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「幕末遊撃隊」 池波正太郎 著 

本屋に入ったら、いきなり「伊庭八郎」の文字が目に飛び込んできました!
日ごろAkiさんからいろいろとお話を伺っていただけに、思わず手に取り……。

幕末遊撃隊 (集英社文庫)幕末遊撃隊 (集英社文庫)
(2009/06/26)
池波正太郎

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池波正太郎の改訂新版とわかり、そのままお買い上げ!
圧倒的な筆力に、一気に読んでしまいました。

ここで描かれている伊庭八郎は、あまりに若くして己の死期を知ったため、
どこか悟ってしまっている人物です。
何かを望み手に入れるまでの時間がないとわかっているから欲がない。
欲がないというよりも、未練や執着を残さないために、
あらゆる煩悩を捨ててしまったと言ったほうがいいのかもしれません。
自分が生きている間に何ができるかを冷静に判断し、
そのためだけに小さな命の炎を懸命に燃やして働く。
その生き様は爽やかでかっこよくて、その強さと潔さに惚れ惚れします。
彼はいつも自分で自分を律している。決して弱みは見せません。
一見完璧なヒーローに映りますが、
でも私はそこにこそ伊庭八郎の弱さを感じ、愛おしいと思いました。
すべてを絶つべく、時に胸を痛めながらも己を徹底的に律する姿、
そして死を省みずに剣を取って必死に進んでいく姿は、
裏を返せば「生きたい!」ということに繋がるのではないでしょうか。
そうしなければ「死」に負けてしまうとわかっているからです。
そう言ったら当の本人は否定するかもしれません。
でもその想いはあまりに切なく、後半追い詰められれば追い詰められるほど、
強く強く伝わってきます。
彼は自分の人生を、手に取って感じられるくらい確かなものとして生きたかったんです。
だからこそ池波正太郎は、あのオリジナルのラストを用意したのでしょう。
そうでなければここに生きた伊庭八郎が救われません。

幕府軍が負けるとわかっていて、そちらに身を投じようとする伊庭八郎は言います。
「つまり、時勢のうつりかわりの境目というやつは大切なものなんでねえ……
こういうときに、いろいろな人間が、どのような善と悪と、白と黒と相ふくんで生きてきたか、
こいつだけは、はっきりさせておきたいのですよ」
  (p336)
おそらくここが、幕末に惹かれるポイントなのだろうと思います。
関ヶ原の戦いもまた然りですね。

史実としての伊庭八郎を上辺でしか知らない私には、
この作品のどこまでが史実でどこからが虚構なのかが気になります。
最近史料に触れるようになってから、歴史小説はそういう斜めな読み方になってしまい、
純粋に入り込めなくなっているのがたまらなく寂しい。
だったら史料にあたるなよと思いますが、そうはできないのが歴史フリーク。(苦笑
いささか格好良すぎる伊庭八郎に、逆に史実から見える姿を知りたいと思ってしまいました。
読みやすいので、幕末入門にも向いている作品かもしれませんね。
[ 2009/09/17 23:40 ] 時代・歴史物 | TB(0) | CM(6)
きゃーーーーー!!!
イバハチワールドへようこそ~♪ウェルカムー☆

伊庭八郎というと池波御大が筆頭に挙げられますが、
ワタシ的には池波版イバハチは格好良すぎて少々不満です(←贅沢者)。
>裏を返せば「生きたい!」ということに繋がるのではないでしょうか。
おおお!さすがカタリーナさんっ。
こうして別の視点から感想を聞かされると、本当に新鮮で面白いです。
ちなみに…決定的に違うところは、
史実の八郎さんは労咳持ちではない!というところです(笑)。
[ 2009/09/18 19:59 ] [ 編集 ]
たしか、逆刃刀まんがのどこかで
主人公の元ネタとして出てきたような・・・
勉強不足で申し訳ないです。


幕末といえば最近面白いマンガを手に入れまして
またブログでもご紹介したいですね!
[ 2009/09/19 01:06 ] [ 編集 ]
いろいろと雑事に追われていますが(^^;)
そのあいだに読んでいるのが、ケースケの評伝です。
クワータでなくて、オオトーリですよ☆
読み終えたら、記事にするつもりです♪

そのあと、魅力満載らしい、イバハチワールドにも足を突っ込みたいと思っております(^^)
[ 2009/09/19 07:32 ] [ 編集 ]
Akiさんのイバハチ、ようやく触れることができました~!

> 史実の八郎さんは労咳持ちではない!というところです(笑)。
Akiさんのところでこういう話は読んでいませんでしたし、
お話を伺ってもいなかったので、多分創作なんだろうなあと思い、
記事にするにあたって一応確認はしました。
池波正太郎がイバハチを労咳持ちの男として描いたのは、
そのほうがイバハチの人生に説得力が出るからだったんでしょうけど、
それを理解するにはもうちょっとイバハチを知らないとわからないなーと思いました。
さて……次は何を読んだらいいでしょう?
[ 2009/09/21 23:10 ] [ 編集 ]
> たしか、逆刃刀まんがのどこかで
> 主人公の元ネタとして出てきたような・・・
えええ! そうだったのですか?
イバハチがモデルとか、そういうことだったんでしょうか?
こちらのマンガは、アニメを2-3回しか見たことがなくて。

> 幕末といえば最近面白いマンガを手に入れまして
ぜひぜひ!
マンガは立ち読みできないだけに、新作はなかなか手が出せません。
みなさんの紹介が頼りです!
[ 2009/09/21 23:14 ] [ 編集 ]
ずっと戦国に浸かっていて久しぶりに幕末物を読んだら、
ものすごく時代が近いんだってことを改めて感じました。
戦国に比べれば史料も比較にならないほど多いし、
活躍した人間も、その人のこともいろいろ判明していて、
なおかつ日本を二分しての争いであり、
1つを知ればまた次が知りたくなり、それを知ればまた次という風に、
幕末は泥沼にはまっていきやすいかもしれないですね。
とりあえず私は上杉さんの流れで、幕末までたどってみたいと思います♪
[ 2009/09/21 23:44 ] [ 編集 ]
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