「江」#5
霊というより生身の人間すぎる信長の背後霊があああ!
3話ぶりに大河見てみました。
「本能寺の変」
一昨年本能寺が大爆発したのなんかまともに思えるような演出にびっくりデス。
信長が死ぬ間際に見たのが江の幻影ってのはまあ想定内でしたけど(一昨年は謙信だったし)、
まさか切腹とか油かぶるとかそんなそぶりも見せず異次元に消えていくとは……!
確かに「異次元に消えたら遺体は見つからないよね」ってそんなところで感心してても仕方ない。(爆
信長ってもうまともに自害させてはもらえないんでしょうか???
しかもその後、家康と伊賀越えする江の馬の背にいきなり霊となってご降臨。
「そちは生きよ」
ぎゃー、怖い背後霊!
そんなこと言われてもそれどころじゃありませんよ。
あまりにリアルすぎてビビりましたよ。
あれが自分の後ろに現れたんだとしたら絶対100%落馬してる。
マジ、ホラーだよ!!!
でもこれ、ある意味突き抜けたシナリオじゃないですか。
信長が死ぬという不吉の予兆があちこちで起きまくりなのもホラーだし……
もうさ、ここまでくるとどの場面もセリフがまともに耳に入ってこないのね。
これって脚本として致命的だと思います。
あれこれ考える気力を根こそぎ奪っちゃう破壊力に満ちていて、
信長や光秀や江といった歴史上の人物はじめ、
真剣に演じてる役者さんたちにも申し訳ないと思うのだけれど、
笑いを通り越してポカーーーーーーーーーーンとなってしまいました。
良かったのは蘭丸かな。
信長が「よく仕えてくれた」と蘭丸をねぎらって、蘭丸が明智勢に立ち向かうまでの数分は良かった。
それまでを見ていなくても、蘭丸がどれほど信長に真摯に仕えたか、
信長の最期を守ることにどれだけ誇りを持っていたかが感じられてよいシーンでした。
江がすごく「のだめ」なのは子供時代だからなんでしょうけど、江って今まだ10歳なんですよね。
うーん、ドラマって難しいですねえ……。