長唄の流派

久しぶりに祖母を見舞ってきました。
最近の祖母は「結婚はまだか」という話題に終始してしまうので、
何とか別な話に持っていこうとするのですが、結局そこへ戻ってしまう。
そこで、時々コメントくださるレッドさま(神変紅丼)が長唄をされていると知り、
「これだこれだ!」と、早速その話題に便乗させていただくことにしました。

実は祖母は長唄の師匠です。
小さい頃は毎回祖母の「おさらい会」を聞きに行き、何が何だかわからないなりにも、
三味線の音色や唄には親しんでいました。
祖母の家に遊びに行くと、時々お弟子さんたちに出会うことがあって、
みなさんにかわいがってもらったこともよく覚えています。
そうそう、高校の体育で創作ダンスをやりましたが、私のグループはテーマが「忍者」。
そうとなれば「音楽は三味線だ!」と強引に(?)仲間を説き伏せ、
内容は全くミスマッチな「越後獅子」を選曲。
祖母のおさらい会の録音を拝借させていただきました。
しかし、こんなに身近にあった三味線にはあんまり興味なかったんですね。
2、3度祖母に手ほどきしてもらって、「さくらさくら」は弾けるようになりましたが、
まだ未発達の頃でしたから、撥を持つ手が痛いわ、正座の足が辛いわで挫折しました。
ヴァイオリンにはお子様サイズがあるのに、なんで三味線にはお子様サイズがないの?

それはさておき、祖母の流派は稀音家です。
しかし同音異字で杵屋さんもあります。
(他に杵弥さん、杵彌さん。また杵正さん、杵勝さん……等たくさんの流派がある)
これはどういう流れになってるんでしょう? 素朴な疑問なんですが。
お茶ですと、利休から生まれた千家は三つに分家してますね。
分家したとき通りの表側に住んだから表千家、裏側に住んだから裏千家、
武者小路通りに移り住んだから武者小路千家というように、
ものすごく安易に通りの名前からこうなったと聞いています。
じゃあ杵屋さんは?
祖母に訊いてみましたが、「さあねえ、どうしたんだろうねえ」ということでした。(苦笑

レッドさまは今度のおさらい会で「船弁慶」の、それも立三味線をされるとこのとで、
何気に祖母にその話題も出してみたのですが、
「私は賤機帯が好きだよ」と、何となくずれた答えが返ってきました。
いえ、祖母は至って正常なのですが、自分の思っているように話を進めるので、
微妙に焦点がずれたり、かみ合わないことはしょっちゅうです。

帰り際、2冊だぶっているからと「都鳥」の譜面をくれました。
それなら三味線も貸してくれなきゃ練習できませんてば。おばあさま!
こうなると、パイプオルガンの次は、三味線に手を出しているかもしれません。(笑

2 Comments

レッド  

TBどうもありがとうございました。
Katharinaさんのおばあさまのお話、興味深いです。実はね、うちの師匠の師匠(つまり大師匠)も「稀音家」さんなんです。
流派の分かれについては、私もいまいちわかんないんですけど……今度師匠に訊いておきます。
「都鳥」、個人的には大河の歳三に、大川を下る屋形船かなんかの中で艶っぽく弾いて欲しい(笑)、短いけど余韻のある佳曲です。パイプオルガンと併せてぜひお稽古なさってくださいまし。

2005/04/15 (Fri) 23:41 | EDIT | REPLY |   

Katharina  

■レッドさん
コメントありがとうございます。
レッドさんの大師匠さまも稀音家さんとは!
でも、レッドさんは他の流派でいらっしゃるのですね?
流派の歴史、すごく興味あります。
ところで「都鳥」と大河の歳さん…
屋形船で弾く姿が、ありありと浮かんでしまいました。
本当にぴったりだ!
私が都鳥に到達するのは何年先か…
まずは「さくらさくら」からやらないと。
全部忘れてしまってますから(苦笑

2005/04/16 (Sat) 00:45 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment