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銀河英雄伝説@TAKARAZUKA(後編) 

宝塚の『銀河英雄伝説』を見てきた話の続きです。

とにかく見終わったときの私の感想は、

みんな、とりあえず原作読もうぜ!

でした。

私は原作ファンであり、宝塚も大きなブランクはあれどそこそこ見ています。
そういう視点による個人的な感想ですが、
この作品は演出やジェンヌさんたちの素晴らしさに対して、脚本がいささか残念でした。
最大の難点は、幕が下りた段階で提起された問題が何一つ解決していないことと、
作品のテーマが見えなかったことじゃないでしょうか。
原作2巻までを、原作ファンに気を遣いつつ宝塚仕様に仕上げることに力を入れすぎていて、
肝心の『柱』となるべきものがないと感じました。
巷の感想でも、「話が心に残らない」というような内容を多数見かけましたが、
原作は決してそうではなく、重くずしりと心にのしかかる話です。
ラインハルトと門閥貴族の争いも、同盟内のクーデターも、
そして最後のキルヒアイスの死も、どれもが関係者に大きな傷を残す大事件です。
そこで織りなされる人間模様の複雑さが読み手を惹きつけてやまないわけですが、
それがあの舞台では伝わらなかったと感じます。
あのペースできちんと伝わるように描こうとしたら、ワーグナーのオペラ並みの長さが必要かな。
原作2巻までをベースとして帝国を中心に描くのであれば、
どうあってもラインハルトとキルヒアイスに重点を置かないわけにはいきません。
2人の友情と別れを描くのが正攻法だと思うし、
これは宝塚のトップさんと二番手さんの関係にもってこいな設定のはずなんです。
実際「友よ」と重要な歌をラインハルトとキルヒアイスはデュエットしてますから、
これを軸にすれば胸に迫る作品が作り上げられたと思うんです。
だってもう、もともとそういう流れなんですからね。
そうすればあの怪しすぎるオーベルシュタインの存在意義ももっと出たでしょうし。
ところが調べてみると、どうやら今の宙組さんにはちゃんとした二番手さんがいない様子。
そうするとスターの序列に厳しい宝塚において、
ラインハルトとキルヒアイスをあまりクローズアップすることはできないのでしょう。
それにしても「卿は嘘をついている」がカットされたのはなーぜーーー。(叫)
さらにトップ娘役さんの存在。
トップ娘役さんに、本来であれば物語の鍵であるアンネローゼではなくヒルダ役が振られたのは、
今作が、ひとえにトップコンビのお披露目だったせいでしょう。
ゆえにラストは「2人が共に未来に向かって一歩踏み出す」という展開になるのは想定内でした。
私はヒルダの改変についてはちょっと乙女すぎたとはいえ許容範囲ですが、
もっとヒルダの賢さや自立性が見えるシーンを作ることはできなかったのでしょうか。
ラインハルトと絡まなくても、トップ娘役として存在感を示すシーンが作れたはず。
2巻まででヒルダの見せ場といえば、父親をラインハルト陣営へ引き込むところですし、
門閥貴族に勝った後、ラインハルトの秘書官になるところでラストでもよかったのでは?
改変しても、(ありがたくも)ラインハルトとヒルダを恋愛関係にしなかったのであれば、
「ヒルダはあくまでラインハルトの同志であって、キルヒアイスに代わることは絶対にできない」
というところだけは押さえてほしかったんですよね……。

銀英伝@東京宝塚劇場


結論としては、ここまで中途半端になるなら同盟側はばっさり削ってもよかったと思います。
同盟のエピソードなんて端折られ過ぎていて、初見さんに理解できたかどうか?
話を知ってる自分でさえ、それこそ「なにがどうしてこうなった」みたいな展開でしたから。
ラインハルトの元帥府の面々だって、完全にモブ化していてもったいなかった!
あれでは最初に自己紹介ソングを歌った意味がありません。
噂のオフレッサーはものすごいイケメンになっていて(笑)かっこよかったですが、
あのシーンも不要だと思うし、なぜ採用されたのか謎。
あと気になったのは、ラインハルトが宇宙の平和を望んでいるような描写だったことでしょうか。
原作関係なく考えても、ラインハルトが平和を望んで戦う動機は示されてなかったと思います。
つまり、友情の話でもなく、かといってなぜ平和を望んでいるのかもよくわからず、
同盟との決着もつかず、崩御した皇帝の跡継ぎ問題もどうなったのかわからず、
最終的にヒルダとの関係もよくわからず、芝居に必要なカタルシスがどこにもなかったんですよね。
プログラムで小池先生が、
「あの役、この事件を泣く泣くカットして落ち込んでいる自分がいた」
と書いておられました。
そうだろうと思います。
心中お察しします。
銀英伝はひとつ話を崩すとその後の展開がどんどん壊れていきますから、
事件や場面の取捨選択が難しいこともわかります。
そこを補うために、事件を合体させたり戦争を一つにまとめたり苦心されてました。
それは私は全く気にならなかったし、正直どうでもいいと思いました。
宝塚版では戦争ではなく人間関係を描こうとしたわけですから、原作者の許可もあったことですし、
オリジナルエピソードをつけたしてでも、人をこそもっと深く掘り下げてほしかった。
でも足りなかった。
手を広げ過ぎたと思います。
そして宝塚のスターシステムによるキャスティングの弊害。

長々つづってしまいましたが、最後に一言だけ。
銀橋でラインハルトがキルヒアイスの頭をくしゃってやるシーン。
あそこだけは、あそこだけは不覚にも一瞬うるっとしました。
ラストを知っていたらやっぱりね……。
[ 2012/11/14 23:22 ] 宝塚歌劇団 | TB(0) | CM(6)
おはようございます。

やっつけで
コミック版2冊だけで観劇だったので
衣装・化粧・装置とキラキラ感で
は~~って、誤魔化され?ましたが


“原作をよまなくちゃ~~”だめ?!よね!
[ 2012/11/16 08:34 ] [ 編集 ]
場面1つ1つは悪くなかったと思うんです。
ただ感情移入するには流れが雑だったかなあと。
あれもこれも削れない!という気持ちもわかるんですが、
今回は正攻法でラインハルトとキルヒアイスを中心にもっとぐっと焦点を絞ったほうが、
宝塚的にもよかったんじゃないかなあと思いました。
かつて涼風さんと麻乃さんのお披露目@ベルばらのときも、
麻乃さんはディアンヌというトップ娘役さんらしくない役を演じておられましたし、
今回姉上がヒロインではダメだったのかな~などいろいろと、
大人の事情をあれこれ推察してしまう結果となりました。(苦笑)
[ 2012/11/20 22:22 ] [ 編集 ]
こんにちは。
やはり原作を知ってるものとしては、よくそこまでのエピソードを入れたなぁ…という感想ですが、全く知らない方にはちょっとどうだったのかな?という印象を受けましたね。
これで、原作に興味を持っていただけたら嬉しいんですけどね
(^_-)-☆
宝塚で上演が決まった時、てっきり帝国側だけを描くと思ってました。配役が決まっても、ヤンは狂言回し的に登場するだけだと思ってました。ことごとく覆されましたが^m^でも緒月くんのヤンは好感が持てました♪


>涼風さんと麻乃さんのお披露目@ベルばらのとき

そうでしたね~
さすがに当時のよしこちゃんにアントワネットは荷が重すぎましたから(;^_^A それで植田先生が苦慮して大人の二人を登場させなかったとかなんとか…
[ 2012/11/21 21:27 ] [ 編集 ]
亀コメ失礼します。
原作を読破する前にヅカが始まってしまい、即興のマメ知識だけで観てしまいましたが、
うーーーーん…キルヒアイスの死がそんなに衝撃的なことだったのか?
という感想です(ヅカだけを観た時点での感想)。

恐らく原作では、幼馴染であり親友であり同志でもあるキルヒアイスの死は、
ラインハルト自身にとって、そして帝国側の運命にとってさえも
左右させられるほど重要な出来事なんだろうなあと
推測します(原作もそこまで到達していないので、あくまで私的予測)。
でもヅカでは、正直、そこまでの重みが感じられませんでした…。
てゆーか、え?キルヒアイス死んじゃうんだ?みたいな、
とってつけたような、斜め上の展開…(泣笑)。
感情移入どころか、そーくるの?全然フラグ立ってなかったじゃん!とか
ツッコミ満載での急展開でした。。。

…はい、原作をちゃんと読んで、出直してきます!(泣笑)
[ 2012/11/25 18:35 ] [ 編集 ]
> よくそこまでのエピソードを入れたなぁ…という感想
それは本当にそう思います。
エピソードの合体のさせ方に「そうきたか!」と唸るシーンもありました。
ただ、それだけ全部エピソードを入れる必要があったかどうかというと、
どうでしょうねえ。
私はやはり全体にすべてが中途半端に見えてしまって残念でした。
それ以外が本当に本当に素晴らしかっただけに、席で悶々としていたという。(苦笑

> 緒月くんのヤンは好感が持てました♪
おおお、同士よ!(笑
私はお稽古場の様子を見たときから緒月さんがなかなかいいと手ごたえを感じてまして、
舞台でもその期待を裏切らないヤンを演じてくださってたと思います。
あああ、同盟編が、査問会が見たい!と思ってしまいましたよ。


ベルばらお披露目……やはりそういう事情でしたか。
当時は私自身がまだそうしたことを察するほど大人ではありませんでしたが、
今お伺いすると納得です。
でもなぜロザリーでもなかったんでしょう。
あ、また疑問が。(苦笑
[ 2012/11/26 00:42 ] [ 編集 ]
> うーーーーん…キルヒアイスの死がそんなに衝撃的なことだったのか?
わははは!
でも私もそうでしたよ。
なんというかこう「段取りの通り死んでしまいました」的な展開で。(泣
本当はもっといろいろハラハラさせることとかあるんですよ。
ラインハルトにとってキルヒアイスは唯一無二の味方で親友で、
おそらく自分の命より大事な人なんですが、
その人を「自分のせいで」失うことになるので、
それはもう衝撃も衝撃、大衝撃です。
実際小説を読んでいたときは、ああいう展開になると思っておらず、
(そう感じさせるフラグはなかったと思います)
読み終えたときに呆然としました。
確か銀英伝キャラ人気ナンバーワンはキルヒアイスだったはず。
原作を読んでいただくと納得していただけるかとは思うのですが……。
せめて2巻まで頑張ってみてくださいましm(__)m
[ 2012/11/26 01:02 ] [ 編集 ]
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