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オリエント急行殺人事件
2夜連続、珍しくリアルタイムに視聴しました。
現在NHKでシャーロック・ホームズの人形劇を手がけている三谷幸喜が、
今度はフジでエルキュール・ポワロを描くということで、
非常に注目度も高かったのではないかと思います。
見終わってみての私の感想は「中途半端だったかなあ……」ということと、
「藤本隆宏さんは『真田丸』に来るに違いない! 役は本多忠勝!」と確信したことでしょうか。
全体に、ジレンマを感じた作品でしたね。

第1夜は原作に添っていて、殺人事件が起こりポワロが真相にたどり着くまでを扱いました。
予想に反して実に王道というか、展開は英国のテレビドラマ版とさほど変わらない印象で、
良いにつけ悪いにつけ、いわゆる三谷幸喜らしさみたいなものは感じられませんでした。
かといってこの殺人事件の真相に驚愕するほどの展開・構成だったかというと、
そうでもなかったんですよね。
ただこれは英国テレビドラマ版でも感じたことなので、
あのクリスティの原作、つまり文字から得る雰囲気を実写化するのは、
かなり難しいということなのかもしれません。
ただ、原作オリエント急行殺人事件は、様々な国の様々な階級の人間が集まっているがゆえに、
全員につながりがあって全員が犯人という結末が意外性を持つのですが、
それが日本を舞台にすることで、意外性のひとつを消去しなければならず、
結果、わざわざ面白さを半分切り捨てたことになります。
そこをあえてなぜこれを原作に選んだのかという疑問も残りました。(フジだから?^^;)

第2夜は、犯人側から描く殺人事件。
話としては第1夜と第2夜は続いているのですが、
日を分けた構成にすることによって、ミステリーの終盤に来る探偵の謎解き部分を独立させ、
回想ではなく現在進行形で見せようという構成です。
三谷さんは以前「回想は時間が止まるから嫌だ」とおっしゃっていましたが、
それを回避した形ですね。
そしてこの原作の隙間を埋める第2夜こそが、三谷さんオリジナルとしての見せ所でもありました。
人が次々に集まってひとつのことをやり遂げるというストーリーは、
三谷さんの十八番と言っても過言ではないと思うのですが、
その「ひとつのこと」が「復讐のための殺人」である時点で、
三谷さんの持ち味とは若干方向性が違ったのではないかと思わざるを得ないものとなりました。
三谷作品の「古畑任三郎」も同じく探偵物ではありますが、
あれは殺人を犯してしまう人間の悲劇と喜劇がバランスよく練りこまれていたところが、
ヒットの要因のひとつではなかったかと思います。
一方こちらの作品は、そのバランスが上手く取れておらず、かなり無理を感じました。
原作に敬意を払いつつ、でも三谷さんの思う人物像を描こうとすると、
そこにズレが生まれてしまい、どこか中途半端に終ってしまった気がします。
ただ、列車に乗ってから殺人を犯すまでの描写は、
さすが密室物を得意とする三谷さんで、テンポよく見せてくれました。
アクシデントにあたふたしつつも、いざナイフを……となったときに、
それぞれが見せる個々の表情が実に多様で面白く、人の複雑さを垣間見た気がしました。
この瞬間のための豪華キャスティングであり、そして見る価値のある瞬間でした。

肝心のラストは、やはり「犯人を見逃す」ということになりましたね。
原作でさえここは賛否両論なのですから、できたらオリジナルにして欲しかったなあ。
せっかく忠臣蔵ネタと合わせていたのだし、だったらそのまま忠臣蔵で行ってもらったほうが、
日本人としてはより共感できたのではないかと。

俳優さんでは、沢村一樹さんが落ちついた大人の男を渋く演じていて惚れ惚れしました。
二宮和也くんは、目の演技が素晴らしかったです。
『真田丸』には出演されないと思いますが、もうちょっと若かったら秀頼とかよかったかもなー。
印象に残る秀頼というのを見てみたいので。
そして草笛光子さんと富司純子さんの大女優お2人は圧倒的な存在感で、
お2人がいたからこそオリエント急行の雰囲気が醸しだされていました。
あと藤本隆宏さんはね、絶対大河に来る! 絶対本多忠勝!
この人なら、「なんかよくわかんないけど、戦場で怪我しないんだよね」が通用する!(笑)
『真田丸』を占うには微妙な作品でしたが、俳優さんたちのお芝居は楽しませてもらいました。
[ 2015/01/15 00:40 ] ドラマ・その他 | TB(0) | CM(0)
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