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いろいろなことを、気の向くままに。   
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Author:カタリーナ
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ダルダルな発表会…… 

オルガンの演奏会…というか発表会が終わりましたよ。やっと。
今回はいろんなことがぶつかって、正直練習に集中できた時間が非常に少なかったんですが、
まあそれは仕方ないとして、サイアクだったのが「風邪」ですね。
周りがインフルエンザだ風邪だと騒ぐ中、「あたしは大丈夫よ~」なんて言ってたんですが、
この演奏会のゲネプロの日、集まってみたら私以外全員が風邪ひきさん!
1人は37度4分の熱を押して、真っ赤な目のまま来ており、
しかも先生までマスク姿で「近寄らないで下さいね」って……。
これでうつるなって言う方がムリ?
でも風邪の場合、しゃべるだけで感染することは少ないというのを信じ、
帰宅後に念入りに手洗い&うがいを敢行。
しかし…………。
演奏会当日の朝、目が覚めたら寒気はするわ、吐き気はするわ、
体はだるいわ、お腹に力は入らないわで最悪な体調。
腕から手にかけて異常に熱く、熱も37度越え。
平熱が36度以下なので、ここまで来るとかなり辛いんです。

これまでほぼ完璧に予防してきたのに、なぜ、なぜ今日なのーーー!?

なるべく薬は飲みたくないので、かなり我慢していたんですが、
このままでは力が入らないと判断し、結局飲んでしまいました。
カネボウの柴胡桂枝湯エキス。
これが効くんですよね、私には。
どうも最近私の風邪は毎回胃腸に来てるらしくて、薬局で処方されたこれがドンピシャ。
正直美味しいと感じられない昼食を飲み下し、ヨロヨロしながら会場入りしました。
こんなの初めてだ……あ、じゃなかった。1回もっとひどいのがあったな。
だけどねー、やっぱり本番の気合って違いますね。
会場入りしたとたん、諸症状がピタリと治まりましたからね。
もちろん薬(漢方)が効いたっていうのもあるでしょうけど、
自分で自分の底力(!?)を褒めてやりたいとか思いながら、何とか本番を終えました。
ま、弾き終えれば、毎回反省ばっかりですが。(苦笑

その後、それまでの疲れもあったから寝込むかと思ったんですけどね、
ピンピンしてるんですよねー。(苦笑
あれはなんだったんでしょう。知恵熱? 幼稚園生だー。(爆
まだまだ肌寒いので、用心することにします。

さーて、新しい曲の譜読みするぞー。
この状態が、一番の至福のときです。(譜読み始めたら地獄~♪)
[ 2007/03/31 00:01 ] オルガン | TB(0) | CM(7)

針の降るような空気漂うリンク 

安藤美姫選手、金メダルおめでとう~。

このところ世間のニュースからすっかり遠ざかり、都知事選だとか、ホリエモンだとか、
シンクロだとか、フィギュアの世界選手権だとか、まったく範疇外になってたんですが、
たまたまテレビをつけたらリンクでウォーミングアップをしていたので、
「あ、フィギュアなんだ」って思ってながら見してしました。
というのは、そこに、張り詰めたというだけでは到底及ばない、
まるで針が降るような、恐ろしく冷たく尖った空気を感じたからです。
ウォーミングアップの時間に、火傷しそうなほど冷たいエネルギーを感じたのは、
本当に今回が初めて。
熾烈な争いを展開しそうな最終グループ。
「これはロッカールームが怖そうだな……」なんて思いました。

SP5位から銀メダルへ躍進した浅田真央選手もすごいですが、
やっぱり今回一番祝福してあげたいのは安藤美姫選手でしょうか。
頬にできたたくさんの吹き出物があんまり気の毒で、
きっとトリノ以来のストレスなんかが影響してるんだろうなと思って見たんですが、
そうではなくて、お薬のせいだったんだそうですね。
肩を痛め、足を痛め、痛みを止めるために摂取したたくさんのお薬が、
あんな形で副作用を起こしてしまったとか。
そういう苦労は彼女に限らず、誰でも通ってきているとは思いますが、
やはりトリノでどん底を見て以来の彼女の1年間は、
きっとそれ以前よりもずっと辛く厳しく、ハードだったのだろうと思うと、
自然と拍手をしたくなりました。
明日の(もう今日か)エキシビションが楽しみです。
[ 2007/03/25 00:57 ] スポーツ | TB(0) | CM(2)

紅梅、白梅 

久しぶりに青空が広がったので、産土神社にお参りに寄ってみました。

梅


紅梅白梅が咲き始めていました。
暖冬だったけれど、やっぱり春の訪れは嬉しいもの。

梅の花 一輪咲いても うめはうめ (豊玉発句集)

緑あふれる季節が待ち遠しいです。
[ 2007/03/23 21:52 ] 日常 | TB(0) | CM(0)

新人を育てるために。 

Yahoo!ニュースに、こんな記事が上がってました。

日本看護協会の調査では、人工呼吸、心臓マッサージ、
止血など救急救命術や注射などを、
「1人でできる卒業生が20%未満」という看護学校が半分を超えた。
「点滴を付けた患者の寝間着やシーツを1人で替えられない」
「患者の搬送時、ストレッチャーを真っすぐ押せない」。
毎年4月になると、東大付属病院の榮木実枝看護部長のもとに、
新人看護師を巡るトラブル報告が相次ぐ。


一読したときは、「何だそれは、大丈夫か!?」と思いましたが、
よく考えてみると、そう単純な問題ではないような気がします。
そもそも注射って医療行為ですから、学生時代に実地訓練することは不可能ですよね。
せいぜいクラスで仲間相手に練習(?)する程度で、資格を取って現場に出て初めて、
本当に注射をする機会がやってくるんじゃないですか?
そうすると、卒業時にちゃんと1人で注射ができるってことはまずないんじゃ……?
人工呼吸や心臓マッサージも、人間相手の研修はあるのでしょうか?
もしも、もしも自動車学校みたいに人形を使っているのだとしたら、
1人でできなくても当然なのかもしれないですよね。
今まで考えてもみなかったけれど、患者としては非常に恐ろしい状態ですね。
でもどんな分野でも、その技術をマスターして一人前になるには、
5年かかるとか、10年かかるとか言われるものがたくさんあります。
看護師さんやお医者さんも、そうですよね。
血管を見極めて一発で注射針を刺すのにだって、知識だけじゃなく、
やっぱり経験が必要でしょうし。
話はちょっとずれますが、いつも行く美容室でシャンプーを担当してくれる、
新人の美容師さんがいます。
なぜか私のことを気に入ってくれたみたいで、
毎回シャンプーやマッサージをしてくれるんですが、あるとき、
「やっぱり私たちみたいな新人に、カットされるのはイヤですよね」って言うんです。
正直に言えば不安です。ええ、ものすごく不安です(苦笑
そんな彼女たちのために格安のカットモデルなんかを募集しているわけですが、
その言葉を聞いたとき、
「そうかー、こういう新人さんも育ててあげないとだめなんだなあ」
と、なんとなく見守るオバサンな気持ちになったんですよね。(苦笑
それと同じで、やっぱり看護師さんも現場で鍛える以外に成長はない。
ただ、そう悠長なことが言っていられないのは、それが命に関わる問題だからですよね。
今は叩かれ弱い子が増えていて、それも問題だという話はちらほら聞きますが、
それだけではないんじゃないのかなあ。
看護学校で知識だけ頭に入れても現場じゃすぐに使えないわけで、
資格を取って初めて学べる技術を習得させる制度ってものが、
今はもしかしたら必要なのかもしれませんね。
病院の新人教育や研修とは別に、現場に出る前に。
ミスを許されない新米看護師に研修医。とても難しい問題だと改めて思いました。
[ 2007/03/20 21:51 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

「しゃべれども しゃべれども」 佐藤多佳子 著 

今年は毎日本を読むと決めたのもつかの間、いろんなことに振り回されているうちに、
結局1ヶ月近くページをめくらない日々が続いてしまいました。
 ずっと持ち歩いていたので、
すっかり角がひしゃげてしまいましたが、ようやく読了。
佐藤多佳子さんの「しゃべれどもしゃべれども」です。
miyukichiさんのブログで紹介されていたのに興味を持ち、早速買いに走りました。

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
(2000/05)
佐藤 多佳子

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落語家の今昔亭三つ葉は、二つ目になって5年。
弟子の稽古嫌いで面倒くさがりの師匠と、
自宅で茶の湯を教えている気の強いおばあさんに振り回されつつ、
自身の仕事場を開拓すべく日々精進している。
そんな彼が、ちょっとしたことから、落語には何の縁もない4人の弟子を持つことになる。
それぞれにコンプレックスを抱え、一筋縄にはいかない者ばかり。
そんな彼らに自信を持たせようとする三つ葉だが、自分がスランプに陥ってしまう……。

生きていく上でぶつかる人生の壁、何かをやり遂げようとする中でぶつかる実力の壁。
それを乗り越えようとする彼らは、実際とても不器用で要領が悪いんです。
でもだからこそ、自分にどこか似た部分があるからこそ、どんどん共感していくのでしょう。
さらにどんどん応援したくなるのは、彼らが決してその壁の前から逃げないから。
落語のようにテンポの良い文章と、魅力的な人物たちに心が暖まります。
こんなに後味が爽やかで、何となく微笑んでしまうような作品は、久しぶりかもしれません。
5月には映画も公開。
動く三つ葉たちに、会ってみたくなりました。

最後に、佐藤多佳子さん、吉川英治文学新人賞を受賞されましたね。
私的にはタイムリー。(笑
受賞作「一瞬の風になれ」も楽しみです。(早く文庫になってねー)
[ 2007/03/19 22:21 ] その他小説 | TB(1) | CM(4)

オメデタ、オメデトウ! 

中学時代の友人と、卒業以来初めて一緒に食事をしました。
中学のときはクラスが離れても交換日記をするほど仲がよかったのですが、
別々の高校へ進んでからは全く交流なし。不思議なものです。
それからは、とりあえず年賀状で近況は何となく把握している……という関係でしたが、
このたび急に思い立って、上京するのをきっかけに食事に誘ってみました。
そして昨日、東京駅で再会。
実際は何度か会ってはいるのだけれど、ゆっくり話すのは本当に卒業以来。
仕事に頑張り、結婚してまた再就職を果たした彼女は、
前よりもずっと輝いて、生き生きとしているように見えました。
でも人には見えない悩みがあるものですよね。
結婚して何年くらいになるのか記憶が曖昧ですが、
なかなか子供ができなくて、しかも後から結婚した友人に越されたりして、
気にしないようにしていてもかなりのプレッシャーを感じていたとか。
私は勝手に、何らかの思いで子供を作らないカップルなのかと思っていたのですが、
そうではなくて、本当にとても悩んでいたみたいなのです。
「子供は?」って気軽に聞いてみてもよかったんでしょうけど、
これまでに不妊に悩む友人を2人も見てきていたので、
私には、そう簡単にできる質問ではなかったんですよね……。
でもちょっとした会話から、彼女が現在「オメデタさん」であることがわかり、
私もまるで我がことのように大喜びしてしまいました。
今まで何人もの友人たちのオメデタ報告を聞いたけれど、
こんなに嬉しかったことは未だかつてありません。
ずっと子供ができなくて悩んでいたという話を聞いたからではなく、
単純に彼女に赤ちゃんができたことが嬉しかった。
でもそれは、結婚してから随分時間がたっているからなのかな。
私も心の奥底で、彼女のオメデタ報告を待っていたのかもしれません。

1ヶ月の間に、失った命と生まれる命の両方を経験しました。
生命の美しさを思わずにいられません。
ちょっと、感傷的になっちゃった。(苦笑
[ 2007/03/16 20:57 ] 日常 | TB(0) | CM(0)

化粧水は質より量! 

2月の陽気がウソのように、ここ数日吹雪いています。
寒い~~~~!
今年は暖房費が節約できてよかったなあと思ったのもつかの間、
灯油がバンバン減ってくよ!
うちのほうはとにかく風が強くてたまりません。
体感温度が気温より低いのはもとより、乾燥の酷さは手に負えない。
さすがにお江戸の空気よりは湿気があるものの、寒風にさらされた手や顔は、
みるみるうちにカサカサ、ガサガサになります。(ひー
もちろん部屋の暖房による乾燥も更なる悪影響を与えてますが。
もともと敏感・乾燥肌の傾向にある私は、この時期、
半端じゃない量の化粧水を必要とします。
昔は勧められて結構いい化粧品を使ってたんですが、あまり効果がない。
それであれこれ試した結果、化粧水は質より量だという結論に達しました。
いいものでも、チビチビ使ってたんじゃあ埒が明かない。
今じゃそこそこのお値段で、惜しみなくザバザバ使えるやつを常備してます。
もちろん手にも化粧水をザバザバ。
ハンドクリームはべたべたするのでイヤなんですよね。
化粧品店の販売員さんには、
「まだ大丈夫ですけど、でもやはりそろそろ栄養のあるものを使わないと」
と、しょっちゅう言われるのですが、毎回テキトーに流しています。
ある程度のものであれば、質より量だと思いますもん。
とはいえ食べ物の場合は、量より質重視ですよ、当然。(笑
ふー、今日も一日雪のようです。
[ 2007/03/14 00:47 ] 日常 | TB(0) | CM(2)

幸運探偵~風烈光の事件簿 

さ、さ、佐々木蔵之介がウィンクしてる~~~!
もうその映像だけで、椅子からずり落ちました、ワタクシ。
私的には蔵之介さんは無口で黙々……というような役のイメージが強いので、
このように壊れ気味な一面を見せられて、かなりクラクラしております。(笑

最近はCMも続きをネットで見る時代になりました。
そんな中、NTT西日本が提供しているムービーは、
ドラマを見ながら遊べる「あそむび」という新しいスタイル。
まずは30分程度のドラマを見たあとクロスワードパズルを解くと、
エンディングとおまけのゲームにたどり着きます。
そしてズバリ、そのタイトルが。

幸運探偵~風烈光の事件簿

風烈光って、フレッツ光ですよね。(笑
とても使えそうにない探偵・風烈光が、降って湧いたようなラッキーなきっかけで、
見事に難事件を解決していくというのが大まかなあらすじです。
先に書いたように、ダメダメ探偵には佐々木蔵之介さん。
「お嬢さん、光の速さをご存知ですか?」というセリフになぜか赤面してしまいます。(笑
ほか、相変わらず乱暴な口調が魅力の寺島進さんや、
どこかつかめない感のある温水洋一さん、スベリそのものが個性のようなビビる大木さん、
そして爽やか担当に長澤まさみさんを配するなど、キャスティングも豪華。
ストーリーは若干スベリ気味な探偵ものをイメージしていただければいいかと思いますが、
個性豊かなキャストのおかげで、ちょっと楽しめるものに仕上がっています。





口コミで広がって、アクセス数もかなりのようですが、
ヒットの要因は、遊べるムービーというよりも、やっぱり作品の面白さじゃないでしょうか。
短いながらもキャストの魅力がよく引き出されているし、
クスッと笑いも入っています。

うちは東日本の管轄なので、西日本にお世話になることはできませんが、
「ADSLでは画像がうまく再生されない。だから光にしよう!」
というメッセージはよく伝わってきました。(苦笑
ええ、ええ、ADSLじゃあ遅いですよ。
高画質を選んだら画像は乱れるし、低画質じゃあ細部が綺麗じゃないですしね。
事件簿はこれ1つでおしまいなのかな? 是非続編に期待したいものです。
[ 2007/03/12 01:40 ] ドラマ・その他 | TB(2) | CM(5)

あやちゃんがジャルジェ将軍に見えてきた 

あやちゃん、ご出産おめでとうございます。

あやちゃん(中山秀征夫人・白城あやか)といえば、
去年の今頃は「エリザベート」のガラコンの話題で持ちきりで、
「今後は歌をライフワークにしたい」発言があったとの情報もあり、
そろそろ芸能界復帰かなあなんて密かな期待に胸膨らませていたのですが、
それがまさかのご出産!!!
3児の母になったと聞いたときも、「え、3人? あやちゃんすごいなー」と、
しっかりママさんになったであろうあやちゃんに勝手にエールを送ったものですが、
この少子化の時代に4人目と聞くと、ただただ拍手を送るばかりです。
そしてまた、その4人が4人とも全部男の子!
世が世なら、あっぱれな嫁として大切にされたことでしょう。
でもね、きっとあやちゃんは女の子が欲しかったんだろうなあって、
ファンは勝手に思ってしまうわけですよ。
女の子を産んでいずれは宝塚にって、思ってたんじゃないかなーと。
そう思うと、なんだかあやちゃんが、ベルサイユのばらのジャルジェ将軍に見えてきました。
男の子が欲しくて欲しくて6番目までチャレンジしたにもかかわらず、
夢破れ、末娘を男の子にするしかなかったジャルジェ将軍。
あやちゃんも女の子が欲しくて6番目までチャレンジして、
叶わなかったら末の子を女の子として……や、これは無理だって。(爆
いずれにしても、このまま温かい家庭を維持していって欲しいものです。
だけどこの4人の息子が大きくなったら、あやかママに男5人の家庭になるってこと?
うっわー、なんか想像しただけですごそうだー。
頑張れあやちゃん!
[ 2007/03/09 23:45 ] 日常 | TB(1) | CM(2)

雪が積もりました 

山茶花

暖冬暖冬といわれ続けたこの冬。
3月になってようやく、銀世界が訪れました。
つい数日前までのぽかぽか陽気がウソのよう。
家の山茶花も白い雪に埋もれています。
明日の朝は初雪かきになりそう。
[ 2007/03/08 00:03 ] 日常 | TB(0) | CM(2)

花よりもなほ 

ゆるい。本当にゆるい映画でした。
だからといって、面白くなかったわけじゃありません。
ゆったりと過ぎ行く江戸時間と人情がとても心地よく感じられ、私はむしろ好きです。
当然、「時代劇は殺陣だよ!」という方にはダメでしょう。
立ち回りどころか、事件らしい事件さえ起こらないんですから。

花よりもなほ 通常版
花よりもなほ 通常版


物語は、剣術がからきしダメな青年武士が、
父親の仇を討つために裏長屋で暮らしつつ、その時を待っているというもの。
私がこの作品に興味を持ったのは、公開当時、
「仇討ちが当然の時代の話なのに、仇討ちをしないなどという馬鹿げた設定があるか」
という批評を読んだからでした。
いやもちろん、岡田くんの侍姿が妙にカッコいいわという、ミーハー心もありましたが。(笑

さて実際に見てみると、その批評も一理あるなと思いました。
元禄といえば武士の仇討ちは当たり前で、
死ぬことよりも死なずにその醜態をさらすことのほうが恥とされた時代。
戦がなくなって武士の武士たる存在が希薄なっていく中で、
だからこそ余計に武士の体面を重んじるようになったと時代考証の本にはあり、
そこから考えると、剣があまりに弱いことをたいして悔やみもせず、
仇討ちにさえ疑問を感じてしまう主人公は、ちょっと特異な存在になってしまいます。
確かに他の小説などを読んでみても、仇討ちが嫌で、
敵がどこか勝手に死んでくれるのを待つ、などという話もありますが、
その主人公は、そうした己を恥に思いつつ、地元からのプレッシャーに耐え、
武士としての体面と自分の気持ちの間で苦悩する姿に描かれています。
争いを避けて逃げるなどということは、通用しない時代であったわけです。
また裏長屋という庶民の生活の場が舞台とはいえ、
全体に死ぬことよりも生きることを考えようという流れも、
どちらかといえば今の時代に即したテーマとも言えるでしょう。
ただ、同時に赤穂浪士の討ち入りを描いたことにより、
どちらが「正しい」というだけではない「何か」を提示している点は見事だと思いました。

しかし私は、ここではそんなことを問題にしていいのかな?と感じました。
れっきとした時代劇という形をとったからこそ違和感も感じられたのでしょうが、
この映画は時代劇でなければならなかったのだと思うのです。
この場合、時代劇=ファンタジーの世界という意味ですが。
つまり、作中にちりばめられたたくさんのメッセージ、
例えば「憎しみは憎しみしか呼ばない」とか「勝ち組・負け組って何だよ」とか、
普通に聞いたら説教くさくなるからこそ、こういう手法に出たんじゃないでしょうか。
描かれているのは、貧乏長屋の日常生活。
主人公の仇討ちもそうした日常生活の一部でしかないし、物語に起伏がない分、
退屈な作品と感じる人も多いかもしれません。
でも自分もこの長屋の住人になって入り込むことができると、
そこに生命力に溢れた力強い、人間の営みを感じることができると思います。

桜が潔いのは、来年もまた咲くことを知っているからじゃないの?
じゃなきゃ、こんなに潔く散れないよ。

とても印象的なセリフでした。
タブラトゥーラの音楽が、作品に活気と華をもたらしています。
[ 2007/03/07 00:08 ] 映画 | TB(1) | CM(2)

リモコンで操作されるハト 

あまりにも痛々しい写真に目を疑ってしまいました。

中国の科学者たちが、
ハトの脳に微小電極を埋め込んで飛行を制御するのに成功したと発表した。



ロイターの記事です。
ここに、頭に小さな電極チップを埋め込まれたハトさんの写真が添えられてました。
中国のロボット工学研究所の実験だったそうですが、コンピューターを通して信号を送ると、
ハトさんの頭に埋め込まれた電極が脳の様々な部分を刺激し、
それによってハトを思うように操作できるというものです。
現段階ではハトの飛行方向を上下左右に自由に操れるというところのようですが、
この技術を実用化するのが彼ら科学者たちの目標だといいます。
しかしどのような形での実用化を目指しているのかは明らかにしていません。

これは動物虐待とも取れる実験だと感じましたが、問題はそれだけではないんですよね。
ハトの脳を操ることができるということは、それによって様々なことが可能になります。
今まで発明された科学技術で、軍事に使われなかったものはないといわれていますから、
このリモコンハトも、軍事用に開発されていくのでしょうし、
現にそういった類の研究はどんどん進められているとも聞いています。
偵察、監視、自爆テロ、あるいは…殺人だって、遠隔操作でやってしまえるのでは?
さらに研究を進めていくうちに、もっと高等な脳を制御できるようになるのかもしれません。
そしていつかは、人間さえも支配できるようになるのでしょうか。
知らない間に脳に電極チップを埋め込まれ、自分の意思とは関係なく、
しかしあたかも自分の意思であるかのように行動させられてしまう……。

ふと、山之口洋氏の「オルガニスト」という作品を思い出しました。
音楽を、それもオルガンを偏愛する天才オルガニストが、
事故によって使い物にならなくなった体を捨て、脊髄を切ってマンドラゴラをつなぎ、
それを介してコンピューター制御されることにより、オルガニストとして復活します。
しかも彼は、そのために何のためらいもなく己の人間性を捨てるのです。

そんなSF的サイボーグが、遠からず現れるのでしょうか。
ゾッとするニュースでした。
[ 2007/03/03 23:10 ] ニュース | TB(0) | CM(4)