これ、どういう展開?
毎日晩御飯食べながら録画見るのを楽しみにしてたのになあ。
とにかくどのキャラも生き生きしてます。
声優さんの演技力もあるんですけど、お人形さんたちがまたすごい。
ちょっとした俳優さんなんかよりずっと上手い芝居をしています。
それもそうですよね、この道何十年という方が、人形を操作してるんですから。
さらにカメラワークとライティング。
人形にこれだけの表情が出せるなんて思ってもみませんでした。
思案したり、驚いたり、怒ったり、喜んだり、落胆したり、企んだり、諭したり。
もうどのコマも見惚れてしまいます。
私のツボはボナシューの動きでした。
あの上にへつらい、下には威張るという典型的なキャラクターを、
余すところなく表現してくれています。
いやらしい感じに光る厚めの唇とか、余計な動作が多いとか。(笑
メインで映ってる人形以外も、結構小芝居してますよね。
酒場でポルトスの「女とは」という話を聞いていてるダルタニアンの横で、
耳をそばだててるウェイターにめちゃめちゃ受けました!
このウエイター、途中で主人に「さぼってるんじゃない!」って怒られてるし。
猿のブランシェがまたいい味出してます。
「クイック! クイック!」とか「あっかんぶー」とか、「サンキュ」とか、「シーユー」とか言ってる。(笑
気になるのは、いっつも甲冑姿の親衛隊。
ピンクの羽飾りの隊長(?)のせいかもしれませんが、すっごく弱そう……。
そのうち全員寝返るんじゃないかってくらい、お茶目に見えるんですが。(笑
因みに、どの部分が顔なのか未だに判別できてません。(爆
キャラを語りだすときりがないなあ。
脚本の三谷さんは「子供向けと思って書いていない」と仰ってましたが、
結構アダルトな会話も交わされてますし、子供はドキドキして見てるんじゃないでしょうか。
例えばアンヌ王妃とバッキンガム公の逢引なんて、とっても大人の展開。
(大人的にはミレディ周辺の会話のほうがよっぽどアダルトですが)
でもそれをね、アンヌ王妃の、
「バッ……キン



っていう、椅子からずり落ちるような呼びかけでワンクッション置いてるんですよね。
意図的にも思えるし、三谷テイストだからね~とも思えます。
普通映画なら、あそこでもう「二人の世界よ! ラブラブ~」になるところなんでしょうけど、
そうならないんですよね、三谷さんの場合。(笑
さて、ダルタニアンじゃないけど、これから「どういう展開?」になるのでしょうか。
ルイ13世は呆けを装っているのか、天然なのか。
リシュリューはアンヌ王妃に恋慕してるのか否か。
随所で光る声優さんたちの七変化も、ストーリも逃せません!