ぽっぽっぽー。
いつ暖房を出そうかと、「寒いな~」「まだ早い」を繰り返しております。
寒くなり始めると、気温が下がるのもあっという間ですね。
夏の間はどこかへ遊びに行っていた鳥たちが、少しずつうちの庭に戻ってきました。
向かいのお宅では、雨樋に雀の一家が帰ってきたようで、
一列に並んで外界を窺っている姿が見えて和みます。
そういえば最近ハトを見なくなりました。
一時期は繁華街などでも屯していて、
定期的にエサをあげるいわゆるハトおじさんがいたりしたんですが、
ここのところそういう光景もまったく見なくなりました。
もしかしたら神社にもあまりいないかもしれません。
『鳩』という文部省唱歌があります。
作詞・作曲者は不詳で、
ぽっぽっぽ、鳩ぽっぽ、豆がほしいか、そらやるぞ。
みんなで仲善(なかよ)く 食べに来い。
ぽっぽっぽ、鳩ぽっぽ、豆はうまいか、食べたなら
一度にそろって 飛んで行け。
となっています。
これは、1911年(明治44年)の尋常小学一年生用の歌。
1941年(昭和16年)に国民学校の教科書に採用された際に、
ポッポッポ、ハト ポッポ、
マメガ ホシイカ、ソラ ヤルゾ。
ミンナデ イッシヨニ タベニ 來イ。
ポッポッポ、ハト ポッポ、
マメハ ウマイカ、タベタナラ、
ミンナデ ナカヨク アソバウヨ。
と変えられたようです。
みんなで仲良く食べに来い→みんなで一緒に食べい来い
一度にそろって飛んで行け→みんなで仲良く遊ぼうよ
というふうに改変されたわけですけど、
1941年に真珠湾が攻撃された時代背景を考えると、
そこには結構深い意味があるのでしょうね。
でも、みなさんはどちらの歌詞で覚えてました?
そういう私は実は1番の歌詞しか覚えていなかったです……。
とまあ、何で急に鳩の歌なんかについて調べてみたかというと、
ツイッターで下のようなハトさんのつぶやきを読んだから。

確かに「そらやるぞ」は、今の感覚だと上から目線すぎかもしれないですね。(笑