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会津の運命 ~八重の桜 OP~ 

毎年大河ドラマのOP音楽について語るのが恒例になってしまいました。
完全に私独自の解釈であり感想なので、
共感してくださる方もできないという方もいらっしゃると思いますが、
芸術なんてそんなものなので、さらっと読み流していただければ幸いでございます。

さて、今年「八重の桜」OP担当は坂本龍一さん。
これまで一度も大河を担当されてなかったことが意外といえば意外です。
ブログを書く前にみなさんがどんな感想を持っているのかチラッと探ってはみたんですけど、
うーん、どうも反応がイマイチなんですよね……。
みなさん一様に「印象に残らない」「暗い」と感じておられるようで。
私は、大河のOPは2分40秒の中で主人公の人生をすべて表現しているととらえています。
ところが今回の作品はそうではありませんでした。
坂本龍一さんがどう意図されたかはわかりませんが、『復興支援』という看板を背負ったせいでしょうか、
『新島八重』というよりは幕末の『会津藩』を描いた音楽のように感じました。
大河のOPの場合、たいてい「導入-急-緩-急」という構成で作られています。
近年はそうでない作品も出てきていますが、概ねこの法則は踏襲されていると思います。
しかし『八重の桜』では冒頭からすぐにメインテーマが流れ、その後第2テーマが出てきます。
そして再びメインテーマが現れて、アレンジされた第2テーマに移行して締めくくり。
なかなか味のある作りだと思うんですが、メインテーマも第2テーマもパンチの効いた旋律ではないので、
パッと聴いた限りではメリハリに欠けるかもしれないですね。
でもそこが良い意味で『会津』なのかなと感じたわけです。

まずこの音楽、使われている音域が非常に狭いです。
跳躍はほぼ皆無ですし、すべてが重く地を這うように進行していきます。
私はそこに会津の姿が見える気がします。
信じるものを守るために耐え忍び、決して揺らがない強さを持ち、愚直なまでに頑固。
会津の信念と手強さが伝わってくるようです。
作品の雰囲気が現代的でない点も、実は「会津」なのではないかと私は思っています。
幕末、東北諸国は様々な点で中央以西から遅れていたことを思えば、
全体の響きが昭和の大河風であることも意図されてのことなのかなと。
管楽器がメインの第2テーマは(35秒あたりから)、
「どんなに辛いときでも、見上げた空には光がある」というような印象。
控えめだけれども「決して希望は失わない」という、
東北人だけでなく、おそらく日本人に共通する心が光っているように思います。
リズムはもしかしたら民謡「会津磐梯山」から?とも思えますね。

メインテーマ→第2テーマと来て、再びメインテーマが奏でられます。
ここからはメロディーラインではなく是非他の楽器に耳を傾けてほしい。
冒頭と違って、半音階を駆使して会津を「追い込んで」いくんです。
半音というのは非常に緊張感を強いられる音程です。
使いようによっては期待にも恐怖にもなる。
ここではまさに追い打ちをかけるかのように、メロディーに半音が絡みついていく。
締め上げられるような窒息感が頂点に達したとき、すべてが崩れて消え去ります。
しかしその後に、あの第2テーマが明るい音色で帰ってきます。
そう、「失わなかった希望」が「明治」という音になったんです!
ここでピアノを使うというのは本当に秀逸。
ピアノという楽器は幕末には日本に伝わっていたと思いますが、
それは未知の新しい楽器だったはずです。
その新しい楽器が新しい時代の開花を告げるという流れに、私は唸りました。

「新島八重や復興を思えばもっと明るく前向きな曲を!」というのもよくわかります。
そういう描き方も有りでしょうけれど、制作側の意図は別なところにあったのかもしれません。
私はこれはこれでしみじみといい曲だと思います。


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[ 2013/02/11 01:31 ] 大河ドラマ | TB(0) | CM(8)
OP感想、お待ちしておりました!
声フェチのワタシでさえ、今年のOPは映像の方に気がいってしまうほど
曲の印象が薄いというか、パッしないなぁと思っていたので(苦笑)
プロの視点からだとどのように感じるのかしらと楽しみにしていました。
まさかリューイチサカモトの作曲だったとは!(驚)

最後の部分は…そうか、ピアノか!
一緒に木管も同じメロディラインを
奏でたり奏でなかったりしてませんか?(どっちだ)
オーボエというか、クラかしら…?(←自信なし)
そっちの音の方が耳について、ピアノの音が完スルー状態でした(泣笑)。

カタリーナさんの感想は曲のバックグラウンドというか
作曲サイドの意図するところまで深く鋭く追及するように書かれていて
目からウロコなことが多いので、とても参考になります♪
幕末の動乱に巻き込まれた会津と、ようやく訪れた維新の風を感じながら
再度聞いてみようと思いますvv
[ 2013/02/12 22:58 ] [ 編集 ]
今年のOPはまるではるかちゃんのPVのようですが、
映像としてはとても綺麗だと思っています。
ちょっと字が読みにくいのが難点なんですけどね。

待ってくださってありがとうございます。
綴ったかいがありました!(笑)

曲はそうですね、例年に比べると「パッと」しないのかもしれません。
久しぶりに「北条時宗」や「功名が辻」など過去の大河OPを聴いてみましたが、
やはり「これから大河が始まるぞ」というワクワク感みたいなものがあって、
今回の「八重の桜」はそれらとはちょっと毛色の違うタイプかなと思いました。
私としては、わざわざリューイチサカモト先生が狙ったのだと感じましたが……。

ピアノと一緒にメロディーラインをなぞっているのは、
多分オーボエだと思いますが、私も自信なかったり。(あれ?)
私の解釈も結構ザックリですし、そんな絵も描けるな~程度に参考にされてください。(笑)
あんまり固定イメージを植えつけてしまうのも本当は良くないと思っていまして。
音楽は自由なので、ぜひぜひAkiさんの絵を描いてくださいな♪
[ 2013/02/16 03:39 ] [ 編集 ]
 お久しぶりです。今年の大河の音楽は地の底から湧き上がるようなという印象で聞いていた私です。確かにちょっと地味な分、印象に残り難いかもしれませんね。でも最後のところで希望を感じました。復興というと本当にぴったり来ますね。今度目を閉じて聞いてみようと思います。
[ 2013/02/18 21:26 ] [ 編集 ]
私は、このドラマ1回しか見てないけれど、曲はお正月にかなり頭に刷り込まれました。この曲は、とっても坂本龍一らしいメロディー。彼にとって心地のいい音を使っていると思う。曲の構成とか専門的なことは分からないけれど、主人公が女性ということもあって、雄大さにはちょっとかけるかも。
八重の桜のOPは、悪くないと思います。また坂本氏のCDが聞きたくなってきた。音楽って好みの問題なので、誰もが好きになる曲ってあり得ないでしょう。
[ 2013/02/19 07:11 ] [ 編集 ]
お元気ですか?
最後のピアノになるところは私も希望が見えていいなあと思います。
そのあたりも、新島八重というよりは会津藩に重きをおいているように感じるんですよね。
全体に押しは強くないですが、東北の芯の強さと控えめな面がよく現れてる音楽だと思いますし、
音楽とドラマが一致するとすれば、「そういう」作品として描かれるんだろうなと想像してます。
今年はどちらかというと、音楽よりもタイトルバックの映像のほうが話題になってる印象ですねー。
[ 2013/02/20 23:20 ] [ 編集 ]
一度聴いたら覚えるというようなメロディーラインではない上に、
大河のお約束的な盛り上がりがないところが、いまひとつ音楽をつかみにくくしてるのかも。
仰るとおり、万人が良いというものは、
音楽だけでなくどんな作品においてもありえないよね。
それが個性なのだし、でも私は今年OPもまた主題に添った良い音楽だと思ってるよ。

[ 2013/02/20 23:24 ] [ 編集 ]
こんにちは!
実は、カタリーナさんの大河OP解説、楽しみにしておりました。

坂本龍一っぽいけど、地味?しなやかさは感じるけど、地味?
こんな感想しか持てなかったので、
カタリーナさんなりの解説、興味深く拝読しました。
映像はアレだけど(綾瀬はるかさんのPV状態)、何気に好きです。

曲の最後の方は、何度か聞いて、「蛍の光(ホタルノヒカリではなく、
オールド・ラング・サイン)」っぽいように思っていました。
最後の一音の上りがないので、違うかもしれませんけど。

オールド・ラング・サインは、賛美歌になっているので、
将来の新島襄との人生の暗喩?とか勝手に妄想をしておりましたが、
やっぱり、ちょっと違うかも。

来年の解説もよろしくお願いします(←気が早い?)
[ 2013/02/21 19:27 ] [ 編集 ]
ああ、本当だ!
蛍の光の旋律に似てますね。
そうか、最後にピアノの音になるところは、賛美歌という風にも取れますね。
それも非常に興味深い解釈だと思います!
こういうところが音楽の面白さなんですよねえ。

来年はどなたが音楽を担当されるんでしょうね?
中村Pが直近にお仕事された作曲家だと村松崇継さんですね。(@吉田茂)
村松さんはまだ若いですがNHKでのお仕事も多いので、
あってもいいかもしれないですね。
発表が楽しみです。
[ 2013/02/22 00:43 ] [ 編集 ]
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