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朗読能シアター 『咸陽宮』 其壱 

私にとって今年最大のイベント、もっとも楽しみにしていた舞台。
朗読能シアター 『咸陽宮』を見ることができたのは、本当に幸せなことでした。

この舞台のコンセプトは、初めて能楽に触れる人がその演目を楽しめるようにと、
能楽の台本を元に脚本を起こして【現代語】で朗読をするというものです。
もちろん後日、ちゃんとお能の舞台で上演されます。
この試みももう4年になるそうで、今回は「咸陽宮」。
秦の始皇帝の暗殺を扱ったお話で、平家物語の第5巻が底本となっています。

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【出演者】
甲斐田裕子さん、河合龍之介さん、平田広明さん、遊佐浩二さん、渡辺大輔さん


私は基本的に、「芝居を見る前に予習はいらない」ものと思っています。
舞台というものは、そもそも予習をしなくても理解できるものでなくてはならないと考えているからです。
でも今回は中国史ということもあり、馴染みのない名前が出てきて戸惑うのもあれだなと思い、
能のあらすじと平家物語に加え、史記の刺客列伝も読んでいきました。
ある意味完全にネタバレした状態で臨んだわけですが……。

これは声を大にして言いたい。
本当に素晴らしい作品でした。
このスタイルの脚本は、これまでに触れたことがありません。
朗読でも演劇でも、セリフが重なるということはほぼありません。
ドラマなどでは、必ずひとりのセリフが終わってから、他方のセリフが入ります。
ところがこの朗読劇では、セリフがかぶさってくるのです。
かぶさるセリフは感情だったり、表情だったり、動作だったりするのですが、
ふたりの人物の思いが交差するときに使われている技法でした。
人が同じものを見ていながら、まるで別な感情を抱くということが手に取るようにわかる。
うなりました。
題材が皇帝暗殺なだけに、そこにはいくつもの対立の構図があります。
だからこそ、このセリフの重なりがいっそう生きてくる。
こんな風に文章にしても、多分見た人にしかわからないと思います。
あえて例を求めるとすれば、ミュージカルの重唱のようなものでしょうか。
そしてその朗読を支える雅楽。
控えめな音でありながら、その独特の響きで雰囲気を作り上げていく様は、
実に心地よいものでした。

最近は朗読といっても、舞台機構を派手に使ったり、
音楽や照明に工夫をこらした演劇並みの演出で見せるものもあります。
この朗読能シアターは、その真逆を行くもので、演者さんたちは葛桶に座ったまま微動だにせず、
動きといえば入退場と台本の紙をめくることだけ。
照明も、相対している人にスポットを当てることで場面転換を示すだけで、
とにかくひたすら「朗読に集中」することになります。
観客の集中力を引っ張るだけの脚本のチカラと、演者さんたちのチカラ、そして観客の集中力が、
題材にふさわしい緊張感を生み出し、見事な「咸陽宮」の世界を作り出していました。
ああ、この雰囲気、本当に多くの人に味わってもらいたい!!!!

お話や演者さんのことに触れないうちにこんなに長くなってしまった……。
なので、次回に続きます。
[ 2015/05/28 02:39 ] 舞台 | TB(0) | CM(2)
それで、ツイで「史記の読み下し云々」と仰っていたのですね!
ここでも荊軻が主人公なのでしょうか?

始皇帝暗殺は、結構漫画や物語になっているので(というか、史記に書かれている場面も、物語っぽくよく表現されていますがw)、見応えがあると思います(この場合は、聞き応え?)^^

平家物語が底本になっていると言うのが、私的に想像つかないですね^^;;
[ 2015/05/28 15:33 ] [ 編集 ]
亀もゴールして昼寝するくらいの遅レスで申し訳ございません!

> ここでも荊軻が主人公なのでしょうか?

ああ! びびんばさん中国史専門でいらっしゃいましたね!
お伺いすればよかった><
死に面した始皇帝が荊軻のことを思い出して……という流れなので、
構成的には始皇帝が主人公です。
ただ、荊軻を主役ととらえることもできますので、
自分が始皇帝か、荊軻か、どちらに感情移入するかで印象が違ってくる物語でした。
映画はそれこそ20年位前にありましたよね?
あの頃は、中国歴史映画が頻繁に入ってくるようになった時期と記憶しています。


> 平家物語が底本になっていると言うのが、私的に想像つかないですね^^;;
ですよね~(;´∀`)
なんでわざわざこの話を入れたのかよくわかりませんが、
平家物語を読んでみたところ、琵琶法師が語ることを想定すると、
なるほどなあという脚色にはなっていました。
でも平家物語って、もともと読み物として書かれた説もあるんですよね?
[ 2015/06/17 00:49 ] [ 編集 ]
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