新選組! 第42回

「龍馬暗殺」

巨星堕つ…。
満天の空から星がすっと堕ちていったように、龍馬も去っていきました。
「わしは、こんな馬鹿話だけして一生送りたいぜよ」
きっと龍馬は、そのために日本を駆けずり回っていたのではないかと思うのです。
幕府のためでも、天皇のためでも、己が政権を握るためでもない。
幕末の混乱の世、日本人同士が血で血を洗う毎日。
その渦中にあって、どうすれば日本のためになるか、
つまり、どうすれば日本人が安心して暮らせる世の中になるのか。
龍馬はそれを求めて奔走していたのだと思うのです。
馬鹿話だけをして暮らせるような国を作りたいと、純粋に願っていたのではないかと。
結局、一番進んだ考えと見る目を持っていた人物だったのでしょう。
それだけに、まだそこまで新しい考えに馴染めない人々に煙たがられた。
龍馬の死によって、歴史は一つの可能性を失ってしまったかと思うと、あまりに残念です。
歴史に「もしも」はない。
でも、もし龍馬が生きていたら、同じ明治維新を通ったとしても、
その先の道は変わっていたのではないかと思ってしまう。
黒船に可能性を見、全国を放浪し、地球儀に夢を見ていた男。
その龍馬が静かに死んでいくのを見ながら、
あの風来坊が実は偉大な男であったことを、痛感しました。
おりょうさんの姿が見えなかったことが、寂しかったですが…。

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