セブン』で、でてくる7つの戒めの言葉も全て聖書から。聖書を理解すると、物事がわかりやすくなるのは確かです。このDa Vinci Codeについては、ご存知の私のフランス人の友人は絶賛していました。なぜかというと、パリが第二のエルサレム(バチカンだったかな?)であった、とかあるべきとかという理論がフランスにあって、その夢をこの本で、映画で描かれていたからだそうです。いつかは、この本を読破しようと思います。
[ 2006/07/30 08:22 ] [ 編集 ]
あああ!ヤジキタに引き続き(?)カタリーナさんとカブリました~!(笑)
私もこの本、ようやく読み始めたところ…。
といっても先に映画を見てしまったので、内容は大まかには知ってるのですが。

私はクリスチャンではないので、宗教としてのバックグラウンドは皆無ですが、
純粋にミステリーと新発見という意味から興味を持ってました。
でも世界中の大騒ぎから察するに、やはりキリスト教って
全世界に多大な影響を及ぼしているんだなぁ…と
八百万の神々の地で生まれ育った私としては、
ただただ感心と驚嘆するだけです。。。
私も読み終えるのはいつになることやら…(汗)
[ 2006/07/30 20:12 ] [ 編集 ]
■miyukichiさん
映画、ご覧になられたのですね!
実際に建物や絵や暗号を目にできるのが、映像の利点ですよね。
おっしゃるように、ドキュメンタリー番組のほうが面白いかもしれません。
小説も、聖杯伝説を上手く組み立て、
それを提示することに苦心するあまり、人物が希薄になってしまったのか、
半分ドキュメンタリーみたいなものでしたから。
ただ、内容が繊細で複雑な問題を扱っているだけに、
小説という形でなければ、さすがに発表しにくかったとは思いますねー。
キリスト教的土壌があれば、それだけで興味も倍増するんでしょうけど、
残念ながらそうではない私には、どうしても「へ~」以上の感想が持てませんでした。(苦笑
これでキャラに感動できればまだよかったんですけどねえ。
[ 2006/07/30 23:48 ] [ 編集 ]
■ちゃなさん
外国語で本を読む。
確かによほど面白くないとなかなか先へ進まないものだよね。

>パリが第二のエルサレム
ああ。これは確かにそう。そういう内容になっているね。
それを確かめるためにも、頑張って読破してね。

この小説に関していえば、それほど聖書の知識は要らないと思う。
キリスト教とキリストについて大まかに知っていて、
キリスト教文化に触れたことがあれば、それほど理解不能な作品とは思わない。
本当に講義のように、よく説明してくれてるから。(苦笑
それよりも重要になってくるのは、多分キリスト教を信仰しているかどうか。
そこで感情が大きく違ってくるような気がする。
もちろん謎解きの部分などは、キリスト教に精通してることで、
一緒に考える楽しみっていうのもあるかもしれないけど。
そうではない場合は、歴史の謎解きミステリーとして、それなりに読める作品だと思います。
[ 2006/07/31 00:07 ] [ 編集 ]
■Akiさん
わー、またカブリました?(笑
私もクリスチャンではないので、Akiさんと同じく、
歴史ミステリー物としてとらえていましたよ。
クリスチャンだと、多分かなり違った感覚でとらえることになるんでしょうね。
私は映画は未見ですが、ドキュメンタリーのほうは観てしまっていたので、
同じ様にかなりネタバレ状態だったんです。
それもモチベーションの低下の一因だったかも…。
真っ白な状態で読んでいたら、もうちょっとワクワクできたのかな?
でも心理サスペンスみたいな部分がかけていたし、
何しろ途中で犯人(?)がわかってしまったので、
何となくペースダウンしたまま、2ヶ月以上を要してしまいました。(苦笑
[ 2006/07/31 00:19 ] [ 編集 ]
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