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姫という役は難しい。 

少し前にこちらでおーるめんずキャストによるベルばらCDについて書きました。
そしてなんと、縁あって該当CDを聴く機会をいただきまして。

サウンドシアター ドラマCD ベルサイユのばらサウンドシアター ドラマCD ベルサイユのばら
(2010/04/22)
イメージ・アルバム、森川智之 他

商品詳細を見る


がっつり聴かせていただいてしまいました。
私にとってこういうタイプのCDは初体験ですので、
聴き始める前は、

赤面ものだったらどうしよう

笑いが止まらなかったらどうしよう

気色悪かったらどうしよう

などなど、いろいろ不安になりつつの再生だったのですが。

うん、なくはないな。

というのが、わたくしの率直な感想でございます。
キャストトークでオスカルを演じた森川さんが、すごい作品に出演したことについて、
「敬意を持って演じましたが、我々的には力及ばず」
と発言して、総ツッコミを入れられていたのが何とも。(笑
それだけ難しく、大変な作品だったということなんでしょうね。
それはとてもよくわかります。
でもキャラクター表現という点では、私は違和感は感じませんでしたよ。
女性の役だからと、変に作りすぎていなかったのが良かったのかもしれません。
宝塚の男役さんもよくおっしゃってますが、「男や女ではなく、人を演じる」という意味では、
何を演じようとも関係ないのだろうと思います。
ただ「声」に関しては、男性の声域で少女の声を出そうとするのは酷というもので、
笑い声や叫び声、泣き声といったあたりにちらちら男声が出てしまうのは、
いたしかたないかと思われます。
作品のストーリーは、オスカルにまつわるエピソード集です。
原作を知っている人にはすぐにピンとくる場面ばかりですが、
知らない人には流れがなかなかつかみにくいと思います。
一応オスカルのナレで説明はされますが、話に入り込むには難しいかなといったところ。
何か1つに話を絞ったほうがよかったような気もします。

これを聴いて思ったのが、「姫」という役はつくづく難しいものなのだなあということ。
マリー・アントワネットは、普通に女性が演じてもハードルが高い役だと思います。
絵に描いたようなお姫様で、天然なお嬢様。
何をしていても漂う名門ゆえの気品、優雅さ。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの」の有名な言葉も、
アントワネットにとってはごくごく普通の会話でしかない。
悪気もなければ疑問もなく、なぜそれが民衆の怒りを買うのか見当がつかない。
そういう「姫」を嫌味なく演じるのはやはり難しいんですね。
何度もベルばらを上演している宝塚でも、アントワネットを演じられる姫役者は、
そうそういるものではないと聞いています。
そんな役を、お姫様に憧れを抱くことのない男性が演じるのは、相当大変だろうと思いました。
アントワネットを演じた鈴木達央さんは、池田理代子さんから「無垢と品」を求められたそうですが、
かなり苦戦されたように思います。
特に14、15の少女の頃の無邪気さは、おてんば娘とも違いますし。
鈴木さんの場合も、少し大人になってからのほうがしっくりきていたので、
アントワネットが己の立場に目覚める後半のほうが、聴かせどころになったかもしれません。
残念ながらこのCDでは取り上げられていないのですが。
実際に聴いてみて、おーるめんずの魅力がまだよくわかっていませんが(苦笑)、
他のものもちょっと物色してみたいな~と思ってしまいました。(←!)

以下個々のキャラについて書きます。
[ 2011/12/09 02:00 ] ドラマCD | TB(0) | CM(4)
私め、ベルばらの話を知っているとという方向でしか語ることは出来ないですが(おーるめんずをする意味も正直分からないのですが・・・)
お話しを伺っている限りは、面白そうだ!と思いました^^

姫役や私の春風少女を、男性が(声だけで)演じている時の「工夫(と言っていいのかどうか分からないですが)」が感じられたら、面白い!と思うかもしれません

・・・・自分で何を言っているのか分かりませんが(すみません@汗)、いずれにしても好奇心がそそられます^^;;
[ 2011/12/09 22:37 ] [ 編集 ]
実際に聴いた私もおーるめんずの意図がよくわかりませんでしたが……^^;
声ヲタであれば、「あの人がこんな役を!」的な楽しみもあると思うのですが、
それ以外だとどうでしょうかねえ……。
でも芝居の観点から見ますと、結構面白かったですよ。
みなさん本当によく研究されたんだろうなあと思います。
例えばオスカルは男装の麗人ですが、
宝塚だと女性が演じるので「男として生きる」という部分を意識しつつ、
女をちらりと見せるという芝居になるのですが、
男性が演じるとすでに言動はそのまま男なので、
ふとしたときに女心といいますか、女の本能を意識した芝居になっていたような気がします。
印象はかなり違いますが、実はヅカのオスカルが若干苦手な私は、
むしろ森川さんのほうが自然で聴きやすかったです。
というか、まあ単純に美青年に聞こえていただけかもしれませんけどね~。(苦笑

企画としてなくはないですが、オススメかというと、はて。(笑
歌舞伎の様式美に則った美しい女形や、宝塚の理想を体現した男役とも違いますし、
この2つよりも好き嫌いがはっきり出ちゃう作品だと思います。
ベルばらっていうのもまた、難しかったのかも。
[ 2011/12/10 21:54 ] [ 編集 ]
突然お邪魔してしまい、すみません。
はじめまして。
私も、今日、このCDを全部聞き終わりました。
私は純粋な(?)声フェチ、というよりも、適当に腐っているので(重ね重ねすみません)、そういった路線で聞き始めましたが、…この作品に関してはそういった姿勢では聞きにくいかもしれないと感じました。純粋に、お芝居として楽しむ作品のように感じました。

アンドレの鈴くんに関する考察(身分違い)に納得!最初、鈴くんとアンドレが結び付かなかったのですが…そうか、庶民的な雰囲気が必要だったんですね。おおいに納得です。共感したことをお伝えしたくてコメントしました。長文、失礼しました。
[ 2012/01/31 23:20 ] [ 編集 ]
初めまして。
コメントどうもありがとうございます。
おっしゃるように、原作の性質上、お芝居の要素が強い作品だったと思います。
でもレーベルさん的に考えれば、
腐った路線から聴くのがある意味正しい視聴方法だったのかもしれないですね!
その方向から聴くと萌え要素が少なかったでしょうか。(苦笑
私も鈴村さんにアンドレのイメージはまったくなかったんですが、
聴いてみてなるほどど合点がゆきました。
ベルばらはアンドレが身分の差を乗り越えるところがポイントの1つですし、
そこに焦点を当てたキャスティングになったんだろうなと。
でも鈴村さんのアンドレは結構男らしくてよかったと思います。

私はこれでドラマCDにちょっと目覚めてしまったので、
今後もまた何か書くかもしれません。
お目に留まりましたら、またお寄りくださいませ。
[ 2012/02/02 00:27 ] [ 編集 ]
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