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嵐が丘 

日生劇場で、堀北真希ちゃんと山本耕史くんの「嵐が丘」を見てきました。
といっても、もう1ヶ月位前の話なんですけどね。(泣笑)
いやあこの舞台、本当に感想が書きづらくって、うだうだしているうちに具合が悪くなったりして、
結局観劇から1ヶ月近くが経ってしまいました。
正直なところ、余計に感想が書きづらくなっています。
だって、記憶が消えてきているから~~~~~~~~。

日生劇場「嵐が丘」

まず「嵐が丘」といったら、私にとってはローレンス・オリヴィエの映画なんですね。
留学して、初めてドイツ語で見て理解できた映画なので、ものすごく思い入れがあります。




そうこれこれ。
ローレンス・オリヴィエのヒースクリフよりも、
マール・オベロンの勝ち気でありながら儚いヒロインというのがとても印象的でした。
原作を読んだのは確かこれを見てからだったと思いますが、
映画のほうは悲恋ぽい感じで、原作はもっと暗くてずっとドロドロしてました。

日生劇場の「嵐が丘」は、悲恋というよりも人間のエゴを前面に出した、
非常にドス黒い仕上がりだったかと思います。
登場人物のほぼ全員が、基本的に己のことしか考えていません。

キャストは、

堀北真希(キャサリン)
山本耕史(ヒースクリフ)

高橋和也(ヒンドリー)
伊礼彼方(エドガー)
小林勝也(ジョウゼフ)
ソニン(イザベラ)

戸田恵子(ネリー)


となっておりまして(敬称略)、私的にはものすごくワクワクする組み合わせでした。
演出はG2さんでしたが、私にとっては初めての演出家です。
舞台上の場面は屋敷の外か内かしかないのですが、
うまくセリやホリゾントを使って、飽きさせない場面転換を行っていました。
私は結構好きです、この演出。
子役のシーンでは、本役さんも一緒に出てきて芝居をするというのが新鮮でしたが、
「おとなになっても魂は変わらない」という表現に受け取れて、とても良かったと思います。

キャサリンの堀北真希ちゃんは、線は細いながらも存在感バッチリのヒロインっぷり。
声もよく通って、彼女はもしかしたら舞台女優としてのほうが魅力が増すタイプかもしれません。
ただ今回は狂気の役どころで感情の振れ幅の大きい「動」の役でしたから、
今後「静」の役が回ってきたときにどんな芝居を見せてくれるかで、真価が問われる気がします。

ヒースクリフの山本耕史くんは、前半の硬さと後半の傍若無人ぷりが見事で、
何を考えているのかわからない恐ろしさを感じさせられました。
拾われてきたゆえに己のよりどころを持たない彼は、「どうにでもできる」と思っているのですよね。
キャサリンに裏切られたあとは、他の何も失う恐ろしさを考える必要がないから。
途中フロックコートを羽織った正装姿で登場したのですが、
思わず「あ、土方さん!」と思ってしまったのは許してもらいたいです。(苦笑)

ヒンドリーの高橋和也さんは、ヒースクリフとは別な意味で狂気をはらんでいました。
ヒースクリフに狂わされた人生を、さらに自分自身で破壊してしまうという心の脆さは、
おそらく誰にもどうすることもできないのだと思います。
高橋和也さんはこういう我慢したり、翻弄される役が似合いますね。

特筆すべきはネリー役の戸田恵子さん。
ネリーはキャサリンとヒンドリー兄妹の家の家政婦なのですが、
この物語の語り手であり、舞台でも出ずっぱりの語りっぱなしです。
登場人物が複雑に絡み合うこの作品をわかりやすく解説しつつ、
観客の目を常に舞台に向けさせておかなければならないという、
そうそう簡単にできる役割ではなかったと思いますが、
彼女がいると場が明るくなるというか、安心感を与えられるんですね。
この舞台はほぼ全員が常時叫んでいるので、観客としては非常に疲れます。
その中にあって、戸田さんは癒やしでした。
本来ネリーはそんないい人じゃないし彼女も自分のことしか考えていないんですけどね。(苦笑)

観客もかなりエネルギーを削られる舞台だったのですが、
私としては一点だけ、どうしてもモヤっとしたことがありました。
キャサリンとヒースクリフの悲劇は、彼女たちが互いに好意を持っていながらも、
それを認めず、あるいは相手の出方に任せてしまったゆえに起こったものだと思ってたんですよね。
キャサリンがお隣さんのエドガーと結婚したのも、
ヒースクリフがはっきりしないから意地になった結果だと思うんです。
そういうイライラ感が原作では満載だった気がするのですが、
この舞台ではそれがなかったので、
キャサリンがエドガーとなぜ結婚したのかとか、狂乱したわけとか、
そのあたりの気持ちがちょっと伝わってこなかったところにモヤっとしました。
そこが伝わると、登場人物のどこかに共感できるものがあったかもしれません。
原作を読んだのはもう遥か彼方昔なので、記憶違いかなあ?

久しぶりにガッツリとストレートプレイを見て、心地よい疲れを味わいました。
小規模ながらも生演奏付きだったのは嬉しかったですね。
[ 2015/06/21 21:57 ] 舞台 | TB(0) | CM(2)
今回の舞台は戸田恵子さんあっての舞台でしたね!
堀北ちゃんは予想以上に良かったし、
他のメンバーも安定の実力派俳優陣だったので
キャスト的にはなかなかのメンツでしたよね。

まぁ…ストーリーは「嵐が丘」という時点で
ストレスがたまる内容だというのは承知していたので(苦笑)
こんなもんかなぁという想定内で終わりましたけども。
山本土方…じゃなかった(笑)耕史クンの洋装姿が見られて満足でしたvv
[ 2015/07/06 00:23 ] [ 編集 ]
亀レスでスミマセンm(__)m

仰るとおり、戸田さんがいてこその作品でしたね。
本来ネリーってそんないい人じゃないはずなんですけど、
戸田さんが話し始めると重苦しい空気がパッと晴れる感じで、
それでいて舞台に集中させる牽引力があって、ほんとうに素晴らしかったです。
話はアレですが、お芝居としては心地よい疲労感に襲われる、
充実した舞台だったと思いました♪
[ 2015/07/17 02:04 ] [ 編集 ]
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