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Trauer um die Opfer (被災者を悼む) 

東北・関東大震災に続いて福島原発の危機。
この災害以来、ドイツに住むちゃなさんと何度もメールを交わす中で、
「海外では原発にばかり注目が行っているけれど、
日本はそれ以外に何十万という避難者を抱え、
万を超す死者と行方不明者がいるということを忘れている」
と書き、実際には消して送らなかったことがあります。
送らなかった理由は単にメールが恐ろしく長くなったからなのですが、
原発問題にあまりに悲観的で過激な論調の多い海外メディアの様子を知るにつれ、
「日本が抱えてる問題は原発だけじゃないんだよ!」との気持ちが大きくなっていました。
確かに原発は日本だけでなく、世界にとっても重大な懸案であることに変わりはありません。
少ない情報の中で、日本から遠い地だからこそ騒ぎ立てるのもわからなくもないです。
けれど何が本当で何が本当ではないのか見極めるのは、一般市民にはあまりに難しい問題です。
流れてくる情報だけを頼りに、放射線への恐怖を何とか和らげようとするのが精いっぱいです。
ジャーナリズムがどうのこうのと言うつもりは全くありません。
ただ、そういう私たちを、わかってくれているジャーナリストがいることを知り、
これは緊張の毎日を送る日本人にとって心落ち着くものだと思いました。
ちゃなさんが紹介してくださったドイツ「週刊経済」(Wirtschaftswoche)記事の日本語訳を見つけたので、
私もここで紹介します。

***********************************************

Katastrophe in Japan 
Liebe japanische Freunde,

親愛なる日本の皆様へ、

この場をお借りしまして、被災者やそのご友人、ご家族やご親戚の方々、
ならびに在独邦人の皆様にもお悔やみを申し上げます。
また、この百年に一度と言われる大災害に対するドイツの世論の反応を
大変恥ずべきものと考えています。
何十万もの人々が家を失い、雪と寒さの中で行方不明の方々に思いを馳せては悲しみに暮れ、
また数百万もの日本の方々が放射線の危害に怯えて暮らしています。

ひるがえってドイツはといえば、政府が非常事態を宣言しているのです。
しかし非常事態なのはむしろドイツ人の頭の中ではないでしょうか?
ヨウ素剤や放射能測定器を買いに走る人がいるかと思えば、
テレビではぬくぬくと暮らしている視聴者に向かって、
まるでこの世の終わりであるかのように煽りたてています。
しかし実際に災害現場で起こっていることを考えると、これらは馬鹿にしているとしか映りません。

いやらしいことに政治家たちはこの迫りくる核災害をいいことに、党利党略に走っています。
同じドイツ人として日本の皆様に申し訳なく思いますが、
同盟90/緑の党のクラウディア・ロート党首は、デモ行進の人達の列でわめき散らし、
次の選挙には勝ったも同然と内心ほくそ笑んでることでしょう。
しかしそれはまだ行方不明のままの犠牲者を冒涜する行為であり、
被災者の方々のことがすっぽりと頭から抜け落ちているのです。

また、日本の首相から直接情報が上がってこないといって苦言を呈していた大臣がおりました。
これについても申し訳なく思います。
これだけドイツの世論が敏感になっているのに
日本政府が構っている余裕があるとでも思っているのでしょうか。
さらにこうしたドイツの恥ずべき姿に拍車をかけたのが日本に向かった救助隊でした。
成田空港で迎えが来なかったといって、すぐに引き返してしまったのです。
所詮は同情ではなく旅行気分だったのでしょう。
メディアも憶測と事実を混同し、はなから「チェルノブイリの再来」を吹聴しています。
同業者として恥ずかしく思います。
こうしてドイツはパニックに陥り、同情し痛みを分かち合い、
被災者の方々のお気持ちに配慮することができなくなってしまっているのです。

日本の皆様の冷静沈着さにはつくづく驚かされます。
そうかと思えばドイツ国内では狂ったように騒ぎ立てるばかりで、お恥ずかしい限りです。
ドイツ人の振る舞いは、まるでしつけの行き届いていない子供の様で、
わがままで自己中心的で、はっきりいって無慈悲です。

しかしドイツにはそうでない人達がいることも、どうか忘れないで下さい。
彼らは沈黙し、想像を絶する痛ましい光景に心を動かされているのです。
そして原発の技術者や自衛隊員の方々が我が身を省みず、最悪の事態を食い止めるため、
自らの健康やいのちを危険にさらしているその姿勢を目の当たりにして、
深い敬意の念を抱いているのです。

私達は日本の皆様と心を一つにし、上から目線で語ったり、
自分達が正しいなどと言うつもりもありません。
まして自然災害にどう立ち向かうべきか教えてやろうなどとは夢にも思いません。
皆様とともに謹んで哀悼の意を表したいと思います。

ドイツ・Wirtschaftswoche誌 編集長 Roland Tichyより
http://www.wiwo.de/politik-weltwirtschaft/tabellen-1/japan-trauer-um-die-opfer.html

日本語訳 fachwerkstrasse
この記事へのリンクや訳文のコピペなどはご自由になさって下さい。
ただし、必ず元のドイツ語記事へのリンクはつけて下さいね。
(コメ欄より)
[ 2011/03/22 21:22 ] ニュース | TB(0) | CM(12)
正直な話、政府が記者会見で述べている発言も、震災の被災者の事よりも、原発の事にしか頭がいっていないとしか思えないものばかりです
核爆発は怖いし、あってはならない事ではありますが、それをギリギリの所で食い止めている、現場の方々の働きや頑張りを信じるしかないのが現状かと思います

被災された方々を、そして原発の現場で戦っている人達を、このドイツ人ジャーナリストのような気持ちで接する事が大切なのではないでしょうか?

言いたい事は沢山ありますけど、特に福島県が気の毒でなりません
[ 2011/03/22 22:21 ] [ 編集 ]
この一文には、報道のありかたというものを考えさせられますね。
海外でも原発事故について冷静に分析解説している人もいるとは思いますが、
一般庶民にそれらのどれが正しい見方なのか判断はつきにくいと思います。
他人の不幸は蜜の味ともいいますが、人間楽観論より悲観論のほうが惹かれるんでしょうか。
一連の流れを観察していると、大丈夫だという解説よりも、
危険だという解説を信じたがっているように感じます。
日本のTVでも、なんとか「非常に危険である」と言わせようと誘導しているのが何度も見受けられ、
正直そんな流れにも辟易していました。
もちろん、曖昧な情報が多いことにも起因してはいると思いますが。
またここ数日の被災地レポートも、なんだかあざとい感じがして不快に思うことがあります。
原発問題は誰をも敏感にさせると思いますが、
日本が抱えているのはそれだけではないことをしっかりと見てとり、
大手雑誌でこのような発言をしてくださった編集長さんをありがたく思いました。

今回の被災地は本当にどこも気の毒です。
地震と津波ですべてを失っただけでなく、放射線という恐怖まで。
阪神淡路の比ではなく、復興の過程が思いやられます。
でもそれをやり遂げられる力を、日本人は持っていると信じています。
[ 2011/03/23 00:51 ] [ 編集 ]
騒ぎ立てる人の方が注目されがちですが、
このように思ってくれている方もいるのは、嬉しいですね。

>日本のTVでも、なんとか「非常に危険である」と言わせようと誘導している

びびんばさんへのレスからの引用ですが、
僕も同様に感じます。
現在の一部商品の品不足は、メディアが煽った結果な気もしますので。

>しかしドイツにはそうでない人達がいることも、どうか忘れないで下さい。

この代表が、来日して文字通りの「親善試合」をすると発表した、
バイエルン・ミュンヘンですかね^^


[ 2011/03/23 21:02 ] [ 編集 ]
ドイツでの非常事態宣言も救助隊が引き返してしまったお話も
こちらで初めて知りました。
多分海外のどの国でもこうした騒ぎがあるでしょうし、
所詮は「対岸の火事」という意識なんだろうとも推測できます。

そんななか、自国の現状と震災後の日本の状況を冷静な視点で
考察している文章には真摯な誠実さが感じられます。

カタリーナさんが記事内で仰っているように、
こうしたジャーナリストさんがいるかと思うと心が安らぐ感じです。
復興に向けての活動が動き出した今、
被災者の方々にとっても励みになる記事ですね!
[ 2011/03/23 23:11 ] [ 編集 ]
海外で情報も少ない状態では、ある程度騒ぐのも仕方ないと思います。
自国の国民を退避させる処置も妥当だと思っています。
今回は原発という大きな問題のせいか、余計に騒ぐ結果になってしまったのかもしません。
でもこうやって日本の状態をきちんと把握し、発言してくれる人がいたことは嬉しいことです。
日本でもコメンテーターが解説者に執拗に迫って、
「とても危険です」と言わせようと苦労しているのを見ると腹が立ちます。
何でもかんでも簡単に大丈夫~と言うのも信用できませんけど……。

バイエルンが来るんですか?
チャリティーでしょうかね?
やるなら関西なんでしょうね~。
日本はシーズン真っ只中ですが、どこと試合するんでしょう。
いずれにせよちょっと嬉しいニュースですね。
[ 2011/03/24 00:35 ] [ 編集 ]
> 所詮は「対岸の火事」という意識なんだろうとも推測できます。

それはあると思います。
今すぐ直接的に被害が及ぶわけではないだけに、
あれこれ勝手なことも言えるものですよね。
そんなところに、「他人の不幸は蜜の味」というような嫌な感情を感じてもしまうのですが。

編集長さんは非常に勇気のある方だと思います。
こう思っても、編集長の言葉として雑誌に載せることは、
ただでさえ悲観論ばかりのドイツにおいてリスクもあろうかと思います。
おそらくたくさんの批判メールも届いたのではないでしょうか。
でも彼はジャーナリストとしての初心に返ってくださったように思います。
何をしなくても静かに一緒に悼んでくれる人がいる。
見知らぬ遠い国の人だからこそ、いっそう心に沁みるよう思いました。
[ 2011/03/24 00:44 ] [ 編集 ]
今日、他の同僚からまたドイツ語の記事のリンクを受け取ったのだけれど、WiWoで日本へ同情的な記事がでたからか、見出しだけ見ると、同情する記事のように見受けられる。
あれだけ、派手に恐怖心をあおっておいて、遅すぎます。
まだまだ、会社のドイツ人たちは悲観的です。この環境下ではちょっと気が狂いそうなんて、日本にいる被災した方、そして、原発の動きを息をひそめ見守っている関東の方々の前では言えません。こんな、言葉の心理攻撃なんかに負けません。日本は、絶対に大丈夫!
[ 2011/03/24 07:23 ] [ 編集 ]
メディア狂乱は、何処の国でも見受けられますが、
良心的ジャーナリストの存在を知ると、少し心が休まる思いです。
[ 2011/03/24 18:31 ] [ 編集 ]
対戦相手は未定ですが、
リーグ終了後の5月17~25日の遠征期間中に、
慈善試合が開けるよう日本サッカー協会と調整中で、
遠征費は全額自己負担し、収益もすべて被災者支援の寄付に回す、
との事。

心が温まるニュースでした^^
[ 2011/03/24 21:49 ] [ 編集 ]
いろいろと記事をありがとう。
ざっと読んではみたけど、WiWoの内容に追随する感じだね。
今回いろいろな報道を見ていて思ったのは、原発ということだけに、
政治的な意味もあって報道が過熱した気がする。
解説者やコメンテーターが推進派か反対派かというのが意見をとても大きく左右していて、
なかなかこれと納得できる解説に出会えない。
環境問題に積極的なドイツなら、悲観的な流れもさもありなんなのかもしれないね。
結局はどのメディアも国民に向けて発せられているわけだから。
福島の原発が大丈夫とは到底言えない状態であるのは事実だけれど、
攻撃的な悲観論はただでさえ緊張を強いられている日本人には辛いです。
でも最悪を回避するためにたくさんの人が戦っている限り、大丈夫だと信じます。
[ 2011/03/25 23:40 ] [ 編集 ]
これが外国の事故だったら、日本でも似たような状態になるのかもしれません。
おっしゃる通り、冷静なジャーナリストの存在はどんなときも貴重だと思います。
[ 2011/03/25 23:41 ] [ 編集 ]
さすがバイエルン、太っ腹ですねー。
自費でしかも収益金は寄付ですか。
それができる大クラブではありますが、
実現しようとしているところがすごいですね。
彼らが来るころには状態が落ち着いて、
みんなが心から楽しめるようになっていてほしいものです。
[ 2011/03/25 23:44 ] [ 編集 ]
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