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零のかなたへ 

テレビ朝日「零のかなたへ-THE WINGS OF GOT-」
初めは仕事をしながら「ながら見」をしていたのだが、
そのうち手が止まり、最後にはティッシュを握り締めての鑑賞となってしまった。

2005年に生きる若者2人が、終戦間近の末期状態の時代へタイムスリップ。
彼らは過去に迷い込んだ事実に戸惑い、戦争という異常事態を受け止めきれずにいる。
おまけに彼らは、この戦争(=太平洋戦争)があと数日で終わることを知っている。
それゆえか、戦争というものに対する現実味があまりにも薄く、
さらには死ぬために出撃することへの無意味さを訴えようとする。
彼ら2人が漫才コンビという設定であり、また実際の役者さんのイメージもあってか、
おちゃらけた「軽いドラマ」という批評もいくつか見かけたが、
前半に関して言えば、それは案外狙ったことだったのではないだろうか。
実際私たちが同じ状況に陥ったとしよう。
まずタイムスリップした事実をどう受け入れるのか。
しかもそれが未知の戦争の時代であるということをどう理解するのか。
おちゃらけた印象を与えたかもしれない若者2人と、
実際に特攻隊員として過ごしている人間との間に浮かび上がるギャップは、
この2005年を生きる戦争を知らない若者と、
戦争を体験した世代とのギャップそのものを映し出しているように思える。
しかしこの若者2人は、そのギャップをギャップのまま終わらせない。
彼ら2人は太平洋戦争という時代をたった十数日過ごしただけで、
その時代の人間になってしまうのだ。
その心の変化を見逃してはいけないと思うし、それはおそらく、
あの時代、大なり小なり共通していた感情ではないのだろうか。
つまり、大切な何かを守るために戦うということ。
天皇陛下を守るため、国を守るため、愛する家族を守るため。
戦争を知らない私には、その大切な何かが真実何だったのかはわからない。
だけど、戦地に赴く人間が"誇らしげに"見えたとすれば、
それはやはり「守るべきものがある」という誇りや自信、
あるいは決意がにじみ出るからではないのか。
守るために戦い、敵を殺し、死んでいくことがいいとか悪いとかではない。
守るためには死ぬことしか選択できないということを、
そんな悲しい事実を、もっと深く捉えなければいけないのではないか?
誰だって、死ぬのが怖くないはずがない。
彼らだって、死なずに、それこそ戦わずに大切なものを守れるのだったら、
迷わずその方法を取っただろう。
だけどその方法が、「死」以外にないのだとしたら。
これまでは、ドラマやドキュメンタリーで見聞きした、
「お国のために」と進んで身を捧げた若者たちの心情を、頭で理解することはできても、
その心にまではどうしても近づけなかった。
だがこのドラマで、ようやく少しだけ何かを感じられたように思う。
今回受け取った思いは、数あるものの中の一つかもしれないけれど。
「明日があるって素晴らしいことですね」
心に響いた一言。
この平和ボケした時代にあっては実感することも難しいが、
確実な明日、保障された明日など、誰一人持っている者はいない。
災害が頻発し、テロが起き、事故が起き、先のことなどわからないはずなのに…。

原作は1988年に初演された、今井雅之の同名舞台作品。
話の展開から見て、おそらくこのドラマでは描ききれなかったこともあるであろうから、
一度原作のノベライズ本を読んでみようと思う。
[ 2005/09/11 02:30 ] ドラマ・その他 | TB(0) | CM(0)
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