とり残されて 宮部みゆき著

とり残されて<br />(文春文庫)とり残されて (文春文庫)
(1995/12)
宮部 みゆき

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前にコメントを下さったかろひさんお勧めの宮部作品。
「表紙が怖い…」とコメントをお返ししたら、「だから自分では買わないだろうと思って」と、
なんと先日、誕生日のプレゼントにしてくださいました!
素敵な本をありがとうございました!

さて、超常現象を題材とした短編7編を納めたこの本は、本当に絶品ぞろいでした。
ここで描かれている超常現象は、全て人間の心につながっています。
それは殺意であったり、はたまた無念であったり、後悔であったり、不安であったり…。
どれも身近な感情なだけに、それによって起こる超常現象を、
「在りえない」とは言い切れないのです。
普通のミステリーと同じようにドキドキしながら読み進めていても、
最後には何か大切なものが心に沁み込んできてしまう。
一番強く感じられたのは、生きることへの強烈なエネルギーでしょうか。
お気に入りは、生前の心残りを解消するために、
女の子の霊が男の子の中に入ってしまうという「いつも二人で」。
「取り憑く」という本来ならば恐ろしい状況を、実にコミカルに前向きに描いています。

2 Comments

藍色  

先日は、ありがとうございました。
こちらにもトラックバックさせていただきました。

トラックバックお待ちしていますね。

2009/04/29 (Wed) 04:28 | REPLY |   

カタリーナ  

■藍色さん

こんにちは!
トラックバックとコメントありがとうございます。
後ほどお伺いしますね。

2009/04/30 (Thu) 22:50 | EDIT | REPLY |   

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