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朝ドラ『カーネーション』 

初めて朝ドラを完走しました。
「カーネーション」は連続テレビ小説のタイトルの通り、1日1ページめくるごとにハラハラ、
そして画面や音から生きる元気をもらいました。
ファッションデザイナーの小篠綾子さんをモデルにしたヒロイン小原糸子は、
ぶっちゃけ自分のために生きてきた人です。
生きていれば必ずぶつかる「なぜ?」「どうして?」を勢いで突き破り、
生きてるんだから生きていくんだと突き進む。
そこに理屈なんかありません。
結果的に周りを巻き込んでしまうわけですが、それが必ずしも悪いことばかりではない。
糸子が動くことで自分の道を見つけた人もいました。
糸子を見ることで、自分の気持ちに気づく人もいました。
糸子が女一人で家族と従業員の生活を背負い、
がむしゃらに、けれど底抜けの明るさを持って人生を切り開いていくさまは、
見ていて爽快で、また共感する部分も多いものでした。
まだ30歳になったばかりの尾野真千子さん演じる糸子の、
おせっかいで自分本位ででも情に厚いオバチャン。
あんなにたくましくガツガツ生きていくヒロインというのも、新しかったように思います。
問題が「終わりよければすべて良し」的に解決しすぎるきらいはありましたが、
そこは朝のドラマなので、こんなものでしょう。

3月に入ってからの4週間で、糸子の晩年が描かれました。
2月までと3月からの間にはドラマ内で20年の差があり、
俳優さんも尾野真千子さんから夏木マリさんにかわり、他のキャストも娘たちを除いて一新しました。
この4週間はエピローグのようなものだったと思います。
感想を覗いてみたら、結構不評だったんですね。
でも私はこの晩年にこそ、感じるものが多かったんです。
私自身の年齢もあるかもしれません。
あれだけ豪快に生きてきた糸子が、一歩進むごとに年を取り、
あれができなくなり、これができなくなり、老いの寂しさを知っていく。
若い頃の爆発ぶりを知っていればいるほど、切なく寂しく、老いの現実を知る思いがしました。
最晩年、糸子は自分のブランドを立ち上げます。
あれも糸子ですから自分のためでもあったのでしょうが、
本当はあの話を持ってきた若ボンボンたちのためだったのではないかと思います。
ずっと自分のために生きてきて、いつも周りに迷惑かけて助けてもらってきた糸子が、
意識してか無意識か、ついに若い世代を助ける立場になった。
これもまた、「年寄りの役目」なのだとしみじみ思いました。
だからこそ、最後まで尾野真千子さんで見たかったなという思いも残ります。
夏木マリさんの糸子にも私はさほど違和感を感じませんでしたが、
老いを描くなら、それにどれほど無理があろうと同じ役者さんでと思います。
特に娘3人のシーンを見るたびに、5か月かけて積み重ねたものがあるからこそなのに……と。

5月には総集編が放送されます。
また岸和田弁でまくしたてる糸子に会えますね。
[ 2012/04/01 13:31 ] ドラマ・その他 | TB(0) | CM(4)
オノマチの糸子さんだからこそ、魅力的なドラマになったと思います。
確かに、晩年までと考えるとルックス的に無理があるでしょう。
そこは、エフェクトではなく、ドラマ全体でなんとかしてほしかったです。
どうすれば、いいのかはわかりませんが(^^;)

年代と共に、自分の役割が変わる。
だからこそ、駆け抜ける姿を演じたオノマチさんで、
違う役割で社会に関わり続ける糸子さんを見たかったと思います。

ドラマって、難しいですね。
「マー姉ちゃん」「あぐり」「チョッちゃん」「芋たこなんきん」
実在した人物を描いた女一代物は、魅力的でした。
無論、フィクションも混じっているわけですが。
フィクションの混ぜ具合が上手くいったドラマが傑作になっているともと思っています。

あそこまで、完成度を見せながら、やはり、
演技巧者で、年齢に見合った配役だったにしろ、
この選択に、少し惜しい気もします。
無論、夏木マリさんは、好演されていたと思いますが。

ところで、オノマチさんは、大河ドラマ「義経」で、
源義経の正室を演じているのですね(^^;)
[ 2012/04/05 22:22 ] [ 編集 ]
カーネーションは、私の好きな俳優さんが
ビッグネームというよりは地味に演技巧者な方が
多数出演されてましたので、飛び飛びで拝見していても面白く

小林薫さんの、普段のとんでもなさと
妻の実家で見せるやるせない表情の対比とか
拝見してますと、超萌え!だったのですが(笑)

あの時代の男女の在り方とか、きちんと踏まえていたからこその尾野さんの糸子が生きたのだろうと
最終回まで尾野さんで、というのはとても理解出来ます

が、あの、妖怪じみたおばあちゃんは
尾野さんではちょっと無理なような気も(^^ゞ
ボーイフレンドが年齢の数だけいる
エネルギッシュな婆さんを「湯ばあば」と言わずになんと言おう


最終回まで少しだけ録画してます
生活がちょっと落ち着いたら見れるかな


飛び飛び視聴でおそらく、マニアックな話題にはついていけてない
勘違いがあったらごめんなさい
[ 2012/04/06 16:59 ] [ 編集 ]
主役交代の報に驚き、とても残念に感じたのは事実ですが、
30歳で90代を演じるのはやはりさすがに無理かもしれないと納得もしました。
娘たちが成長してからは、役者さん同士の年齢が近くなってしまったものの、
尾野さんの醸し出す強烈なオバチャン臭(爆)がその違和感を消してくれていました。
しかし90代となれば、周りの人間も変わってきますから、
やはり交代せざるを得なかったのかなとは思います。
ただ最晩年、娘たちとの関係を見るにつけ、
タダのイチ視聴者である自分はさておき、
まず何よりも尾野さんご自身が最期まで演じたかったのではないかと。
彼女が生きて作り上げた糸子ですから……。
それを引き継いで、見事に糸子を見送った夏木マリさんにも脱帽です。
[ 2012/04/09 01:49 ] [ 編集 ]
頑固一徹な親方とか父親といったら、私は真っ先に小林薫さんの顔が浮かびます。
でも今回はそこに、「妻の実家に何となく負い目がある」という要素が加わって、
私もお父ちゃんの二面性はツボでした。
また麻生さん演じるお母ちゃんの天然ぶりがすごくよくて、
小原一家はあのお母ちゃんがいたからまとまっていたのだとつくづく思いました。

夏木さんの糸子は尾野さんから引き継いだ糸子でした。
あの糸子ならこうなるだろうなと納得できました。
嫌なやつをお手玉で追い返したり、鰻、鰻、と喚いたり、
そういう若かりし頃の糸子の面影を残しつつ、でもやっぱり老いは免れない。
そうした変化を細かくとらえればとらえるほど、ずっと尾野さんで見たかった気持ちも出てきます。
でもきっとこれがベターな選択だったのだと思います。
あと数話、ぜひゆっくり楽しんでください。
[ 2012/04/09 01:59 ] [ 編集 ]
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