角をつかんで10時間!

最近のニュースに、岩手県北上市に住む82歳の女性が、
特別天然記念物のニホンカモシカに襲われたというものがあった。
女性は1週間の怪我を負ったということなのだが、

ニホンカモシカの突進を受けて角をつかみ、
約10時間後の5日午前2時すぎ、
カモシカが弱ったすきに手を離して家の中に逃げ込んだという。
庭から縁側に逃げ、縁側に半ば腰掛ける形で、角を握り続けていたらしい。
                   asahi.comより引用


という、まさに「武勇伝」ともいうべき格闘の結果だという。
10時間といえば、昔話で言うところの「根くらべ」だろう。
それを制することができたのは、もちろん愛犬を守りたい気持ちがあったからだろうが、
それよりも戦前戦後の苦労を経て、80を超えてなお元気で過ごせる力強さみたいなものを、
体力的なものではなく、精神的な底力みたいなものを持っていたからなのではないかと、
なんとなく、勝手にこの女性像を思い描いてしまう。

このところ、狸だけじゃなく、熊も猿も鹿も山の麓へ、街へと下りてきている。
それだけ山が消えつつあるのか、山が荒れて餌がないのか。
人が自然を恐れなくなったのと同じように、動物も人を恐れなくなったということだろうか。

しかし近年、動物に襲われると戦う人が増えている気がしませんか。

4 Comments

ユナ  

すごいですね

 自分だったら、十時間は持たないな~って気がしますが、人は必死になるとそのくらいの力が出るのかもしれませんね。草食動物の鹿は何を考えていたのでしょう。人間と向き合っている間。意思疎通ができたらおもしろいかもしれないって思います。でも他人事の意見でごめんなさい。おばあさまおつかれ様でした。

2006/05/10 (Wed) 14:12 | REPLY |   

カタリーナ  

■ユナさん
私もとても無理ですねー。
というか、10時間角をつかんだままというのが想像できません。
その間に、誰も訪ねてこなかったんでしょうか。
愛犬はどうしてたんでしょうか。吠えたりしなかったのかしら。
日が暮れて、寒くなって…それでも手を離さない忍耐力。
ほんと、すごい方です。
シカと意思疎通できたら、10時間も角をつかむ必要もなかったでしょうねえ。

2006/05/10 (Wed) 23:29 | EDIT | REPLY |   

Aki_1031  

この前のN○K「日本刀なるほど物語」で
仇討ちをするのに、お互い真剣を手にしたまま
6時間にらみ合いをした…というのに驚いたのですが、
現役のこのおばあちゃんは、それを遥かに超える10時間…!
既に想像の域を超えています。
おばあちゃんの口から直接、生の体験談を聞きたいですね~!

2006/05/11 (Thu) 13:35 | EDIT | REPLY |   

カタリーナ  

■Akiさん
6時間の真剣にらみ合いもただならぬ緊張感ですが、
10時間シカとにらみ合いってのも、
一瞬たりとも気が抜けないわけですから、やはり恐ろしいですよねー。
ほんと、おばあちゃんの武勇伝を聞いてみたいですね。

2006/05/11 (Thu) 23:07 | EDIT | REPLY |   

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