Step by Step

いろいろなことを、気の向くままに。   

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新しい世界を見せてくれた人たち

2018年もあと3ヶ月となりました。
まだ3ヶ月を残してはいますが、
今年はいろいろな世界で時代を牽引してきた方々が、
次々と亡くなられた年のように思います。
特に子どもの頃の私に、新しい世界を教えてくれた方々が、
多くこの世を去ってしまいました。

1月14日、夏木陽介さんが亡くなりました。
私が初めて拝見したのが大河の「徳川家康」で、柳生宗矩を演じてらっしゃいました。
精悍でかっこよくて、また柳生宗矩という役がぴったりで、
この作品で名前を記憶した俳優さんのひとりでした。
お名前もとても素敵で、子ども心に「大人の俳優」として憧れたところもありました。

2月22日は礒山雅さん
国立音楽大学の教授で、私は師事したこともお目にかかったこともありませんが、
学問としての音楽に対して、楽しむ目線を教えてくれた方でした。
まさか雪で足を滑らせての怪我が原因で亡くなられるなんて……。

3月14日に亡くなったスティーヴン・ホーキング博士
わからないなりにも、物理や宇宙の世界へ目を向けさせてくれた人でした。
いつだったかの発言にあった、
「死んでしまえばスイッチOFFになるだけで、天国だの来世だのはない」
ということがとても印象に残っています。

4月5日には高畑勲さん
初めてお名前を知ったのは「火垂るの墓」です。
小さいときから、アニメといえば声優さんにしか興味がなかった私に、
「絵」を作り動かす仕事があることを意識させてくれた人でした。
ジブリの作品の素晴らしさのひとつは、
作品の中で気温や風、空気の感触を感じさせることにあると思っています。

5月2日、かこさとしさんが亡くなりました。
実は私、訃報を聞くまでお名前を存じ上げなかったのですが、
あの超有名な絵本「からすのパンやさん」の作者でいらっしゃいました。
本を読まない私をも、絵本の世界へ引込んでくれた人。
見開きいっぱいに描かれたパンから芳ばしい香りが漂ってくるようで、
飽きずに眺め続けたのを覚えています。

6月18日は加藤剛さん
「大岡越前」で娯楽時代劇の面白さを教えてくれた人。
端正な顔立ちに月代がよく似合い、その穏やかなセリフ回しもあってか、
示される正義や人情が嘘なく見えました。
時代劇での美しい所作には、子どもながらに背筋が伸びるようで、
同じ娯楽時代劇でも、「水戸黄門」や「遠山の金さん」とは一味違う、
良い意味で「かしこまった」感じがとても好きでした。

7月2日、桂歌丸師匠が亡くなりました。
落語、というよりも笑点で「大喜利」の楽しさを教えてもらいました。
それは噺家としては不本意かもしれません。
でも「人を笑わせる」ことは、多くの知識と技が必要で、
それらを常に磨いてこそ「芸」として見せられるのだと知りました。
歌丸師匠はいつもいじられていて気になることもありましたが、
それが、良くも悪くも「許される世界が存在する」ことも学びました。

7月18日に82歳で亡くなった常田富士男さん。
日本の昔話を読むと、常田さんか市原悦子さんの声で脳内再生されるほど、
生まれたときからお世話になった声優さんです。
独特の声質と語り口、よくぞ「日本昔ばなし」に起用してくださったと思います。
後年、「天空の城ラピュタ」のポムじいさんで再会したときは、
パズー同様に「よく知ったおじいさん」に出会ったような気になりました。

8月13日、まだ60代だった石塚運昇さんの訃報。
初めてお名前を知ったのは「銀河英雄伝説」のヨブ・トリューニヒト役ででした。
厚顔無恥、巧言令色といったトリューニヒトの特色を、
声だけでこれほど見事に表現できるのだということに脱帽しました。
「声優ってすごい」と思った第一号かもしれません。

9月11日の訃報で、久しぶりに小藤田千栄子さんを思い出しました。
ミュージカルの評論家として、数々の公演評を書いてこられました。
演劇に興味を持ち始めたものの、まだ学生でそれほど舞台を観に行けなかった頃、
小藤田さんの公演評を随分と参考にしたものです。
「評論」というものをきちんと通して読んだのは、小藤田さんのものが最初でした。


今年はこの他にも、
大杉漣さん、衣笠祥雄さん、岸井成格さん、西城秀樹さん、津本陽さん、
永田穂さん、菅井きんさん、さくらももこさん、 麻生美代子さん、ニール・サイモンさん、樹木希林さん、等々
強いインパクトを残した方々が亡くなりました。
そんな中で、私にとっては「新しい世界を見せてくれた人」がたくさん亡くなり、
それだけ歳をとった、長く生きたのだなあと、ほんの少し寂しく思いました。
しかしこれから先、また「新しい世界」を教えてくれる人は現れるでしょう。
だって、私がこの世の中で知っている世界など、猫の額ほどもないでしょうから。
だからこそ、いつでも好奇心を忘れずにいたいと思います。

私に新しい世界を見せてくださった方々との出会いに感謝。
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季節を彩る「はな言葉」‐花のドレスと花言葉109- 葉菜桜花子 (著)

Twitterで回ってきたのを見て、すっかりファンになってしまった葉菜桜花子さんの「はな言葉」。
いろいろな表情をした女性たちに、枯れたり散ったり萎れたりした花のドレスを着せて、
花も女性もさらに輝かせようというイラストが、1冊の本にまとまりました。
季節を彩る「はな言葉」‐花のドレスと花言葉109-

桜の花びらのドレスを纏った女の子は、春の訪れに嬉しさを感じつつもどこか恥ずかしそうで、
キンギョソウの花びらのドレスを着た女の子は鼻歌まじりで元気いっぱい、
デルフィニウムの帯を締めた母と幼い娘の仲良しぶりは微笑ましくも羨ましく、
ダリアの花びらに身を包んだ女性は、決意に満ちた前向きな表情を見せ、
パンジーの華やかなドレスを着た女の子は、大人になろうと背伸びをしているようにも見え。

花にはそれぞれにイメージがあると思いますが、それ以上に感情にも似た表情があることに驚きます。
イラストに添えられた花言葉はシンプルでいてとても優しく、
どのページを開いても、ふっと笑みが漏れるような、そんな温かさにあふれています。
ポストカードが販売されたら、「はがきを書く楽しみができそうだなー」と、
そんな気持ちになりました。



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