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いろいろなことを、気の向くままに。   
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コメント、TBも大歓迎です。
但し、記事と関連性のないものは、
ご遠慮くださいね。
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古文書講座 3 

全5回の古文書講座もあっという間に終わってしまいました。
初心者向けのテキストだったので非常に読みやすく、
慣れてくると割と察しがつくようになって、読むのがどんどん楽しくなりました。
ただ、事前の予習を仕事の待ち時間とか合間にやっていたので、
わからない文字を字典を使って判読するという作業が出来なかったのが心残り。
この文字はこれかな、あれかなと考え想像し調べる作業をしていかなければ、
結局古文書が読めるようにはならないというのに。
今回はわからない文字はそのまますっ飛ばして放置したまま講座に行っていたので、
そういう面からのアプローチが全くもって足りず……うう、反省。

古文書テキスト

講座では、こちらで元康さんにいただいた江戸俯瞰図のクリアファイルを、
宣言通り使わせていただきました!
読んでる古文書が越後のものだったので、江戸の地図は正直関係なかったんですが(苦笑)、
いっつも講座にギリギリ滑り込んでいた私にとっては、
このクリアファイルで「江戸城」と「外桜田門」を見ることで、
平成の雑踏から一挙に江戸時代へワープすることができました。
元康さん、ありがとうございました♪

さて、最後の2回は証文を読む作業でした。
どれも不慮の事態を想定しての保証が含まれていて、
「誰かが文句を言ってきたらこちらで対処します」とか、
「どんなことがあってもこちらで責任を持ちます」とか、
昔も今も変わらぬクレーム対策がされていたんだなあと興味深く思いました。
今回面白かったのは年貢米の話。
テキストは年貢を運ぶための船をチャーターしたことへの、運搬契約書みたいなものでした。
「うちと契約してくれてありがとね♪
運搬中に事故があっても全部こちらで責任もちますんで、村には迷惑かけません」
という、
今ではありえないような、業者の腰が低ーい証文です。(笑
当時は、鼠の入ってしまった米や、湿気でダメになってしまった米なんかは、
「刎ね米」として年貢としては受け取ることが出来なかったそうなんです。
ただ当時は米と鼠は切っても切れない関係にあって、
そうした「刎ね米」が出ることは想定内だったそう。
そこで役人は、実際の年貢の量よりも若干割り増し気味に納めさせ、
リスクを回避していたというんですね。
じゃあ「刎ね米」がなかった場合はその割り増し分を村に返すのかといえば、
それは返さない。(苦笑
それどころか、その余った米が役人さんの懐を暖かくしていたんですってよ~。
……人間それほど成長していないようで。(苦笑

庶民の生活に密着した文書というのも、こうしてみるとなかなか面白いです。
武将の書状だと政治的で大きなことにばかり目が向いてしまって、
その裏の生活だとか事情まで読むことに思い至りませんが、
一般庶民の文書だと、書面には見えない世相だとか生活だとか風習を読み取るという、
奥の深い面白さがあるのだなあと思いました。
でも次は、最後に「恐々謹言」というお決まりの文句がある、武将の書状を学んでみたいです。
武将の書状だって、庶民の文書と同じように、
書面には現れない世相や事情が透けて見えるはず。
せっかく首を突っ込んだ世界なので、ここで止めてしまわずに、
少しでも古文書に触れるように努力はしたいと思います。
せっかくブログにカテゴリーまで作ったしね。(笑
[ 2008/10/30 22:46 ] 古文書 | TB(0) | CM(8)

いろいろ不具合 

最近ここFC2のブログは不具合が多くて困ります。
管理画面にアクセスできなくてイライラさせられたのが先週の話ですが、
アクセスできない間にデータがすっ飛ぶなんて書き込みがあったもんですから、
久しぶりに自分の過去記事を点検してみたところ、
「今日はおやすみ」の記事が、もんのすごい量で保存されてました。
ここは仕様で、文字を打つたびに下書きとして保存されていくようになっています。
途中でクラッシュしても、打ったところまではデータとして残るわけです。
前は投稿寸前に記事が飛んだりすることがよくあったので、
一度別なエディタで下書きしてから投稿してたんですが、その必要がなくなったのはありがたい。
ところが今回それが異常作動を起こしたようで、保存するたびに新記事として保存されていました。
結果、「今日はお休み」の記事が23個も!!!
そんなもんが残っていても仕方ないので削除しましたが、
記事番号が837からいきなり860になっちゃって、何かすごく腑に落ちない。

しかも4月から使い始めたFireFoxの調子もイマイチで、
動作に問題はないものの、終了するたびにエラー警告が出てました。
何が原因かわからないけれど、キレイに終了できないというのもイヤなもの。
FireFox3がリリースされてしばらくたったので、アップグレードしたらこの問題は解決。
ところがFlash動画が上手く再生されないという前からの問題は依然存在。
上手くいくときもあるんですが、まあ大体8割は再生から数秒で止まり、
その後カクカク動作になってまともに見れませんでした。
ずーっと自分の家の回線が遅いせいだろうと思ってたんですが、
違うんだってさ、Flash Player がおかしかったんだってさー!

Firefoxでビデオが止まる

この方法を試したら見事解決しました。
何もかもがスムーズに見れます。
いやあ、Flash動画が見れなくて何が一番困ったかって、

NHKの「コレ見て!MOVIE」が見れないってことですよ!!!

おかげさまで、昨晩から「天地人」熊本ロケ会見(HPはコチラ)をリピってます。(苦笑
砂金積んで「うちへ来いや」と兼続を誘惑する秀吉が、
「どうじゃこれで!?」と言ったあとに景勝公を一瞥するんですけど、
そこんところがものすごく萌えます。(爆
兼続を信じてピンと背筋を伸ばしている景勝公がカッコイイ~。
けど……兼続はいったいいつまで前髪があるんでしょうか?
それと誰だかわかんない三成に関しては……ノーコメントで。(汗
[ 2008/10/28 22:28 ] 日常 | TB(0) | CM(4)

10月27日は読書の日 

10月27日は文字・活字文化の日で、今日から秋の読書週間です。
私は読書よりも食欲の秋らしく、最近食い気がありすぎて困っています。(汗
本当は2キロくらい落としたいんですが、どうも無理みたい。
やればすぐ落ちることはわかってるんですけどね~……。
一応1ヶ月くらい前から本気でストレッチし始めてみたんですけど、
ゆるーいストレッチでしかないので、変化が現れるまでに3ヶ月くらいかかると思われます。
それよりも、今このありすぎる食欲をどうしてくれよう!?
食欲の秋を読書の秋に変換したい!
でも……読書時間を取るのって結構難しいんですよね。
多くの方が、通勤時間を利用して読書をされてると思います。
私は車移動なのでそれができない!
他に読書時間を捻出しなくちゃいけないんですが、
夜ってごちゃごちゃしてるとあっという間に寝る時間になっちゃうんですよね。
そしてベッドに入ったらすぐ意識が落ちる私。(苦笑
おかげで積読の山が増える一方……というか、噴火して溢れてます。
昔読もうと思って買って読んでいない本の中には、
多分もう絶対に読まないだろうなあと思うものも多数あるんですが、
読まないのに10円で古本屋に売るっていうのも何だかもったいなくてそれもできず。
でも今年はかなり大掛かりな大掃除をして、部屋の模様替えもしたいと思ってるので、
多分これらの本も思い切って売るでしょう……いや売ります。

なんとか読書の秋にしたい私ですが、おなじみgooランキングに、
お気に入りの読書スポットランキング
というのがありました。



1位はベッドで2位がソファ。
みなさんやっぱり自宅で読書が一番落ち着くんですね~。
私も日常の読書の場所はベッドかソファなことが多いし、カフェってのもよくあります。
でもお気に入りスポットといわれると、公園かなあ。
日差しが強くなく、心地よい気温で、静かな公園。
ここでの読書が、これまでで一番落ち着いて集中できました。
外なので居眠りも出来ないし、仮に眠くなったら散歩できるし、
自分の日常生活から離れられるのでオススメかな。
似たような心地よさは図書館にもありますが、ここは絶対に睡魔に襲われるからダメです。(苦笑
[ 2008/10/27 22:03 ] 日常 | TB(0) | CM(8)

「雲奔る」 藤沢周平 著  

「雲井龍雄」という人を知ったのは、上杉博物館でこの春開催された、
「特別展・上杉伯爵家の明治」の内容に目を通していたときでした。
出品目録に雲井龍雄の「討薩ノ檄 草稿」というのを見つけ、興味を持ったのです。
実際に博物館でこの草稿を見たとき、その几帳面で線の細い筆使いに、
ふとある人物を思い出しました。
それはルイ・アントワーヌ・レオン・ドゥ・サン=ジュストというフランスの革命家です。
サン=ジュストはフランス革命初期にロベスピエールと共に活躍し、
彼の初演説が国王ルイ16世の処刑に繋がることになります。
彼は小説や詩を書き、演説を打って名を馳せました。
恋人が自分を振って他の男と結婚してしまったことから、
後に彼女をモデルにきわどい小説を書いたこともあるようですし、
かなり激しい性格の持ち主だったんじゃないかと思います。
その美貌は有名だったようで、しかしその顔の下には冷酷な一面が隠されており、
「革命の大天使」とか、「死の大天使」とか呼ばれているくらいですから……。
「ベルばら」読者には、「花のサン=ジュストくん」としておなじみですよね。
「革命は詩人を生む」の言葉通り、フランス革命にはサン=ジュストがいたわけですが、
それでは、この日本を二分した戊辰戦争のときに古今檄文中の白眉とまで言われる、
「討薩ノ檄」を綴った雲井龍雄という人はどういう人物だったのか。
そんな非常に長い過程を経て、手の取ったのがこの小説でした。

雲奔る―小説・雲井竜雄 (文春文庫 (192‐4))雲奔る―小説・雲井竜雄 (文春文庫 (192‐4))
(1982/01)
藤沢 周平

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この小説からは、雲井龍雄の焦燥感が痛いほど伝わってきます。
幕末の嵐が吹き荒れる中、山に囲まれた米沢の地で悶々としている雲井龍雄。
血の滲むような努力をして学を修め、
この時代、己も何かをなさねばならないと思っているのにその機会がない。
江戸へ出て様々な交流を重ね、やがて米沢藩のために活動する地位を得るも、
彼のやることなすことすべてが思うようにかみ合わない。
「薩摩憎し」で過激な行動をとるも、時の主導権はすでに薩摩の手に移りつつあり、
彼の生死を賭けた奔走は実を結ばない。
死に赴くとき、「―ついに何ひとつ実ることなく、こうして檻車に揺られている」と、
雲井龍雄は深い無力感に襲われます。(P288)
米沢という山間地に押し込められている逼塞感と、何かをなさねばという焦燥感が、
雲井龍雄が何かに追われるように討薩にのめりこんでいった原因でもあるのかもしれません。
雲井龍雄が幕末の舞台に上がったとき、すでに芝居は終幕間際であり、
彼がいかに動こうと、物語を覆すには遅すぎたのでしょう。
苦悩に満ちた報われない人生であったかもしれませんが、
彼は彼の人生を生ききったと、私は最後に思いました。

雲井龍雄はサン=ジュストのように冷酷な顔は持っていませんでしたが、
己の信じたところを突っ走る姿には何か共通するものを感じます。
革命時の詩人は、やはりどこか似たものを持っているのかもしれませんね。
[ 2008/10/26 00:27 ] 時代・歴史物 | TB(0) | CM(4)

脱力だあ 

毎日4回目薬を差し、結膜炎もだんだん良くなってきました!
相変わらず右目が重い感じがしますが、痛みは引きました。
その代わり夕方になると痒くなるのは、治ってきた証拠?
それとも原因が何かに対するアレルギーなのかしら。(汗
メガネっ子生活は結構不便ですが、あの日即行で病院に行っていなかったら、
もっとひどいことになっていたのかもしれないと思うと、まあ仕方ないか。

そんなわけで、あんまり目を酷使しないようにしたいなあと思ってるんですが、
【目指せ大河ドラマ でも高虎ってだあれ? ゆるキャラも】
というちょっとばかし古いニュースが目に留まりまして。
戦国武将・藤堂高虎が津市に入府して今年で400年なんだそうで、
津市ではいろいろとイベントが目白押しなようです。
そんなイベントを盛り上げようと、いまや全国各地どこにでもいるご当地ゆるキャラがここにも!

藤堂とらまる と シロモチくん

市民有志で作られたという「藤堂とらまる」というトラキャラは、
ひこにゃんやしまさこにゃんたちにゃんこキャラの続きでまあいいんですが、
記念事業公認キャラクター「シロモチくん」というのは……。
藤堂高虎の旗印「三つ餅」からきているわけですけれども……。
や、あまりのゆるさに脱力。目も脱力。(笑
一瞬ミシュランのタイヤキャラにかぶって見えなくもないですが、
餅ってキャラになりえる素材だったんだなあと感心しました。
動物キャラにこだわるよりも、オリジナリティがあっていいかもしれませんね~。
考えたら我が新潟県には武将にちなんだゆるキャラっていないなあ。
真っ先に出来そうな上杉謙信でさえきいたことがありません。
因みに謙信だったらどんなゆるキャラができあがるんでしょうね?
やっぱりトラキャラなのかしらん。
でもトラが行人包していたら、頭に包帯巻いているようにしか見えなさそう。(苦笑
[ 2008/10/24 22:21 ] ニュース | TB(0) | CM(10)

今日はお休み 

何だか知らないけど、結膜炎になってしまいました。
私は両目ともコンタクトを入れてるんですが、昼過ぎ頃から右目の調子がイマイチ。
目がかすむとかぼやけるというのともちょっと違って、
言葉にするとしたら「見えにくい」としか言いようのない症状だったんです。
ついでに瞬きをすると痛い。
夕方まで頑張ってみましたが、痛みがひどくなってきたので鏡を見たところ、
あらららー、目がまっかっか。
こりゃさすがにやばいわ、と思って眼科へ走りました。
病院が閉まる15分前に滑り込み。
「コンタクトで傷がついたようでもないので、結膜炎ですねー」
ということで、点眼薬とコンタクト禁止令が出されました。

結膜炎といえばプールでもらうもの、という意識があったんですが、
私はいったいどこで何をもらったんだろう。
しかし1週間眼鏡はつらいなあ。
眼鏡だと、なぜか集中力が落ちるんですよね……。
ということで、今日はこれでPC閉めます。
たまには目を休めないとね。
[ 2008/10/22 20:29 ] 日常 | TB(0) | CM(14)

ウットリ…… 

先週から、夜になるとブログの管理画面に入れないことが頻繁で、
書こうと思っていたネタも、何だかもうどうでもいいや~という感じです。(苦笑


マリア・カラス

秋晴れの毎日が続いてますが、バラが満開~~~。
随分と華やかなバラですが、それもそのはず。
名前が「マリア・カラス」
プリマドンナですわよ♪


ホワイトクリスマス

こちらは「ホワイトクリスマス」
白くて真ん丸い花が愛らしいです。


バラの香りに癒される、我が家の庭へようこそ~♪

バラ

ウソです。(笑

先週末、長岡市の丘陵公園へ行ってきました。
丘陵公園は長岡の西側の丘陵地帯に位置し、400haの面積を持つ国営公園。
に学び、に遊び、と集う、越の里」という、
今時にタイムリー(?)なテーマを打ち出したレクリエーション施設です。
桜やバラ、コスモスが綺麗で、1日いても飽きない自然があります。
今回はちょうど『香りのばらまつり・秋』が開催されていて、
園内になんとも心地よいバラの香が濃密に漂っていました。
本当に香りにウットリするとはこのことです。

今はなんといってもコスモスの季節。

コスモス

日が暮れるのも早くなって、秋が深まってきていますね。
[ 2008/10/21 21:45 ] | TB(0) | CM(6)

説得力ないと思いますがどうでしょう。 

    悔しいではありませぬか。
    考えてもみてください。
    殿は女子の人気では景虎さまには勝てませぬ。


……と、ブッキー兼続が北村景勝に申しておりました。
そして女子の人気では負けると言われたことが、当の景勝くんも不満らしい。(苦笑

ですが、あのぅ。
そのセリフはいささか説得力に欠けると思うのですが?
だって、北村さんですよ? 
あんな景勝公だったら、女子の人気は三郎くんと二分してますよ~。(笑
いったい何が悔しかったのかはわかりませんが、「天地人」第3話のシーンのようにございます。
レポはリハ段階だったようで、ブッキーの前髪がヘアピンで留めてあったような。(苦笑

というわけで、本日BS2で放送された「絶対! ふるさと主義」の米沢編を見ました。
米沢の歴史よりも、食や文化に重きを置いていた印象があります。
歴史関係では、兼続のライバルということで最上義光が紹介されていたのはナイスでした。
山形の立石寺は一度訪れてみたいスポットではあるのですが、
最上家と縁があったとは今回初めて知りました。
調べてみたら、立石寺には最上義光の霊屋(たまや)もあるんですね。
そんなことや、上杉砲術隊の実演などはなかなか見応えがありましたが、
やはり注目はドラマの撮影情報なんですわ。(苦笑
オープニングの音楽も完成したといいますし、ちょっとでもいいから映像が見たい!!!
そうして見せていただいたのが、上記のシーン。
あと、兼続と景勝が剣術の稽古をしているシーンなんかもありまして、
この2シーンだけをすでに激リピしてしまいました。(爆

そして北村さんのメッセージ。

   多分皆さんが想像しているよりも、いろんな違う部分が出てくると思いますが、
   1年間見終わった後に、きっと素敵な景勝像になるように、
   1回、2回ということじゃなくて、本当に1年通してやる中でのすべてのバランスを考えて、
   いい物を作りたいと思っているので是非楽しみにしていてください。
   どういう景勝だったかは、1年見終わった後に教えてください。
   精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします。


はい、応援しております。(笑
このコメントから行くと、一般に流布しているのとは違う景勝像ってことなんですよね。
兼続が何かを言って、それに対してずっこけるようなリアクションを返す景勝という、
確かに私の中には存在しない景勝くんが今回すでに披露されておりましたが、
強いて言えば童門さんちっくな上杉主従になるんですかねえ。
いや、1年通して評価して欲しいと発言されてますから、
前半和やかに始まって、進むにつれてシリアスって展開なのかもしれませんね。
少なくとも景勝公だけは、1年間ガッツリ拝見させていただく所存にございます。(笑
[ 2008/10/19 23:58 ] 天地人 | TB(0) | CM(8)

古文書講座 2 

今月から通い始めた古文書講座も、早いもので3回が終わりました。
習字の手本にもなった大きくて読みやすい字から、少しずつクセのある字へと、
また読み下す文の量も増えるなど、結構なスピードでレベルアップしています。
書き手が同じ文書ですと、1つ読み下せると2通目はかなり楽に読めるのですが、
「わーい、読めたー!」という感激もつかの間、また新しい文書になるとちんぷんかんぷん。
「読まずにまずは眺めてください」と先生はおっしゃいますが、
そこに文章があると思えば読みたくなるのが常でございます。
毎度毎度、すぐにも読みたい気持ちと戦っております。(苦笑

闕字  今回、今までの謎が1つ解けました。
  よく古文書を眺めていると、文章の途中に空欄があるんです。
  古文書は句読点がないので、基本ずら書き。
  その中に突如出現する空白は、とても奇妙に見えました。
  左の図にあるような感じです。
  これは「闕字(けつじ)」といって、相手に敬意を表するときに、
  わざと空欄を作ったり、時には改行する(平出という)こともあるという、
  1つの礼儀のようなものなんだそうです。
  左の図は、「村のためによく働いてくれたので、
  褒美として金百疋あげますよ~」というお達しの文書なのですが、
  「御賞」の前を空欄にすることで、
  褒美を出す相手に敬意を表したということのようです。
他に、目上の人の名前だとか、「上意」なんて言葉の前も、空欄になっていたりします。
筆の運びというのは、筆とか墨とか書き手の気分によっていかようにも変わるので、
空欄もそんなムラ気の1つかと思いきや、「間違えたわけでも気分でもありませんから!」と、
先生が強調しておられました。
文書中に空欄があったら、何か重要な言葉が入っていると思えばいいんですよね。
そういうことから中身を想像することもできるから、「まず眺めろ!」と仰るんだろうなあ。

もう1通、「田んぼの具合が悪いから年貢を減らしてくだせえ」という願書があったんですが、
江戸時代、村方が大好きな言葉が「水損」「干損」という2語で、
水害がなくても日照がなくても、「水干損だから年貢何とかして~」とお願いしていたんだとか。
でも、田んぼの具合を見てもらうために役人を呼ぶと、彼らは必ず最低2人で来たそうなので、
人数分の経費だとか接待費だとかであれこれ費用がかさんで、
結局年貢を減らしてもらう以前にものすごいお金がかかってしまうことも多かったらしく、
1回願書を提出したけれども、「(お金かかるし)やっぱりやーめたっ!」といって、
願書を返してもらう……なんてこともあったんだそうです。
役人の接待には、今も昔もみな苦労しているようで。(苦笑
でも一度出した書類を返してもらえるんだから、随分鷹揚な時代ですよね。
たった1通の文書から、それがどこに保管されていたのか、印鑑は押されているかなどを見ると、
文書の中身以上のことが分かってくるところが面白いんだとのお話もありました。
文書を読むと、ついその中身だけに目が行ってしまっていましたが、
なるほどそういう見方もあるんだなあと、さらに文書への興味が深まりました。

宿題なんかも出ておりますが、ゆっくり腰を据えて取り掛からないと、
とてもじゃないですが、数えるほどしか判読できません。
古文書って、ある意味ひらめきみたいなもんが必要だし、
毎日必ず触れるようにして、でも焦らずに眺めることが肝心なようです。
[ 2008/10/18 19:14 ] 古文書 | TB(0) | CM(6)

だからといって…… 

前回酒ネタを書いたばっかりですが……。
ロイターのニュースによれば、

アルコールを飲めば飲むほど脳が萎縮する

そうです。
昔から「酒は百薬の長」なんて言って、それを盾に酒を飲むこともあります。(苦笑
実際アルコールを摂取すると体がぽかぽかしてきますし、リラックスすることも確かです。
お酒を全く飲まない人よりも、適度に飲む人のほうが死亡率が低いというデーターもあるそうで、
科学的な根拠はよくわからないけれど、適度の飲酒ならまあいいんだろうくらいに思っていました。

アメリカ・ウェルズリー大学の研究チームが発表したところによると、
脳容積の減少の割合は、
生涯飲まなかった<過去に飲酒<現在適度に飲酒<現在大量に飲酒
ということで、やはり飲まないほうが脳容積の減りが少ないという結果。
適度のアルコール摂取では、加齢による脳容積の減少は止められないようです。
だからといって飲酒をやめるかどうかといえば……やめないですねー。(爆
私の場合、飲まなきゃ飲まないで全く困らないんですが、
飲んで楽しいときはやっぱり飲みたいですもん。
酒はコミュニケーションの潤滑油でもありますからね。

脳が萎縮するということは、物忘れが激しくなったり理解力が落ちたりするんでしょうが、
人間年を取れば頭の回転が遅くなるというのは、理に適っているように思います。
老化現象ということで限定して書きますけれども、
年を取って肉体的な面が弱くなっているのに、脳だけ若い頃のままだとしたら、
そのギャップに耐えられないんじゃないかと思うんですよ、精神が。
年を取って少しずついろんなもののテンポが遅くなって、理解力が落ちていくからこそ、
老いだったり、死だったりというある種の恐怖に向かっていけるんじゃないでしょうか。
老いることは決して喜ばしいことではないけれど、それもまた必然であるのですよね。
人間はやっぱり上手く創られているもんだと思います。
[ 2008/10/14 23:04 ] ニュース | TB(0) | CM(8)

「天地人」酒紀行 

「天地人」のロケが熊本城で行われたとのニュース……。
あまりに凛々しい北村一輝@直垂姿の景勝公を拝見して、昨夜からまた鼻血が!
この状態では、ワタクシ、来年は毎週日曜夜8時になると鼻血が止まらなくなるのでしょうか?(爆

ところで、福島&新潟&山形にて、「天地人」酒紀行なるものが発売されました。

「天地人」酒紀行

300mlの清酒3本セットで1,680円。
限定販売だそうです。



東光・愛

 山形県米沢市 小嶋総本店 「東光・愛」
 味のあるまろやかな酒。
 飲みあきしない辛口。








高千代酒造・天地人

 新潟県南魚沼市 高千代酒造 「天地人」
 のびやかで深みのある味わい。









名倉山・景勝公

 福島県会津若松市 名倉山酒造 「名倉山 景勝公」
 にごり酒の原酒を割り水した女性に人気の酒。









「景勝公」と命名されたお酒が「女性に人気」というところが何気にツボにございます。(笑
にごり酒といえば謙信のイメージですが、こちら「景勝公」は日本酒度がマイナス12。
謙信よりはまろやかってことなんでしょうかね。
その辺含め、いろいろ妄想しつつ、お正月にいただきたいと思います。
それまで我慢できるかしらん……。(汗
[ 2008/10/12 23:59 ] 天地人 | TB(0) | CM(8)

はろうぃぃぃ~ん☆ 

住宅街を歩いていたら、どこからともなく芳香剤の香りが……。

スミマセン、金木犀が満開です。(苦笑

今年は真夏から一気に秋へワープした感じで、
その急激な気候の変化で体調を崩している人も多いようですが、
一日一日、秋が深まってますね。

お仕事に行ったら、こんなものをいただきました。

ゴディバ    ミニプレッツェル

ゴディバ・ハロウィンコレクションの「ミニプレッツェル」です。

小さなプレッツェルをミルクチョコレートで包み込みました。
※オレンジのデコレーションは、ホワイトチョコレートに着色料で色づけしたものです。


最近は日本でもハロウィン商戦が激しくなってますね。
どこのお店でもお化けのカボチャばっかり。(苦笑
あんまり馴染みのない行事だと思うんですけど、みなさんハロウィンてなんかしてますか?
ちなみに我が家はスルー……。(爆
[ 2008/10/11 23:29 ] 食・グルメ | TB(0) | CM(10)

土曜ドラマ「監査法人」 

3ヶ月もたってから見てるわけでして、今さら感想書いてもなって感じが無きにしも非ず。(苦笑

「ハゲタカ」と何かと比べられていたNHKの「監査法人」ですが、
経済方面はド素人な一般市民にとっては、それなりに見応えある作品でした。
経済ドラマとしてはどうなのかと思いますが、人間ドラマとしては面白かったかな。
脚本家さん2人で書いていたせいか、話が尻切れトンボだったり伏線が放置プレイだったり、
キャラに矛盾というかブレが生じていて「ウソだろー」的な展開になっていたりとかしましたが、
粉飾決算、合併統合問題、銀行の破産と、日々新聞やテレビを賑せている事件を、
公認会計士という第三者であるべきであって、実はそうでもないという微妙な立場から、
しかし軽く、わかりやすくドラマにしたという点では、意欲作だったのではないでしょうか。
ただ……何を訴えたかったのかを考えてみると、結構曖昧?(苦笑

公認会計士は常に品位を保持し、その知識および技能の習得に務め、
独立した立場において公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
(公認会計士法 第一章 第一条の二)


この条項がおそらくメインテーマであったのだろうと思います。
ゆえに主人公を若く、社会経験も少なく、高卒から独学で資格を取った公認会計士にした。
教え込まれたとおりに「厳格監査」を貫こうとする彼は、後先考えずに現場に乗り込み調べ上げ、
大手企業を潰し、挙句に都市銀行まで破産させることができたのでしょう。
キャリアがある人間では、とてもあんな無鉄砲な行動は出来ません。
そこが上司との対立となって、緊張感あるドラマになっていたと思いました。
実際に監査法人で公認会計士として働く方々から見れば、
突っ込みどころがありすぎなドラマでもあったのではないかとは思います。
例えば、「粉飾を知っていて見逃した主人公は、なぜ罪に問われないのか?」という、
超素朴な疑問を、こんなド素人でさえ抱いてますからね。(苦笑
プロデューサのコメントを拝見すると、ドラマと実際の世界とのすり合わせにかなり苦労した様子。
考証の方からNGが出たりなんかもしていたようです。
ドラマはまず一般視聴者に内容を理解してもらわなければいけないわけですが、
実社会への影響や配慮もあるわけで、複雑な社会経済を描くことはかなり難しいのでしょう。
しかも公認会計士という、いわば経済の中心からは一歩引いた立場から描くわけですし。
そういうことはわかっているのですが、粉飾にしろ企業の癒着にしろ、
エピソードの描き方が非常に浅くかつ甘いので、経済ドラマとしては物足りない。
かといって、若き公認会計士の成長物語というわけでもないようだし、
ドラマとして中途半端だったなあという感想は拭えません。
それでも見応えあると思わせてくれたのは、旧時代の会計士と新時代の会計士の、
己の信念をかけた戦いがあったからでしょうか。
仕事をする上で大切なことは何か、誇りとは何か。
もしかしたら、大手企業と銀行、監査法人が共倒れになるところまでを、
もう少し丁寧に可能な線ギリギリまで掘り下げてくれたら、
文句無しに面白いドラマになっていたんじゃないかと、一視聴者は思いました。
ちなみに村松崇継さんの音楽は、ちょっとサントラがほしくなる美しさでした。

監査法人 DVD-BOX監査法人 DVD-BOX
(2008/11/28)
塚本高史 松下奈緒

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[ 2008/10/08 23:12 ] ドラマ・その他 | TB(0) | CM(4)

男か女か 

ネットで生活していますと、様々な方と出会います。
ブログやHPをこちらが一方的に訪問しているだけのこともありますし、
ご縁があればコメント欄やらBBS、メール等でお付き合いさせていただくこともあります。
さらに進めば、実際にお会いして親しくさせていただくこともあります。
みなさんからは刺激や知識をもらい、時には勇気やエールをいただくこともあり、
普通では起こりえない奇跡の出会いに感謝することが多々あります。

実際にお目にかかったり、郵便物等で直接コンタクトを取るようになった場合は良いのですが、
ただただネット上だけのお付き合いをしていますと、判別できないことがあります。
それは……。

男性か? 女性か?

ということです。
もちろん、明らかに男性か女性か判る場合もありますが、グレーなことも多いです。
つい先日もありました。
しばらく拝見させていただいていたHPがあるのですが、そのシンプルな作りと、
BBSでのやり取りを見る限り、管理人さんは男性だと思っておりました。
ところがその方が最近ブログを始められ、早速読んでみましたら、なんと女性でした……。
何でわかったかって?
それはあなた、たびたび「夫の話」が出てきたからですよ!
HP上ではそんなこと一言も漏らしておられなかったので、完璧騙されてました。(え?
「やー、女性だったんだ」と思うと、確かにそういう雰囲気が感じられるのですが、
未だに違和感ありまくりです。
思い込みって怖ーい!
「もしかして本当はこの人は男なんだけど、世を欺くために女のフリをしてるんじゃ?」
なんて、馬鹿げたことを考えてみたりもしましたが、そんなことをする意味が見出せない。(苦笑

そういう私も、実は男性だと思われていたことがあります。
ネット初心者だった頃、とあるHPのチャットに参加していました。
私はネット活動を始めてからずっと変わらずこの「カタリーナ」というHNを使っていまして、
当時もこの名前でチャットに出入りしていたんです。
で、そこでオフ会をしようということになりまして。
みんなで集合場所だとか目印だとかを話し合っていたときに、1人の方が、
「カタリーナさんて、女性だったんですか?(驚」
というような発言をされ、それに続いて次々と、
「え、そうだったんですか!?」
「女性だったんですね!」
「男性だと思ってましたー><」
というような発言が続きました。
みなさんにとっても衝撃だったようですが、
男性だと思われていたことに、私自身が一番大きな衝撃を受けてました!!!
それも1人ならともかく、多数の方に思われていたとは吃驚仰天。
いったいなぜ私は男性だと思われていたのか、未だに理解できていません。(苦笑
自分の思考や発言が男っぽいとは全然思ってないですし、
だってほら、HNだって「カタリーナ」ですよ???
いやそりゃね、名前なんてどっちでも名乗れますけれども。

まさかこのブログを読んで、「こいつ男だな」とか思ってる方はいらっしゃらないと思いますが、
私が勘違いしているブロガーさん、管理人さんがまだいらっしゃるかもしれません。
「失礼しました」と、先に謝っておきます。(苦笑
[ 2008/10/07 00:59 ] 日常 | TB(0) | CM(14)

古文書講座 1 

上杉熱が昂じて、ついに行き始めてしまいました。
古文書講座。

きっかけは、史料として読み始めた越佐史料です。
寛元元年から天正十二年六月までの越佐地方の歴史を編年体で編纂してあって、
例えば上杉関係であれば、ひとつの出来事に関して多数の文書や、上杉家御年譜、
甲陽軍鑑や北越軍記などを並列に読み進めることできます。
現代語訳されたものではないので、文章は漢文体であったり、和漢混合だったりで、
読解に時間がかかるのは当然なのですが、その前に躓いたのが変体かなでした。
この史料、変体かなもそのまま翻刻されちゃっているので、そこでお手上げ状態。
発作的に音訓引き古文書字典を購入してしまいました。
字典を読むだけでも勉強になるという言葉につられ、読み物としても活用してたんですが、
このあたりからだんだん雲行きが怪しくなりまして(苦笑)、
こういう翻刻物ではなく、古文書そのものを読みたいなあと思うようになり……。
ついに年に一度の県の古文書講座に申し込み。
行ってみてビックリしました。
なんと参加者90余名!
定員を大幅にオーバーしている上にお断りもあったとか。
古文書人気はすごいんですねえ。

さて、募集のチラシには「初心者大歓迎」とあったのですが、
「初心者大歓迎の文字はただの飾り」なことがほとんどですよね。
私のような超初心者がついていけるレベルなのか、かなりビクビクしていたんですが、
講師の先生の「この講座は初心者の方対象ですから、ご了解くださいね」の一言で、
なんとかなるかも?とちょっと安心。
で、最初のテキストがこちら。

源平藤橘

「源平藤橘」といって、人名によく使われる文字を学ぶ手習いの手本です。
書き順がわかるように丁寧に書かれているので、非常に読みやすいです。
子供たちは伊呂波をやって、数字をやって、それからこのお手本を学ぶんだとか。
「みなさんも昔の子供たちと同じように、これを手本に筆で書く練習をしてみてください」
先生はそう仰いましたが、さすがにそこまではなかなか……。
やったほうが数倍早く古文書が読めるようになることはわかってるんですけどね。(汗

導入は源平藤橘でおしまいで、続いて早くも書状の解読になってしまいました。
でも、非常にきれいに書かれていたので、判読できる文字が多くて助かったー!
たとえ翻刻ものでも、変体かなにある程度慣れていたのも役立ちました。
字典を読むだけでも勉強になるとの言葉も嘘じゃなかったです。
先生が一字ずつ解読して解説してくださったのもよかったですし。
「こういう文字は解読というよりも、形で覚えてくださいね」とか、
「これは筆の出入りじゃなくてちゃんとした文字ですから読んでくださいね」とか、
懇切丁寧なアドヴァイスで、あっという間に2時間の講座が終わってしまいました。


結局のところ、焦らず一文字ずつ読んでいくしかないということと、
私たちが漢字を学んだのと同じように、
一文字ずつ書いて覚えるのがベストということだと思いました。
ですので、1ヶ月間全5回の講座ですが、
講座が終わっても自力で読めるようにはならないと確信しました。(苦笑
[ 2008/10/04 22:25 ] 古文書 | TB(0) | CM(10)

どうしてもそう見えるんです。 

こんなものを上杉氏ゆかりの地にカテゴライズするのもどうかと思うんですが、
これを町で見かけるたびに、上杉謙信を思い出してしまいます。

新潟県信用組合


新潟県信用組合の看板ですが……。
上の白い部分が、どうしても行人包に見えるんです!
松平の野望~天下創世記~の元康さんのリクエストによりUPしてみました。
何でもこじつけたくなる歴史スキーの遊び心ということで。(苦笑

天地人リレー講演会 第11回 

「篤姫」がクランクアップして、いよいよ「天地人」も撮影が本格的になってきたようです。
ずっと想像するだけだったものが、だんだん形になってきているかと思うと不思議な気持ち。
そんな中、天地人リレー講演会に行って来ました。
今回のテーマは「直江状と江戸時代の教育文化」
直江状の存在を歴史的事実の観点から考察するのではなく、
教育という面から見ていくという、これまでとはちょっと違ったアプローチが非常に新鮮でした。

新潟県立歴史博物館

直江状というのは原本が存在せず、写しという形で伝わっているわけですが、
実はこれ、江戸時代手習いの教科書だったというのです。
そこで以前通った江戸文化の講座で習ったことを思い出しました。
江戸時代の教科書は「往来物」といって、子供たちはこれを持って寺子屋に通いました。
商人の子供は商人往来を、職人の子供は番匠往来を、農民の子供は百姓往来をと、
それぞれ別な教科書で学ぶので、寺子屋では当然マンツーマンの授業となります。
かえって刺激を受けそうな授業風景ですよね。
直江状もそういう「往来物」の1つだったそうなのですが、
じゃあ直江状で何を学ぶのかというと、消息文(候文)の書き方
当時は言文一致ではないので、そこのところはきちんと学ばないといけない。
いろはを習って漢字を習って、さらに文章語を習わないと書状が書けないわけです。
その候文を学ぶためには、著名な人が書いたとされる歴史的な書状が、
教科書として最適だったんですね。
ではその直江状が往来物として最初に登場するのはいつかというと、1654年。
直江状が書かれたのが1600年ですから、わずか54年で教科書になっちゃってるんですよ。
京都の中村五郎右衛門さんというところから、往来物の冊子として出版されています。
どうも1600年代というのはこうした歴史的書状による往来物の出版がブームになっていたようで、
その流れの中で直江状も刊行されたのではないかということでした。
しかしこの直江状、みなさんよーくご存知のように長いです。
とてつもなく長く、なおかつ難しいです。
普通の書状が3-4ページのところ、直江状は20ページ近くもあるそうで、
そんなものを候文のお手本にするのはどうなのか?と。(苦笑
1915-1917年に手習いのお手本としてどの往来物を使ったかという調査をしたところ、
3090人の解答があって、直江状使用者は1名ということでした。
これだけ長くて難しいんじゃ、使う人も少なくて当然な気もしますが……。(苦笑
それでもこの程度の調査で使っている人がいただけ、それなりに知られていたんだろうとのこと。
因みに人気ナンバー1の書状は今川状
こちらは教訓系の文書なので、候文の練習をすると同時に道徳も学んでいたんでしょう。
他に弁慶状だとか腰越状なんかが人気だったようです。
では、書かれてから50余年で教科書になった直江状は本物なのかどうか。
今現在確認できる直江状の写しは9つあり、最古のものは1640年の下郷本です。
これと同じ内容のものが1654年刊行の往来物。
しかしそれ以外のものも含め、これら9つの写しは文章が変わっていたり、
一節丸ごと入っていなかったり、かなりの異同が見られます。
一番信用すべき上杉家御年譜の直江状についても、1700年以降に書かれており、
下郷本とは随分異なる上に、普及していた往来物によく似ているため、
それらの往来物から採取したのではないかと仰っていました。
研究者の間でも偽書派と本物派がいて結論は出ていないそうですし、
一応家康を怒らせるような挑発的な書状は書いたんだろうけど、
それがこの直江状なのか、別な書状なのかはわかっていないのが現状のようです。
先生個人の考えとしては、この直江状は「面白すぎる」と仰ってました。(笑
例えば第9条に、<武器を集めるのは上方の武士が茶道具なんかを集めるのと一緒。
国による違いとご了解ください。>とあるのですが、
「そんなの了解できるわけがないです」と、先生の鋭いツッコミが。(爆
もしかしたら腰越状なんかと同じように、面白く作られたものなのかもな~なんて?
でも、たとえ作り物だとしても、内容的には非常に良く出来ている書状ですよね。
下郷本が1640年のものですから、江戸幕府がその土台固めをしていくそんなときに、
徳川をバカにしたり挑発したりするようなものが出回っていたとするならば、当時世間では、
徳川に対抗した上杉の存在に共感した人達もいるということなんじゃないでしょうか。
なかなか面白い講演会でした。
[ 2008/10/01 23:19 ] 天地人 | TB(0) | CM(6)